桜空side
ランボーグに撥ね飛ばされ、瓦礫の下敷きになった紫乃を助けたいけど、ライまで来るなんて……
「プリズム!ウィング!ランボーグとライは僕が相手する。二人は紫乃を!」
再生能力があっても下敷きにされていたら……くそ、最悪なことを考えてしまう。
「そうはさせないよ」
ライは雷を降らし、僕らを襲う
「くっ!?」
「雷が凄くて……近づけない……」
「それなら……僕が囮になります!」
ウィングはそう言って空へと上がる。ライはウィングに向けて雷を放ち続ける
「何とか避け続ければ……」
「空を飛ぶくらいしか能がないくせに……おい!バッタモンダー!手伝え!」
「やれやれ、仕方ないな……それなら……」
するとランボーグがプリズムに向かってくる。僕はプリズムの前に出て地の盾を出して防ぐ
「ありがとう。桜空くん」
「今のうちに……紫乃を!」
助けるように伝えようとするが、ランボーグの突撃が止まらない?
「そのまま走り続けろ!ランボーグ!」
突撃をやめないランボーグ。すると僕の盾が傾きだした。
「まさか!?」
ランボーグは僕の盾が傾いたのを見て、距離を取り再度突撃してきた。僕は急いで盾をしまおうとするが間に合わず、ランボーグは僕の盾をジャンプ台にして空を飛ぶウィングに突っ込んだ。
「くっ!?しまっ!?」
何とか耐え、体勢を整えようとしたがその瞬間、ライの雷を直撃し、ウィングは落ちてしまった。
「「ウィング!?」」
ウィングがやられたことに気を取られ、僕とプリズムはランボーグに跳ねられ、ウィングの近くまで飛ばされた
「先ずはプリキュア二人に竜擬きを一人と」
「止めを刺そうか」
ライは両手を前に突き出し、雷をため始めた。不味い……このままだと……
するとウィングは立ち上り、僕らの盾になろうとしていた。
「ウィング……だめ……」
「お前だけでも……」
「僕は……もう逃げません……また誰かを置いていくなんて……出来ません!」
ウィング……まさか……あの時……アスを置いて行ったことを……だけどあれは……
「僕が……強ければ……アスさんをあんなに傷つくことは……だからもうあんなことを繰り返さないためにも!」
「あぁ、いいね。格好いいよ。だけどその覚悟も……終わりだよ」
「先ずは倒れている二人よりもそこのボロボロの奴からだ!」
ランボーグとライの雷撃がウィングに向かって放たれていく。僕は咄嗟に盾を出そうとするが……ダメだ……間に合わない……
「ツバサくん!」
すると突然現れた地の盾が二つの攻撃を防ぐ。ウィングの前にはアスがいた。
「アスさん……どうして……」
「スカイとノアに頼んで、ここに投げ飛ばしてもらったの……よかった……間に合って」
「間に合ってって……アスさん、血が出てますよ!?それに両足からも」
「あはは……これくらい……」
「どうして……僕のために……傷つこうとするんですか!僕はそんな風に傷ついていく姿を見せられたら……」
「そっか、ツバサくんは……だけどね。忘れたの?私はツバサくんのために戦う!ツバサくんを守りたい!そのためなら!」
「アスさん……僕だってアスさんを守りたいんです!だから今は……」
「……それじゃお互いに守り合おうよ。それなら解決だね」
「それは……そうかもしれないですけど……でも!」
「お互いに守りながら戦えば……エルちゃんも守れるよね!」
「うぅ……」
お互いに守りながらか……確かにそれはいいかもしれないけど……このままだと……スカイやノアとまだ来ない……
「アホくさ。ランボーグ!その二人をやれ!」
「今度は消し炭にしてやるよ!」
ランボーグとライの雷撃がまた!?二人は身体を支え合いながら耐えようとしてるのか?ダメだ……このままじゃ
「ランボーグ!」
「雷銃砲!」
二つの攻撃が迫り来る。ウィングとアスは……防ごうとしている。このままじゃ……
まばゆい光が辺りを包み込み、光が治まると……僕らは何かに縛られて、宙に浮かんでいた。
「守るために戦うか……僕もそうやって強くなってきたよ」
僕らを縛る赤いものの先には……紫乃がいた。僕らは下ろされると……
「紫乃さん……」
「悪い。いいタイミングで力が戻ったんだけど、ダメージを受けるのが久しぶりでな」
紫乃はそう言いながら、僕らを赤い水……これは血?紫乃の血を浴びると怪我が治った。
「久しぶりだし、応急処置位だけど……そっちの子、完全に治せてないけど……」
「充分だよ。貴方が私の怪我を治せる人だね」
「あぁ!」
紫乃は刀を抜き、ランボーグとライを睨み付けた。
