ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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68 エルちゃんの秘密

桜空side

 

ツゥドさんとの話が終わり、僕らはましろたちの所へと行くとましろは鳥に乗るのに苦戦していた。どうにもパレードでこの鳥に乗る必要があるらしい。それにしてもこの鳥……何て名前なんだろう?チョ○ボ?

 

「桜空はましろに付き合ってやれ」

 

ノアはそう言って何処かへ行った。多分ソラの所かな?フウはもう少し調べ事をしたいとのことで、何処かへ行くのであった。

 

「桜空くん、話終わったの?」

 

「あぁ…それでましろとベリィベリーは何をしてるんだ?」

 

「この子が彼女を乗せてくれないみたいでな」

 

「そうなんだよ~何だか逃げられちゃって…」

 

乗せてくれないってことあるんだ……警戒心が強いとか?でもましろ相手なら気を許してくれそうだけど……

とりあえず僕はましろが鳥に乗れるのを手伝うのであった。

 

 

 

 

 

 

ノアside

 

ソラのところに行くと、ソラとシャララが話していた。邪魔をしては悪いと思い、少し待ちつつ二人の話を聞いていた。

 

『ソラ。君は随分と成長したな』

 

『立ち止まるな、ヒーローガール……辛かった時も、隊長の言葉に背中を押してもらえました!』

 

『それは光栄だ……だが、君を変えたのは、私だけじゃないだろう?』

 

ふと気がつくとソラは俺がいる方を見て、笑顔を見せた。気づいていたのか?

それと同時にましろと桜空もベリィベリーと一緒にこっちにやって来た。

 

『友との出会いが世界を広げ、新たな自分に出会わせてくれる……そうだろう?』

 

『はい!』

 

シャララとベリィベリーと別れ、桜空とましろの二人が楽しげに話している中、ソラはあることを言ってきた

 

「私が変われたのはましろさんや桜空さんたちのお陰でもありますが、ノア、あなたのお陰でもあるんですよ」

 

「俺は別に……ただ」

 

「ただ?」

 

「俺が変われたのはお前のお陰でもある」

 

そう言うとソラは笑顔になった。俺はそんなソラの頭を撫でるのであった。

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

それからあげは姉とツバサと警護をフウと交代してきたアスと合流し、みんなでおやつを食べることになったけど、僕らの前にあるおやつって、ボールドーナツ?

 

「わあ! こっちにもボールドーナツがあるんだね!」

 

「やだなぁ、ドールボーナツですよ!」

 

「ぼーなどーる?」

 

「ドールボーナツです」

 

「どーな……」

 

「まぁまぁ! とにかく食べてみよ!」

 

要するにスカイランドのボールドーナツって考えれば良いってことだよな

 

「いただきます!」

 

「美味しい! けど、いつも食べてるドーナツとは何か違うような……」

 

「だね!」

 

「私には、いつも通りのボーナツですが……」

 

「やっぱり、違う世界なんだね……ソラちゃんやツバサ君と、私と桜空くんとあげはちゃん。見た目は変わらないのに、別々の世界の人なんだなって……」

 

「私たちは世界と種族も違うけどね」

 

「だが大まかに言えば違う世界の住人になるな」

 

確かにノアやアスはそうだけど……でも僕からしたら普通の人にしか思えない

 

「奇跡みたいだなって思うの……絵本に出てくるようなお城があって、不思議な鳥さんに乗ったのも、不思議なドーナツを食べてるのも……みんなと出会えた事も……この奇跡が、ずっと続くといいな……」

 

ずっと……か。そうだよな……ずっと続けばいいのにって僕も思っている。

 

おやつを食べ終えると青の護衛隊の副隊長が王様たちが僕たちを呼んでいると言われ、僕らはお城へ戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

謁見室で僕らは王様たちにお礼を言われた。

 

「勇敢なるプリキュア、そして竜たちよ。そなたたちには何度も救われた。プリンセスのこと、私たちの呪いを解いてくれたこと。心から感謝する」

 

「本当にありがとうございました」

 

「あいがとー」

 

改めてお礼を言うために呼び出した?すると王妃様があることを告げた。

 

