ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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04 ヒーロー手帳

色々とあった次の日

 

ソラは朝食の焼鮭に感動したり、梅干しを食べて酸っぱそうにしていたりと色々と新鮮な気持ちになっていた。

 

「これでソラさんの服を。それに昨日お願いしていたものも」

 

ヨヨさんはお財布をましろに渡していた。そういえば昨日は何だかんだで買い忘れてたからな。

 

「うん。ローズオイルにシナモンスティク……干したカエルだっけ?何に使うの?」

 

「フフフ」

 

本当に何に使うのか謎だよな……

と言うかソラはソラで洗い物をしてるけど、泡だてすぎじゃないか?

 

「お買い物の間はこの子の面倒は私が見ておくわ」

 

「良い子でお留守番出来ますか?エルちゃん」

 

「えるぅ~」

 

「そっか、本当の名前がわからないからね」

 

だからってエルって、安直すぎないか?

そんなことを思っているとヨヨさんが何故か驚いた顔をしていた

 

「何か?」

 

「いいえ、素敵な名前だって思っただけよ」

 

「………………」

 

グーリは何だかヨヨさんを睨んでるけど、どうしたんだ?

 

 

 

 

 

 

三人で買い物に向かうことになった。因みにグーリは姿を見られるとまずいので、姿を消している。

 

「昨日襲ってきたやつ……えーと……ザブトンだっけ?カツドンだっけ?」

 

「大体そんな名前だったと思います!」

 

「それにしては名前負けしてるような…………」

 

あんまり旨そうに思えない。

 

「ばったり出くわしたらどうしよう?」

 

「私が追い払います!安心して、私に任せて……」

 

ソラが言いかけた瞬間、すれ違った人のスマホの着信音に咄嗟に身構えていた。

 

「スカイランドにはスマホとかないみたいだな」

 

「任せちゃって大丈夫かな?」

 

「取り乱しました……例え火の中、水の中、どこにいてもヒーローは冷静沈着でなければなりません!この世界の機械に驚くのはこれが最後です!」

 

「多分だけど、スマホで驚いてる時点で他の物を見ても驚きそうな気がするぞ」

 

「大丈夫です!」

 

「あ、あはは……」

 

ましろはただただ苦笑いをするのであった。

 

 

 

 

 

予想通りと言うかなんと言うか……ショッピングセンターに着くやいなや……ソラは建物の中に市場がと驚いたり、エスカレーターに驚いたり、パッパーくんに驚いたりとなんと言うか……仕方ないと言うか…………

 

『それで何でお前は店の外で突っ立てるんだ?』

 

「頭の中に声が!?」

 

『今はお前の中にいる状態だからな。お前も心の声で会話してみろ』

 

『こんな感じか?』

 

『そうだ。それでいい』

 

便利な能力だな。まぁ確かに一人言だとヤバイやつだと思われそうだな。

 

『それで何で小娘たちと一緒に店に入らない?』

 

『いや、僕……男だし……』

 

女子の服とか付き合うのは苦手と言うか男なら誰だってそうだろうし……

 

『仕方ないやつめ』

 

仕方なくはないだろ……とツッコミを入れていると服を選び終わった二人が出てきた

 

「桜空さん!どうですか?似合いますか?」

 

「うん、似合ってる」

 

何だろう?さっきまでジャージだった子がスカートとかはくのを見ると、ちょっと新鮮と言うか……

 

「桜空くん、こういう服が好みなの?」

 

「ましろ……何でそうなるんだよ……」

 

「私の時はあんまり褒めないのに」

 

「いや、それは……」

 

「きっと桜空さん的には、ましろさんはどんな服でも似合うから褒めないだけでは?」

 

「そ///そうなの?」

 

「えっと……まぁ……うん」

 

ソラ……頼むから変なことを言わないでくれ……

 

 

 

 

 

 

買い物を済ませ、近くのバーガーショップ前のベンチで休憩することになった。ソラはと言うとこっちの世界の服を着れたことで何だか嬉しそうにしていた。

 

「そういえばソラちゃんは何でヒーローになりたいって思ったの?」

 

「それは……本物のヒーローを見たから……でしょうか」

 

ソラは語った。ヒーローを目指すきっかけになったことを……それは幼い頃にいってはいけない森で迷子になったらしい。ソラはただ泣きじゃくだけで……そんなソラに森に棲む何かが迫ってきたときに、一人のヒーローがソラを救ったらしい。