「久しぶりに戦うから……本気を出す!」
紫乃はそう言うと、髪の色が白髪に変わり、額に角が生えた
「なんだ?最初にやられたやつ……傷がないし、化け物になりやがった!」
「気配からしても化け物に変わりないね」
「その通りだよ。僕は化け物だ。だけど……お前らみたいな奴を打ち倒す存在だ!」
ノアside
スカイと共に桜空たちの所にたどり着くと、そこには角が生えた奴がランボーグとライと対峙していた
「あいつは……紫乃か?」
「角が生えてますが……」
「スカイ。紫乃くんは化け物じゃなく」
「紫乃は紫乃だ」
プリズムと桜空がそう言うならそうだろうな。
「おい、一人で行けるか?」
紫乃に向かってそう言うと……紫乃は笑顔で答えた
「任せて!」
アスside
紫乃って子がランボーグとライを相手に戦う中、私はウィングにあることを告げた
「ねぇ、ウィング。ランボーグが弱ったら……一緒に浄化しよう」
「浄化って……アスさんにランボーグを浄化する力は……」
「ないけど……ウィングの力になれるよ」
「……分かりました!」
紫乃side
久しぶりの戦い。鬼の力も久しぶりだから……少し加減が効かないけど……
「血鬼術!血癒の盾」
ランボーグとライって奴の攻撃を防ぎ、追撃に……
「『雪の呼吸!壱ノ型!初雪!』」
ランボーグを切りつける。
「ランボーグ!」
「少し切っても……駄目か」
「甘いんだよ!たかが再生能力と身体能力が高いだけで!僕には勝てない!」
ライが雷を纏い、殴りかかる。僕は左腕を犠牲にして防ぐ。
「たくっ、こっちは久しぶりなんだから……痛いんだよ!」
「は、はは、その姿に驚いたが、なんてことのない。やれ!ランボーグ!」
あのバッタなんとかは指示を出すだけか。まぁビョーゲンズもそうだったけど……仕方ない。
僕は左腕を再生させ……
「血鬼術!血癒の雨!」
血の雨を降らし、ランボーグとライの身体を血で濡らす
「こんなもん!効くか!死ね!ばけも……がふっ!?」
「ら、ランボー……グ」
「な、何だ?何をした?」
「僕の血鬼術は他の鬼が使うような攻撃的ではなく、治癒の力だ。それの応用でランボーグとライには過剰回復させた」
過剰回復。他者の治癒能力を過剰に上げ続けることで、肉体を崩壊させる力。ランボーグには怪物になるエネルギーを増大させることで、身体が耐えきれず、ライは右腕が崩れ始めた。後は……止めを刺すだけだけど、そんなときウィングがアスを抱えながら空を飛んでいた
「紫乃さん!ランボーグは」
「私たちに任せて!」
お言葉に甘えて、僕は構えた。
「止めだ!」
「アスさん!お願いします!」
「うん!」
アスがウィングの身体を地の膜で包み込み、尖らせた塊になり……
「ひーろーがーる!アース・ウィング!アタック!」
ランボーグの身体を貫くと同時に浄化させた。
「ミラーパット!オッケー!」
水色のプリキュア……ソラは鏡を取り出して何かを吸収した。あっちが終わったなら……後は……
「………………」
ライに止めを刺そうとするが、フード姿の奴が僕の斬撃を防いで、ライを連れて逃げ出した
「くそが!化け物に邪魔されなければ!バッタモンモン」
バッタも帰ったみたいだな。
桜空side
紫乃の活躍とウィングとアスの活躍で何とか勝てた僕らは虹ヶ丘家に帰ってきた。そして今は……
「血鬼術、血癒」
アスの身体の傷が完全に癒えていた。紫乃の力は癒やし……本当に凄いな
「傷は完全に治したけど、何処か変なところないか?」
「ありがとう!元気全快だよ!それに何だか前に比べて力も上がってる感じがする」
「僕の血鬼術にそんな効果ないけど……竜だから変な化学変化でも起きたのか?まぁいいや」
アスが完全回復に強化されたって…………
「それにしても鬼とかそんな変わった感じだったなんてね。ノアが変なことを言うから心配したよ」
「あげは……まぁあくまで警戒という意味だったからな」
「紫乃さん!ありがとうございます!それにしても紫乃さんの友達がプリキュアで一緒に戦っていたなんて……桜空さんと同じですね」
僕と同じか……まぁましろも何となく似ているって言ってたし……
「そういえば紫乃くんのお友だちのプリキュアってどんな子達なの?」
「どんな子か……まぁ個性的だな。そういえばましろさんと声が似ている奴がいたけど……」
「へぇーどんな子?」
「…………まぁ機会があったら話すよ(言えない。ウサギの妖精なんて……)僕は帰るよ。あんまり帰りたくないけど……」
帰りたくないって……そんなにソラシド市が気に入ったとか?
