ソラside
ミナトさんの強さを再認識した。いや、最初に会った日の夜に戦ったときに、ミナトさんの強さを知っていたけど……それでもこの人は……強すぎる
「ば、馬鹿な……竜兵の強さはかなりのものにしたはずなのに……」
ミナトさんは襲いかかる竜兵を全て一撃で仕留めていた。それも全部急所を狙ってだ。
「人工的に作られた存在みたいだからって、急所も人と同じ様にする必要はないだろうに……」
ミナトさんは刀を構えながら呆れた顔をしていた。
「ぐ、ぐぬぅぅ……イル!お前の出番だ!俺は」
ヘルトは大きく飛び上がり、プリズムたちと戦っているランボーグに並び立った
「任された以上は……貴様を討ち取らせてもらう」
「ミナトさん……この人は強いですから……」
「そうみたいだな」
ミナトさんはゆっくりとイルに向かって歩き出した。
「ほう、自ら切られに来たか……その覚悟は良し!」
イルが大太刀を振り落とす中、ミナトさんは避けようとも防ごうともせずに直撃を食らう
「ミナトさん!?」
あの大太刀は斬ることは出来ないが、その痛みを相手に与える。ミナトさんには今、斬られた衝撃が……
「その程度か」
「なっ!?」
ミナトさんは平気そうにしていた。どうして?直撃を受けたのに?
よく目を凝らすとミナトさんの身体を包み込む白いオーラが見えた
「そのオーラは……?」
「愛の奇跡。前に使っていた帝具が残してくれた力。身体能力を限界まで上げる事が出来る。この状態から更に力を上げることを出来るけど、今回は使わない」
「身体能力あげた程度で無傷で済むはずが……」
「身体能力+防御力も上げてくれているらしい。とりあえず!」
ミナトさんはイルの腹を思いきり殴ると、イルは吹き飛び建物の壁にめり込むのであった。
「さて、後は」
「そうですね」
私たちはプリズムたちの所へと向かうのであった。
ノアside
リユウを安全な場所に避難させ、俺はランボーグとヘルトの所へ行くと、ランボーグたちの攻撃に翻弄されつつある桜空たちがいた
「あはは、先ずはお前たちを潰せば!」
「やれやれ、勝てそうにないからって、弱い奴等を狙うなんて……良い趣味してるよ」
「あんたがそれ言う?」
何とか立ち上がるバタフライがバッタモンダーの言葉にツッコミをいれた。ランボーグだけならまだしも……あのヘルトは割と厄介だな
「ふん、口ならいくらでも言えるよな!」
バッタモンダーはバッタモンダーで電灯の上で調子に乗ってるが……一気にやるか?
「このまま片付けてやる!」
ヘルトは口を大きく開け、プリズムたちに向けてブレスを吐いた。
「桜空!」
「あぁ!」
アスは四元の力を開放し、巨大な地の盾を作り、桜空はその盾に氷を纏わせ、盾を強化し、ブレスを防ぐ。ヘルトがブレスを吐き終えると盾を崩れていき、アスは元の姿に戻った
「防ぐのに一気に力使っちゃった……」
「まずいな……またさっきのを……」
「次は防げないだろ」
もう一発ブレスを吐こうとするヘルト。ここは俺が……
「「ハアアアア!!!」」
俺がやろうとしたが、スカイとミナトの二人がヘルトの顔にキックを喰らわせ、ブレスを止めた
「くっ!イルを倒すとは!」
「後はお前だけだな。ヘルト!」
「プリズム、ウィング、バタフライ、桜空さん、アスさん。大丈夫ですか?」
「スカイ!うん、大丈夫」
「ですがランボーグとヘルト相手は……」
「かなり厄介だね……」
「ソラ……いや、スカイ。お前はあのランボーグと言うやつを、俺はヘルトを倒す」
「分かりました!」
「あはははは!二人増えたくらいでどうにか出来ると思ってるのか?」
バッタモンダーが大笑いをしてるが、ミナトは呆れた顔をしていた。
「お前みたいな高見の見物をして、笑ってる奴には確かに無理だろうな」
「あん?」
「と言うかそうやって自分は安全圏にいて笑ってる奴は…………弱い奴って相場が決まってる」
「て、てめぇ!ひぃ!?」
ミナトは近くにあった石をバッタモンダーに投げつけ、掠めた。
「五月蝿いから黙ってろ。弱虫野郎」
ミナトは軽く嚇しをかけ、ヘルトの方を向いた
「ふ、イルを倒したみたいだが、俺には勝てない!その武器では俺の身体は切ることはできない!」
「だろうな。だから……」
ミナトは手をかざし、纏っていた白いオーラが掌に集り禍禍しい剣が生み出された
「来い!レガオン!」
レガオン……リユウの先祖であり、その身に宿した力の元……レガオン・ドラゴンと同じ?
