ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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今回から本編に戻ります


55 イチャイチャと絵本

桜空side

 

ある日の事、朝の鍛練を終わらせ、リビングに行くとましろがエルちゃんに絵本を読ませていたけど、何だか疲れてる様子だった

 

「どうしたんだ?ましろ」

 

「あ、桜空くん。エルちゃんに絵本を読ませてたんだけど……読み終えたら次読んでって……」

 

せがまれていたのか。それにしても今日は朝から静かというか……

 

「他のみんなは?」

 

「ソラちゃんとノアさんはランニング。ツバサくんは飛行機を見に行って、アスちゃんはそれに付いていって、あげはちゃんはバイト。お祖母ちゃんは乗馬クラブに行ってるよ」

 

と言うことは今、家にいるの僕とましろとエルちゃんだけなのか……

 

「俺もいることを忘れてないか?」

 

「グーリをカウントするかちょっと悩んだ……」

 

とは言えましろとちょっとした二人きりになるのか……

 

「桜空くん?」

 

「あ、いや……二人きりだなって……」

 

「二人きりって///ほ、ほら、エルちゃんとグーリさんもいるし……」

 

「ま、まぁそうだけど……」

 

僕はそっとましろの手に自分の手を重ねた。ましろは少し反応を示すがいやがっている様子はなかった。

 

「その……いいの?」

 

「その……雰囲気に流されたということで……」

 

僕はそっと顔を近づけるとましろは目を閉じ……

 

「ただいま帰りました!」

 

「ツバサくんと二人きり楽しかったな~」

 

「アスさんがそれでいいのなら……」

 

「所で邪魔したか?」

 

あと少しのところでソラたちが帰ってきて、僕とましろは慌てて離れた

 

「お二人は何をしてたんですか?」

 

「あ……ソラさん……」

 

「あ~」

 

ソラ以外が察してるけど……うん、とりあえず何も言わないでくれ……

するとエルちゃんが僕とましろを指差し……

 

「ましろ、さくら、イチャイチャ」

 

「イチャイチャ?」

 

「「エルちゃん!?」」

 

 

 

 

 

 

 

色々あって、とりあえず僕らはあげは姉のバイト先のプリティホリックに来ていた。

 

「あげはさん。忙しいのに、バイトまで……無理してるんじゃないですか?」

 

「全然! 前からここでバイトしたいと思っててさ! もう、めちゃくちゃ楽しくて!」

 

「本当ですか?」

   

「アハハ! 心配し過ぎ! お母さんじゃないんだから!」

 

「それは、こっちのセリフです!」

 

あげは姉とツバサの二人がそんな話をしている中、ましろ、ソラ、アスはコスメを見て盛り上がっていた。

 

「あ! これ、新作だね!」

 

「綺麗な色ですね!」

 

「正直こういうの興味なかったし、飾るのは人がすることだからって思ってたけど……こうして見てみると面白いね。色もいいし」

 

「うん! 夏のキラキラ太陽に負けないくらい元気になれそう!」

    

「素敵な表現ですね」

 

すると一人の女性が声をかけてきた。誰だろう?店員さんみたいだけど……

 

「あ、菜摘さん!」

 

「あげはちゃんのお友達? よく、うちのお店に来てくれてるよね?」

 

「はい!」

 

「ましろんは、ここの大ファンで、それで私もよく来るようになったって感じで!」

 

「プリティホリックは、私の癒しなんです!」

 

「フフ、そうなんだ!」

 

あげは姉から話を聞くと菜摘さんはプリティホリックにバイトしている美大生で絵の勉強をしているとか。

菜摘さんはましろの表現力に関心を持ち、ある相談を持ちかけた。それは……

 

「ここ、何か物足りない気がして……プリティホリックファンのましろんさんなら、何か良いアイディアあるかなと思って……」

 

その絵は海の中の絵だった。これはこれで完成している感じに思えるけど……物足りないって?

 

「この絵、菜摘さんが?」

 

「うん」

 

「綺麗……まるで人魚が住んでそう……」

 

「人魚? それ、いいかも!」

 

菜摘さんは直ぐ様ましろの言う通りに人魚の絵を描き足すと、さっきと比べてかなり良い絵になった。

 

「すごい……短い時間で、あっという間に描いちゃうなんて……」

 

「これ、すっごくいい! 新作コスメ使ったら、人魚になれそうって感じする!」

 

「うん、ありがとう!」

 

絵が完成して嬉しそうにしている菜摘さん。すると菜摘さんはましろにあることを話した

 

「私にも、ましろんさんみたいなセンスがあったら、絵本もスイスイ描けるんだろうけど……」

 

「絵本、ですか?」

 

「あれに挑戦してるの!」

 

菜摘さんが指差した所にあったのは絵本コンテストのポスターだった。自分で絵本を描くって事か?

 

「でも、なかなか上手く描けなくて……そうだ! ましろんさんもやってみたら?」

 

「いえいえ! そんな……」

 

「へー、面白そうじゃん、ましろん!」

 

「ええ……」

 

結局、ましろは押し負け……僕らは画材屋さんへと行くのであった




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