ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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41 雪の呼吸の使い手あらわる 中編

桜空side

 

ましろと二人で紫乃に街の案内をし、少し休憩として近くにあったベンチで座る僕ら。

 

「何だか悪いな。わざわざ案内してもらって」

 

「まぁヨヨさんに頼まれたし……」

 

と言うか聞くべきかな?紫乃が何者なのか?ノアが警戒するほどの存在なのか?どうしても気になるけど……本人が気にしていたらと考えるとな~

 

「紫乃くんは何処に住んでるの?」

 

「ん?すこやか市って所だよ。温泉とか色々とあるところで……なんと言うか名前の通りすこやかに過ごせるようにって感じだな」

 

「へぇー」

 

ましろは普通に聞いてるけど、まぁ差し障りのない話題ならいいか……

 

「その……紫乃くんの力について聞いていい?」

 

ましろ……それ、聞いてもいいことなのかよ……紫乃は少し考え込むと……

 

「まぁ気になるよな。特にあのノアって人に警戒されたし……」

 

「何だかごめんね。でも話したくないなら……」

 

「いや、話すよ……二人はプリキュアって知ってるか?」

 

「「えっ!?」」

 

何でプリキュアのことを?ヨヨさんが話した?でも知っているかなんて聞くから……ましろやソラやツバサの事を聞いているとかではない感じだし……

 

「この街にも怪物が現れて、それと戦う戦士……プリキュアがいるって聞いたけど?」

 

「あー、うん、知ってるよー」

 

「あ、あぁ」

 

「すこやか市にもビョーゲンズって言う怪物を操る奴等が現れて……それと戦うプリキュアもいたんだ。僕はそのプリキュアと一緒に戦っていた」

 

「「え?」」

 

紫乃の話を聞くと、紫乃はプリキュアと出会う前に別の世界から来た鬼を狩る組織の二人と出会っていたり、その二人と出会う前に会ったとある人物に鬼狩りの人たちが使う特殊な戦闘法と刀を譲り受けたらしい。

 

「これがその刀だ」

 

紫乃はそう言って背負っていた竹刀袋から刀を取り出した。こんなところで出しても大丈夫なのかと思ったけど、どうにも認識をずらすようにされているらしく、普通に取り出しても問題はないらしいけど……何で僕らには普通に見れるんだ?

 

「最初の頃は治癒能力が高いだけかと思っていたけど……」

 

ある時に自分の姿が鬼のように変わったらしい。だけど紫乃自身の自我はしっかり持っているらしい。それからビョーゲンズの他に鬼神と呼ばれる集団との戦いが激しくなるうちに、紫乃は自分の身体の事を知った。それは幼い頃、病弱だった紫乃に紫乃のお祖父さんの知り合いが治療として鬼の血を紫乃の身体に輸血し、紫乃は人でありながら鬼狩りたちが戦う鬼の力を得たらしい。

 

「紫乃くんは……ショック受けたりとかは……」

 

「多少はね。でも友達が……大切な人が普通に接してくれたりしたから…………」

 

それから更に話を続けた。鬼神たちは鬼狩りたちがいた世界から鬼たちを連れてきて、しかもその鬼たちは全員弱点である日の光に対して耐性が出来ていたりしたらしい。

そして最後の戦いで鬼神たちの目的が明かされた。それはこの世界の鬼たちのボスが大地にバラバラになった身体を隠し、ゆっくりと復活しようとしていたが……鬼神はビョーゲンズの地球を汚す力を使い、プリキュアに浄化させることで鬼たちのボスを浄化させることだった。紫乃たちと戦ったのはその事を復活しようとしている鬼のボスに気づかれないようにするため、そしてもしものために紫乃たちを強くするために戦っていたことを明かしたらしい

 

「ビョーゲンズを倒し、鬼神たちの手下も倒し……後は鬼たちのボスの配下は……まぁ平和に暮らせるならと言うことで戦うことはなかったけど……」

 

全てが終わった瞬間、紫乃は鬼狩りの世界から現れた鬼のボスに吸収された。そして鬼のボスとの最後の戦いに、紫乃は吸収される瞬間、鬼のボスだと気がつき、鬼のボスの身体を操り、最後は鬼のボスごと自分を浄化させたらしい

 

「一緒に消滅するかと思ったけど、まぁ何とか生き延びて……結果的に残ったのは再生能力だけだったんだけど……あれ?」

 

「いやいやいや、自分を犠牲にするなんて……覚悟決めすぎだよ……」

 

「多分……僕にはそんな覚悟ないよ……」

 

結構重めな話を聞かされたんだが……じゃあノアが感じた気配は鬼の気配ってことだよな?