「この剣は愛の奇跡で作り上げたもの……オリジナルは壊されたが……こうして作れるようになった。そして能力も変わらない!奥の手!龍騎!」
ミナトは赤い鎧を身に纏った。その姿は竜に似ている……
「よ、鎧を纏ったからなんだって言うんだ!」
ソラside
私たちはランボーグと対峙する。ランボーグは尻尾を大きく振っていくが、バタフライはバリアで防ぎ、私はランボーグの顔を殴るが、ランボーグは大きく口を開け、噛もうとして来たが、すかさずウィングが私を助け、大きく開いた口にプリズムが光弾を放ち、ランボーグが仰け反った。
「スカイ!」
「はい!ひろがる!スカイパンチ!」
追撃にスカイパンチを喰らわせ、ランボーグが浄化された
「スミキッター」
「ミラーパット!オッケー!」
ランボーグを浄化し、バッタモンダーはいつの間にかいなくなっていた。後は……
「ヘルト……を……?」
ミナトさんの方を見るとミナトさんは竜の鎧を纏い、ヘルトを圧倒していた。
「がはっ……な、なんなんだ……その強さは……」
「さぁな。お前みたいに奪った力で強くなった程度に負けるつもりはないだけだ!」
追撃の一撃をヘルトに喰らわせ、ヘルトは元の木阿弥人の姿に戻った。
「殺すつもりはない。スカイと約束をしているからな……だが」
ミナトさんはヘルトの胸ぐらを掴み、脅しをかけた
「もしまた悪事を働けば……殺す」
「ひ、ひいいいいい!?」
戦いが終わり、リユウさんも対した怪我もなかった。ヘルトたちはミナトさんの仲間たちが先に何処かへ連れていった。
「元の世界に戻されるだろうな。まぁ向こうには伝言で命を奪ったりはしないように頼んでおいた」
「ありがとうございます。後は……」
リユウさんの竜の力……安定するには時間がかかるみたいで、下手すれば暴走する危険性があるらしい
「狂竜は怒りによって暴走するからな……安定させれば何とかできるけど……」
「ミナトさんがついていると言うことは?」
「だとしてもリユウは自由になるのに時間がかかる……どうしたものか?」
私とミナトさんがそんな話をしていると、ましろさんがエルちゃんを連れて何故か慌てていた
「あ、あの……エルちゃんがリユウさんに触れたら……こんなのが出てきて」
見てみるとエルちゃんは小さな宝石を持っていた。これは……
「ノアさんに聞いたら……竜の力の結晶らしく……リユウさんから竜の力が消えたみたいで……」
えっと……つまり……エルちゃんの不思議な力でどうにかなった?
「なんと言うか……その子もだけど……プリキュアに関わる赤ん坊は不思議な力を持ってるものなのか?」
ミナトさんも呆れながらそう言うのであった。
それからミナトさんはリユウさんを連れて、元いた街に帰っていった。ミナトさんとの出会いは私にとって考えさせられるものであったが……それでも実りあるものだった。
「私は後悔しないように……ヒーローとして頑張ります!ノア!一緒に頑張りましょう!」
「そうだな」
この時は知らなかった。私は……ヒーローとして最大の危機を迎えることに、そしてノアと桜空さんが……
そしてエルちゃんがリユウさんの竜の力を宿した結晶がもたらすものはなんなのか?
そして……
「ご苦労。狂竜の力。我々が存分に使わせてもらう」
「…………」
「先ずは……雷竜にアンダーグエナジーを宿すために……」
「…………」
「狂竜の力を奴に?いや、これは……」
蛇竜は今も封印された邪竜に狂竜の血を差し出し、3つの卵が邪竜から生み出された。
「さて、これで計画は……」
呉越龍騎 レガオン
ミナトが元々使っていた帝具。指定した部位に装着する事が出きる。ある戦いで破壊されたが、ミナトがえみると一緒に育んできた愛が奇跡を起こし、今はミナトの身体能力、回復力を上げる「愛の奇跡」として力を残している
次回からは本編に戻ります。次回のクロス回は……マジェスティ+キョーボーグ登場後になります。出るとしたら……別作品でプリキュアに変身した彼女……
感想待ってます