プリズムside
ピンチに駆け付けてくれた桜空くん。嬉しいけど……でも……桜空くんがこうしてこの場にいるということ……
「桜空くん……グーリさんたちと融合したの……」
グーリさんから聞いた桜空くんの選択。器を封印するために戦いから降りるか戦い続けるためにグーリさんと器を守る竜たちと融合し、人を捨てるか……桜空くんは……
「大丈夫。僕は僕だよ。融合なんてしてない!」
桜空くんはそう言ってライへと駆け出していった。融合してないって……
「あいつは選んだんだ。人として、ましろをお前を守るための3つ目の選択を」
突然私の前に人間形態のグーリさんが現れ、そう言った。3つ目の?
「我も二匹の竜たちも予想しなかった3つ目の選択。それは……」
グーリside
選択を迫れる桜空。桜空の出した答えは……
「人のまま、グーリやお前たちの力を使って戦い続ける。それが僕の選択だよ」
『人のまま?』
『そんなこと……我々と融合すれば主は邪の力に染まることはないのだぞ』
「確かに……リスクなしで戦い続けるのなら、そうするべきだけど……僕は人間だ」
『人……だからこそ』
『人間ほど邪に染まりやすい存在はいない。ならば……』
「邪……悪い感情……それに染まりやすいのは分かる。だけど、だからこそそれが人間なんだよ」
『人間……だから…』
「人間には悪い心を生みやすいけど、だけどそれを乗り越えることが出来る。耐え抜くことが出来る。お前たち竜には分からないことかもしれないけど……出来たら理解してほしい。人間の可能性を……」
人間としての可能性か……ふ、桜空らしい答えかもな。
我は人間形態になり、桜空の隣に立った
「信じてみるしかないだろう。お前たちの主を……もしかしたら新たな可能性を見出だせるかもしれない」
『……本当に変わった主だ』
『だが信じられる。良いだろう。人として、これまで通り戦え!』
「あぁ……僕はましろのヒーローだからな!力を借りるぞ!」
『ならば!』
『我々の名を呼べ!』
『『全てに染まる白の力を!全てを塗り潰す黒の力を!』』
「桜空!これまで通り……我も力を!全てを凍てつかせる力を!」
「それが桜空の選択。安心しろ!ましろのヒーローが戻ってきた」
我はそう告げて桜空の中へと戻っていった。
桜空side
ライの黒い雷が迸る中、僕は右腕を突き出し、
「塗り潰せ!黒龍!」
黒い竜のエネルギーがライの雷を打ち消していく。
「雷ガ……アリエナイ……ウオオオオオオ!」
ライは力を解放し、巨大な竜へと変わり、口を大きく開けると黒い雷を纏ったブレスを放った!
「全てを凍てつかせろ!氷竜!」
僕は口から氷のブレスを放ち、ライのブレスを凍らせた。
そして一気に距離を詰め……
「雷の力で染まれ!白竜!」
左拳でライを殴るとライは巨大な竜から小さな子供へと姿を変えた。後は……
「黒竜……頼む」
『あぁ』
黒髪の青年……黒竜が現れ、僕の中から黒いエネルギーを抜き取り、打ち消した。
「上手くいったな」
「私の黒竜としての力を使って、邪の力とそれと同等に近いアンダーグエナジーを消すことを考え付くとはな」
「後は悪さができないように竜の力を奪えた白竜の力も助かったよ」
「本当に面白い主」
白髪の女性が感心していた。そしてグーリも現れ……
「器の事を知り、竜の力も一気に使えるようになったみたいだな。後は……」
ランボーグだけど……あっちは大丈夫だろ。何せ……ヒーローガールと隣に並び立つ炎竜がいるからな
ノアside
シャララボーグの攻撃を避けながら、俺たちは攻撃を仕掛けていく。
「前に進む足が止まりそうになっても、私には、背中を押してくれる人達がいます!それに隣に立つ大切な人も!だから…だから…立ち止まるな、ヒーローガール!」
スカイの一撃でシャララボーグの剣を打ち砕くと俺は…
「四元の力解放!受け取れ!スカイ!」
「ノアの想いの炎を…力に!」
スカイの右腕が炎を纏い、そして……
「ひーろーがーる!フレイム!スカイパンチ!」
炎を纏った拳がシャララボーグを倒し……
「ましろさん!」
「うん!」
「いっけー! ましろん!」
「ソラさん! 決めて下さい!」
『プリキュア! アップドラフト・シャイニング!』
シャララボーグは浄化され、元のシャララに戻るとスカイはバタフライに向かって叫んだ
「バタフライ!癒しの力を!」
「そっか!癒しの力!あげてこ!」
ミックスパレットの癒しの力でシャララの傷は癒えるが……目を覚まさないでいた
ふと見るとバッタモンダーが怯えながらゆっくりと近づこうとしてきたが……
「動かないで!」
「ひぃ!?」
「1ミリでも動いたら、絶対に許さない!」
プリズムの言葉に完全に怯んだバッタモンダー。どうやら完全に敗北を理解したみたいだな
「きっと大丈夫……信じて待っている人がいる限り、何度だって立ち上がれる……きっと、それが、ヒーローですから……」
スカイはシャララの手を握り締めると……シャララは……
「良い言葉だ……また会えたな、ヒーローガール」
「シャララ隊長……会いたかった!」
スカイはシャララに抱きつき、安堵していた。さて残ったのは……ライは姿を消し、バッタモンダーは……こそこそ逃げていた
「ありえねぇし……ありえねぇし……ありえねぇし……」
俺たちはバッタモンダーの前に立ちはだかり、逃げ場を奪う。バッタモンダーは怯えながら……
「ヒイッ!?バババ、バッタモンモン……」
スカイはそんなバッタモンダーに背を向けた。見逃すと言うよりも……
「と、とどめをささないのか? じゃないと、また来るぞ! また、お前の嫌がる事をしてやる! それでもいいのか? ソラ・ハレワタール!」
「構いません。どんな事をされても負けないくらい、私、強くなりますから……」
そう告げるとバッタモンダーは完全に戦意喪失していたのだった
その様子を見ていた二つの影、一つはウロボロス。もう一つはフード姿の人物
「ライは完全に敗北し、姿を消したか」
「…………」
「始末しなくていいかだと?別に放置しておけ!奴は所詮捨てゴマ。それにしても……四元の器の目覚めと炎竜の目覚め……あちら側に有利に事が運んでいるように思えるが……四元の竜は絶対に目覚めない、氷竜が水の竜の力を持っていてもだ……そうだろ……」
ウロボロスはフードの人物の方を向くとフードの人物はフードを取り、水色の髪の少女の顔が露になった。
「水竜よ」
桜空side
家に帰り、みんなに自分の状態のことと雷竜の力を手に入れたことを話した。雷竜の力は今後ノアたちの強化を考え、後で話し合うことになり……そして……
「ましろ……服を脱いでくれないか?」
「へ?」
次回はシリアス続きだったので、その反動でイチャイチャオリスト!
感想待ってます