 

「それじゃ……紫乃くんは鬼の力を取り戻すのは……」

 

「友達には怒られそうだけど……誰かのためならって思えば怒られてもいいかなって……」

 

「そうだったのか……」

 

「なるほどのう……それにしてもお前と桜空は似ておるのう」

 

不意に声が聞こえると僕の頭の上にグーリが現れた。紫乃はグーリを見て驚いていたが……

 

「蜥蜴?」

 

「違う!竜だ!」

 

「何か……桜空も変わってるな」

 

「そう言えるお前が凄いんだが……」

 

「みなさん、こんなところにいたんですね」

 

呆れているとツバサがやって来た。どうしたんだと聞くとどうにもあげは姉に頭を冷やせと言われたらしい。一体何があったのかと聞こうとすると……

 

「おや~こんなところにプリキュアと竜がいるとはね」

 

バッタモンダーが現れた。僕らは身構えると……

 

「桜空たちの様子を見ると……この街に現れる怪物の元凶か?」

 

「誰かは知らないけど……折角だから巻添え喰らってもらうよ。カモン!アンダーグ・エナジー!」

 

「ランボーグ!」

 

バッタモンダーは近くに止まっていた車をランボーグへと変えた

 

「紫乃……お前は気がついてるんだろ……だから驚くなよ」

 

「ましろさん!いきましょう!」

 

「うん!ヒーローの出番だね!」

 

「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!」」

 

「プリズム!」

 

「ウイング!」

 

「「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」」

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」

 

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

 

ましろたちはプリキュアに変身し、僕は戦闘形態に変わった。紫乃は特に驚かずに刀を抜いていた。

 

「やっぱりか」

 

「気がついていたんなら言えよ」

 

「まぁ内緒にしときたいのかと思ってな」

 

「へー君も戦うんだ~武器なんて構えて……以下にも弱そうなのに」

 

バッタモンダーは煽るが紫乃は気にすることなく……

 

「お前みたいな以下にも弱そうな奴には言われたくないけどな」

 

紫乃はそう言ってランボーグに斬りかかろうとしたが……突然落ちてきた雷に打たれ、地面に倒れるとランボーグが紫乃を撥ね飛ばした

 

「「紫乃(くん)!!?」」

 

「今のは!?」

 

「僕にも遊ばせてよ。バッタモンダー」

 

「またお前か。まぁいい!まずは一人仕留めた。やっぱり弱い奴がでしゃばるのが悪いんだよ。いや、それとも守れなかった君たちが悪いのかな?」

 

バッタモンダー……こいつ!それに……ライまで現れるなんて……紫乃は……撥ね飛ばされた勢いで瓦礫の下に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソラside

 

ツバサくん……大丈夫でしょうか?私は心配していると窓の外に小鳥が騒いでいた。もしかして……

 

「ノア!」

 

「あぁ!あげははエルを頼んだぞ」

 

「OK!」

 

「えぅ……ソラ……」

 

「待っていてください……みんなで帰ってきますから」

 

エルちゃんに心配かけないようにしていると……

 

「ま……まって……私も行く……」

 

ヨヨさんに支えながら下りてきたアスさん。どうして……

 

「足手まといだと言うことを分かっているのか?」

 

「ツバサくんに……伝えないといけないことがあるの……私の気持ちを……」

 




簡単な紹介

橘紫乃

ヒープリと鬼滅とのクロスのオリ主。幼い頃輸血された鬼の血で人より高い再生能力を得る。その後戦いの中で鬼になれるようになり、呼吸と血気術を使えるようになる
最終決戦にて某パワハラボスこと無惨に取り込まれるが、それを利用して無惨の身体を操り、動けなくしたところで、共に浄化されるが……奇跡的にヒーリングガーデンに送られ、その後肉体再生し、みんなと再開を果たす。その際、鬼の力はなくなり再生能力のみになった

鬼滅の敵として十二鬼月全員登場するが下弦組は鬼神に対してホワイト上司に見えている

次回でオリジナル回終わりです
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