「鬼の力を取り戻したことを……みんなに話すのが怖い……いや、心配してくれてるからこそ怒るんだけど……とりあえず、ツバサ、アス、桜空!三人はこれから先戦い続けるけど、守るための戦いはより人を強くするから……頑張れよ」
「はい!」
「これからもよろしくね。ツバサくん」
「それにしても……紫乃の使う戦闘技法は凄いな……僕にも出来たりとかは?」
「あー、教えたいけど才能によるからな。でも桜空は氷の竜の力を使えるんだから…………」
紫乃は荷物の中から刀身がない刀の柄を渡した。
「これを使って氷の刀身を作ればいけるんじゃないか?」
氷の刃をか…今度の訓練でやってみよう。
「それじゃ帰るよ。もし機会があればすこやか市に遊びに来てくれ。その時に友達を紹介するよ」
こうして紫乃は帰っていった。機会があれば会えるのかもしれないな
アスside
完全に回復して、早速エルちゃんのお世話をしようとしたけど、ツバサくんにあることを確認したかった。
「ツバサくん。確認したいんだけど」
「何ですか?」
「私を守るって事は……私の事好きになったの?」
「はい?」
「だってそうだよね?好きだから私の事守るんだよね?」
「そ、それだとプリンセスの事も僕は好きだということになりますよ!」
「エルちゃんを守るのはツバサくんの使命だもん。それなら私の事は……」
「うぅ……ま、まぁ……その……好きですよ」
「そっか~えへへ~」
ツバサくんが好きになってくれたんだ~嬉しいな~それなら……
「じゃあツバサくん!」
「何ですか?」
「ツバサくんが私の事を好きから大好きになったら……ちゅうしてね」
「はい!?」
「と言うことでよろしくね」
今度はツバサくんが私の事を大好きになってくれるように頑張らないと!
紫乃side
帰りの電車にて、僕はある人にメッセージを送っていた。
「それにしても……竜の力か……あの人みたいだな」
前にあった人は竜の身体を素材にした武器を使っていたらしいけど…………あの人もその内桜空たちと会うのかもしれないけど……
「まぁ大丈夫か……ん?ちゆから返信が……」
『紫乃へ、事情があったらしいけど、鬼の力を取り戻したことについてお説教ね』
「…………」
一応事情は伝えたけど……怒られるのか…………はぁ
ため息をついていると更に返信が今度はのどかとひなたから……
『ちゆちゃんのお説教が終わったら私の番ね』
『のどかっちが終わったら、私と一青くんの番ね』
帰りたくないな~本当に……
紫乃の血鬼術は治癒。傷の治療を行うことが出来ます。更には敵には回復阻害、過剰回復させ、身体をボロボロにさせることが出来ます。
呼吸は雪の呼吸です。優しく静かに降り積もる雪と吹雪みたいな猛威を奮うような技だったりします
あと紫乃の恋人はちゆです
次回はプリキュア本編に戻ります。オリジナル回はミックスパレット入手後になります。また自分の書いたプリキュアシリーズからオリ主が……
感想待ってます