 

「あの日私はヒーローに……私のヒーローに出会ったんです!」

 

「そっか……」

 

「自分だけのヒーローか…………」

 

「桜空さんもヒーローになりたかったんですよね?」

 

「まぁ……切っ掛けは…………」

 

いざ話すと恥ずかしいな。やめておこうと思った瞬間、バーガーショップから悲鳴が聴こえ、振り向くとそこには昨日の怪人がハンバーガーを奪って食べ尽くしていた。確か名前は……えっと……

 

「ザ……ザブトン!?」

 

「お前ら!と言うかザブトンじゃないのねん!カ!バ!ド!ン!」

 

「許しませんよ!カツドン!」

 

「カバドンだって言ってんだろ!」

 

「そもそもカバの予想が見当たらないんだけど……気のせいか?」

 

「うるさいのねん!えーい!あのガキンチョはどこだ!?」

 

「なっ!まだエルちゃんのことを諦めてないんですか!」

 

「フン!まぁいいのねん!昨日のお礼をするのが先だ!」

 

カバドンは昨日と同じように黒いオーラを発動させ、今度は自販機がランボーグに変わった。

 

「ランボーグ!」

 

ランボーグはペットボトルのミサイルを発射して、ソラに目掛けて放っていた。

 

「YOEEEEEEE!そして俺!TUEEEE!」

 

「仕方ない!やるしかない!」

 

「桜空くん………」

 

「大丈夫……昨日みたいな怪我はなるべくしない……グーリ!」

 

「力を解放しろ!」

 

「来い!氷龍!」

 

両腕が青くなった。攻撃の時はなるべく力を抑えないと……

 

「……未熟です。憧れのあの人の背中は遥か遠い!ヒーローの出番です!」

 

ソラはスカイトーンの真横のツマミを下にスライドさせ、スカイミラージュに装着した後に透明なノースリーブの姿で

 

「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!」

 

「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」

 

みるみる内にソラは変身していき……そして昨日のヒーローの姿に変わった。

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

「キュアスカイ……」

 

「行きますよ!桜空さん!」

 

「その前にましろを安全なところに!」

 

ランボーグはペットボトルミサイルを発射していく。スカイはましろをお姫様だっこして、安全な場所へと避難させようとするが、ミサイルが二人を狙っていた。

 

「やらせるか!」

 

僕は迫り来るミサイルを弾き飛ばしていく。昨日は無我夢中でやっていたけど、こうして意識してれば加減は出来るな

 

「くそ!やれ!ランボーグ!」

 

間合いを取りながら、攻撃を仕掛けてくるランボーグだけど、僕は攻撃を全部弾いていく。そしてスカイも駆けつけてきた。

 

「桜空さん!」

 

「えぇい!これならどうだ!」

 

ランボーグは巨大なペットボトルミサイルを発射してきた。あのサイズは流石に弾くとなると……

 

「任せてください!」

 

スカイは巨大なペットボトルミサイルを受け止め、そのまま回転し……

 

「大!回!転!プリキュア返し!」

 

巨大ペットボトルミサイルをそのままランボーグに返し、ランボーグは地面に倒れこんだ。

 

「今だ!」

 

「ひろがる!スカイパンチ!」

 

「スミキッター」

 

スカイはそのまま必殺技をくり出し、ランボーグは元の自販機に戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

ランボーグが消え、カバドンは逃げていった。僕とスカイは元の姿に戻り、ましろの所へと駆け寄ると……ましらは何かを閃いたのかソラの手を引き❗ある場所へと向かった。

 

 

 

 

 

ましろがソラを連れていった場所はprettyholicだった。

ましろは新発売のメモ帳を手に取り……

 

「これ、ヒーロー手帳の代わりにならないかな?発売前から情報をチェックしてお小遣い貯めてたんだ。でも今これが必要なのは私じゃなくて、ソラちゃんって気がするから。ね、プレゼントさせて」

 

「ダ……ダメです!もらえません!どうして……」

 

「本物のヒーロー見ちゃったからかな」

 

ソラは嬉しそうにしながら、手帳を受けとるのであった。

 

「そういえば桜空くん、怪我は?」

 

「うん、大丈夫そうだ」

 

「自然にコツを掴んできている。後はその内な」

 

その内か……まぁ確かにグーリの力を全然扱えてないから……頑張らないと

 




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