「この子を……プリンセスを再び貴方たちの世界に連れ帰ってほしいのです」

 

王妃様の言葉を聞いて僕らは驚きを隠せないでいた。何でまた……

 

「我々も可愛いプリンセスと一緒にいたい。だがこの子は……運命の子なのだ」

 

「運命の子?」

 

王妃様は語った。一年前、夕暮れの時、王様と二人で空を眺めていたとき、一番星からまばゆい光が降り、その光はエルちゃんに変わった。そして一番星は二人に告げた。

 

『その子は、運命の子。滅びの運命にある、このスカイランドを救ってくれるでしょう。あなた達の手で、この子を育てるのです。ただし、そう遠くない未来に、旅立ちの知らせが届きます。あなたたちは、それまでの間、面倒見るだけの、いわば、かりそめの親。親としての時間は、ほんの一時。それでも良ければ、この子の手を取りなさい』

 

王様たちはエルちゃんと名付け、育てることにした。更に一番星はあることを告げた。

 

『旅立ちの時、その子を守る竜も現れる。星竜が……』

 

 

 

 

 

「エルちゃんが空から……」

 

「そして、プリンセスに、再び運命の光が宿った……無情にも、旅立ちの知らせを告げたのだ……」

 

「本当は、ここで共に暮らしたい……エル……」

 

「なでなで……えーん、ちないよ。いいこ、いいこ……」

 

エルちゃんは悲しそうにしている王様たちを慰めていた。

 

「エル……」

 

「こんなにも優しい子になっていたのね……そうね……きっと大丈夫……ここを離れても、あなたには、守ってくれる温かな家、家族がいるんだもの……」

 

「家族……私たちが……」

 

「アンダーグ帝国は、これからも、スカイランドや、そなた達の元へ刺客を差し向けるに違いない……危険を背負わせて、すまぬ……だが、どうか、プリンセス・エルを守ってほしい……」

 

「王様、王妃様……」

 

「これまでにまして、必ずや、エルちゃんをお守りします!」

 

「ボクも、任せて下さい!」

 

「頼んだぞ、プリキュア」

 

僕らはエルちゃんの事を改めて任されることになったのだが……それにしてもエルちゃんを守る星竜って一体……

 

 

 

 

 

ノアside

 

王たちとの話が終わり、パレードが始まろうとしている中、俺はソラと一緒にシャララのところにいた。

 

「ソラ。君達の先導を務めるぞ」

 

「ありがとうございます!」

 

「だが、私に続くのは、これが最後だ。君は、君のヒーローを目指せ……大切な仲間とともに……」

 

「はい!」

 

そうだな。ソラはそれだけ成長してきている。するとソラはポケットからあるものを取り出した。それはシャララが持っていたネックレスだ

 

「あ、そうだ! これがなくても、また会えますよね?」

 

「あぁ。スカイランドは、私が守る。そして、いつでも君達を支えよう。」

 

「はい!」

 

そしてパレードが始まるのだが、空に黒い雲が現れた。あれは晴れた日に1つだけ現れるいじわる雲……こんな日に限って……

 

「私達で何とかできないかな? スカイランドの晴れた空、エルちゃんに見せてあげたい……」

 

ましろの提案でソラたちはプリキュアに変身し、アップドラフト・シャイニングとミックスパレットの力でいじわる雲を吹き飛ばし、晴れた空を見せることに成功し……

 

「折角だから私たちもやろうよ」

 

「アス……まぁそうだな。」

 

「それじゃ……」

 

「やるか」

 

俺、フウ、桜空、アスで空に向かって炎と風と大地と氷で空に花火を作り上げた。こうしてパレードは終わるのであった。そしてみんなでソラシド市に帰ろうとしたとき、空から紫色の光が降り、エルの持っていた狂竜の宝石に宿ると宝石が一匹の小さな竜へと変わった

 

「これは……」

 

「ノア、もしかして星竜ですか?」

 

「そもそも星竜なんて存在するのか?」

 

「分からないが……」

 

フウもまた星竜の誕生に驚いた。

 

「みぃ、みぃ」

 

星竜はただただ鳴くのみであった。




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