ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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64 ノアの決意

ソラside

 

四元の炎を纏ったノアと対峙する私。ノアは攻めてこない……

 

「プリキュアに変身しろ。そうすればある程度怪我はしなくてすむ」

 

「する必要はありません!ノアとの戦いにプリキュアの力を使うのは間違ってますから!」

 

「そうか……なら!」

 

ノアの姿が揺らいだと思った瞬間、いつの間にか私の前に現れ、思いきり腹を殴ってきた。

 

「かはっ!?」

 

「今からでも遅くない……変身しろ」

 

「し……ません!」

 

お腹を押さえながら私は立ち上り、拳を構えた。

 

「なら、諦めさせる!」

 

ノアは炎で私の周りを囲んだ。一呼吸で喉が焼けるほど熱い……

 

「これで終わりだ。この炎を突破するには、生身では無理だ」

 

「ハアアアアア!!!」

 

「なっ!?」

 

私は腕で顔を隠しながら、炎を突破し、ノアを蹴る。ノアは私の蹴りを防ぎ、反撃のパンチを繰り出すが、私はそれを防ぐ。

 

「何処まで……」

 

「ハッキリと分かりました!ノア!」

 

「何がだ!」

 

ノアは炎を燃え上がらせ、空へと跳んだ。そして両拳に力を貯め……

 

「本気で……お前を……炎竜・灼熱砲!」

 

炎の塊が私に迫ってくる。だけど……私には分かる。この攻撃は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

ましろside

 

朝、私は部屋で手紙を書き桜空くんの側に置いた。いつでも起きたときにすぐ読めるように……

そんなときツバサくんからある知らせが入った。街であのランボーグが暴れていることらしい

 

「私はソラさんたちのところに行くわ」

 

「えるも!」

 

お祖母ちゃんとエルちゃんはソラちゃんにランボーグが現れたことを知らせにスカイランドへ行き、私たちはプリキュアに変身し、街へと向かった。

 

 

 

 

 

 

アスside

 

街に辿り着くとランボーグがビルを破壊していた。そしてその前に……

 

「はい、強い! コイツを操るボクも強いんだよな!」

   

「この世界のことわざを、アンタに1つ教えてあげる。弱い犬ほどよく吠える!」

 

「ワン!」

 

わざわざ吠えるなんて…弱い犬だって認めてるよね?

ウィングたちはランボーグに向かっていき、私も続こうとすると黒い雷が落ち、そこにはライがいた。

 

「捨てるとか言ってたけど、このタイミングで捨てるかな~」

 

「アスさん!」

 

「大丈夫!ノアと桜空がいない分、私が頑張るから」

 

「それなら、俺も頑張ろうか」

 

突然風が吹くといつの間にかフウがいた。タイミングいいな~

 

「お前は二人が戻ると思ってるのか?」

 

「戻ってくるでしょ。何せあの二人を想ってる人がいるんだしね」

 

「そうだな!」

 

私とフウはライに向かっていく。

 

 

 

 

 

 

 

『桜空くんへ。グーリさんから話聞いたよ。色々と大変なことになって、戦わないようにするか人間を捨てて戦い続けるか選択することになってるって……でも私はどちらを選んでも桜空くんの事を変わらず想い続ける。それが桜空の恋人である私の想い。だから……後悔だけはしないで。ましろより』

 

その手紙を読み…………

 

「行くのだな」

 

「あぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

ノアside

 

炎が消えるとそこには生身で耐え抜いたソラの姿があった。いや耐え抜いたというより……

 

「外れた?」

 

「違います。外したんです」

 

俺が攻撃を……外した?何故だ?そんなこと……

 

「あり得ないと思ってますよね。でもこれが真実なんです」

 

ソラは一気に俺への距離を詰め、殴ってきた。

 

「ノアは強くそして厳しい人ですが!そんな中に!」

 

殴り続けるソラ。俺は防御せず受け続けた。

 

「優しさがある!その優しさは誰よりも!」

 

「優しさだと!そんなの……」

 

「無意識に貴方は私に加減しました!攻撃も外しました!それが何よりの証拠です!」

 

俺が……そんな……

 

「貴方の炎は確かに熱く、全てを燃やし尽くすほど……ですが!何処か安らぎを感じさせます!」

 

「そんなこと!」

 

「そんなことあります!だから貴方は桜空さんを殺そうとしたとき……悩み続け、決断しても……後悔していました!だから!」

 

ソラの渾身の一撃が俺の顔に当たり、俺は膝をついた

 

「貴方の炎は全てを燃やし尽くすものではなく、全ての心を暖かくする……ノア自身を象徴する炎です!」

 

「俺が……」

 

気がつくと四元の力は解除され、これまで焼け焦げた場所はいつの間にか緑で溢れていた。

 

「私には……貴方が必要なんです。大好きなノアが側にいないと……ダメです。ダメダメなヒーローなんです……だから……一緒にいてください。これからもずっと……」

 

ソラから差し伸べられた手を俺は握り返した。

 

「……本当にいいんだな」

 

「はい!」

 

「ふっ……敗けだよ。ソラ……」

 

俺は立ち上り、ソラと一緒にいることを選んだ。そしてソラの家に戻るとヨヨとエルが待っていた。

 

「どうやらそちらは解決したみたいね」

 

「そら、のあ」

 

「ヨヨさん、もしかして……」

 

「えぇ、例のランボーグが現れたわ」

 

「行きましょう!ノア!」

 

「あぁ!」

 

「ソラ、行くのだな」

 

すると家の中からソラの父親のシドが出てきた

 

「はい、ノアと一緒に」

 

「そうか……ノア。ソラを頼む」

 

「あぁ」

 

ソラはプリキュアに変身し、ソラシド市へ戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

プリズムside

 

ランボーグに苦戦する私たち。ランボーグは限界までアンダーグエナジーを取り込み、強くなっている。それに、アスさんたちもライに苦戦していた

 

「相変わらず相性が……」

 

「それだけではない。こいつはリミッターを解除している。自分の身体がどうなろうがお構いなしに暴れまわっている」

 

「コロス……コロス……」

 

「もう諦めろって、キュアスカイも尻尾巻いて逃げたんだしさ」

 

「ソラちゃんは……逃げてなんか……ない」

 

ソラちゃんはきっと……

 

「あっそ、やれ!ランボーグ!止めだ!」

 

ランボーグが剣を振りかざした瞬間、まばゆい光が辺りを照らし、そこには……

 

「ヒーローの出番です!」

 

「ソラちゃん……」

 

「「スカイ!」」

 

スカイが現れ、その隣にはノアさんが一緒にいた。二人は同時にランボーグを殴り飛ばした。

 

「お待たせしました!」

 

「悪かったな……色々と」

 

二人はそう言う中……

 

「コロス……コロス……コロス!」

 

ライが黒い雷を私に向けて放った。だめだ……避けようとしても……ダメージが……

 

「大丈夫です。ましろさんのヒーローであり、みんなのヒーローが来ました!」

 

黒い雷は私に当たらず、黒い壁に吸い込まれていった。そして私の前には……

 

「待たせたな。ましろ」

 

「さ……」

 

白と黒のコートを羽織り、髪の毛は氷のような色、

そして頭には水色の角が生えた。

私は泣きながらその人の名前を呼んだ

 

「桜空……くん……」

 

「こいつは僕に……いや、僕らに任せてもらっていいか?スカイ、ノア!」

 

「はい!」

 

「行けるのか?」

 

「あぁ……僕が選択した決意を見せる!」

 




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