ましろside
夜、部屋にやって来た桜空くんの突然の発言……えっと聞き間違いだよね?
「えっと、何て言ったの?」
「上着を脱いで、下着になってほしい」
…………えっと何か具体的になったんだけど……桜空くん、本当にどうしたんだろ?もしかして黒竜さんと白竜さんが目覚めた影響で変なことを言い出し始めたりとか?でもそう言うことを言わなそうな人たちのような……
「ましろ……脱いで……見せてほしい」
み、見せろって……あっと、その……
「た、ターーーーーイム!!」
色々とまずいので私はタイムをかけた。だって私たちはまだその……
「わ、私たち…キスしたばっかりだよ。それに中学生だし///え、エッチなことはまだ早いと思うの///」
「エッチなこと?何を言って…………あ」
桜空くんは自分の発言を思い出し、顔を真っ赤にさせていた。
「い、いや、そう言う意味じゃない」
「そう言う意味じゃないなら何で服脱いでほしいってお願いするの」
「その……傷……痕になってないか……」
あ……桜空くんは暴走してたときの記憶が……
「……分かったよ」
私はパジャマの上着を脱ぎ、下着姿になった。あの時の傷はミックスパレットで痕も残ってない。でも桜空くんは本当に申し訳なさそうにしていた。
「ごめん…」
「気にしないで…あの時は仕方なかった事だから…」
「それでもごめん…ましろの事を傷つけて……」
謝り続ける桜空くん。私はそんな桜空くんを抱き締めた。
「大丈夫だよ。私が一番傷つくとしたら……桜空くんが傷つくことだから……だからこれ以上謝らないで……」
「ましろ……」
「桜空くん……」
私たちはお互いに顔を近づけてキスをしようとしたとき……
「ましろん、聞きたいことが……」
あげはちゃんが訪ねてきた。あげはちゃんは今の私たちの光景を見て固まり……
「えっと……一応エルちゃんやツバサくんがいるから気を付けた方がいいよ」
そう言ってドアを閉めた。私たちは顔を見合わせ……
「「誤解だよ!!」」
あげはside
あの二人、流石に進みすぎな気がする。と言うか大きな戦いのあとだからって……ましろんも下着姿だったし……とりあえず大人として注意しないと……そういえば他の面々は……ソラちゃんとノアさんは台所に立ってお粥を作ってた。
「味どうですか?」
「まぁ普通だな」
「うーん、もう少し味付けを…」
「そう下手にやるよりレシピ通りに作った方が一番いいぞ」
「なるほど!分かりました!」
笑顔を向けるソラちゃんをノアさんは頭を撫でた。今回の一件から何だか二人の関係が進んだ気がする。と言うよりノアさんがソラちゃんに対して甘くなった気がする。
まぁこの二人の場合は恋人同士に見えるようになってきた気がする。それにノアさんは大人だからしっかり……でも竜の価値観としてどうなんだろう?
「ツバサく~ん、疲れたよ~」
「アスさん…疲れたのは分かりましたが、抱きつくのはやめてください」
「やだ」
「何でですか!」
「ツバサくんに抱き付くと疲れが取れるから!ね、エルちゃん」
「あい」
エルちゃんもツバサくんの足に抱きついてる。この二人の場合は……ツバサくんもアスちゃんに対して甘くなってるけど、エルちゃんが真似してるのを見ると教育に……
私は庭で立っているフウさんに声をかけた
「フウさんは何を?」
「念のため、警戒してるだけだ。それで何でそんな疲れた顔をしている?」
そんな疲れた顔をしてるかな?まぁしてるとしたら昼間の件より……
「なんと言うか恋人同士の事を考えると……色々と気を付けないとって思って」
「あいつらのことか。まぁ色々とあったから仕方ないだろ」
「そうだけど……」
「注意することだけ注意しておけばいい。あいつらなら一回言えば気を付けるだろ」
「フウさんはよく見てるね」
「お前ほどじゃない。あげは、もう休め。明日に響くぞ」
「そうだね。話聞いてくれてありがとう」
何だかフウさんとはいい関係になれそうな気がするくらい話しやすいな~
ん?何でドキドキしてるんだろう?
次回は本編に戻ります
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