ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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69 みんなで動物園

桜空side

 

今日はみんなでお出掛け、エルちゃんも運命の子とか気にせず、いつも通りに食事を楽しんでいる中……

 

「ましろは何でそんな不満そうな顔をしてるんだ?」

 

「その……いいのかなって」

 

「どうしたんですか?お二人とも?」

 

ソラが荷物の準備を終えて、僕らに声をかけてきた。

 

「どうにもさっきからましろが不安そうで」

 

「だって……いいのかなって……エルちゃんが運命の子なのに普通に食事させて……」

 

「大丈夫ですよ! ましろさんの作るご飯は、すっごく美味しいですから!」

 

「そうだな。ましろのご飯は毎日食べたいしな」

 

「桜空くん///で、でもでも、もっと豪華なご飯じゃなきゃ駄目なのかも?」

 

「そんなに沢山用意しても、エルちゃんが好きなのは、おにぎりとバナナですよ?それを言うなら、これは、私の弟のお下がりですけど、もっと豪華なドレスを着せるべきなのでは?」

 

「今日はお出かけだし、動きやすい服の方が……」

 

何だか気にしすぎな気がするけどな……

 

「ソラさん……ましろさん……桜空さん……」

 

するとツバサの弱々しい声が聞こえ、振り向くと何故かアメフトの格好をしているけど……本当に何があったんだよ……

 

「「ツバサ君!?」」

 

「プリンセスは運命の子……絶対にお守りしなきゃって思ったら、どんどんこうなっちゃって……」

 

もう暴走しすぎな気がする……

少ししてあげは姉が様子を見に来たが……

 

「みんな、準備できた? えぇ!?」

 

ソラ、ツバサ、ましろの三人はアメフトの格好をしていたのだった。あげは姉は苦笑いをしながら……

 

「何それ? 流行ってるの?」

 

そう突っ込むのであった。

 

 

 

 

 

 

ノアside

 

フウが車を出し、俺、桜空、アスでフウの車に乗った。桜空から今朝の話を聞くと……

 

「いちいち気にしすぎだろ」

 

「そうだよね~運命の子だからってエルちゃんはエルちゃんだし」

 

「本人は分かってないだろうしな」

 

「多分あげは姉も同じことを言ってるかもしれないかも」

 

まぁわざわざ気にしていたら、エルが不安になるだけだからな。それよりも……

 

「こいつは本当になんなんだ?」

 

俺は頭の上に乗る星竜について触れた。狂竜の宝石に空から降ってきた光が宿り、小さな竜に変わった。話に聞く限りだとエルを守る竜らしいだが……

 

「力は感じられないが……まだ幼いからだろうな」

 

「白竜、黒竜の話だと星竜なんて竜は知らないらしいから……」

 

「もしかして新しく生まれた竜とか?」

 

新しく生まれたか……それがあり得るなら……ウロボロスもまた……今は考えない方がいいな。まだ想像の域でしかないからな

 

 

 

 

 

 

 

暫くして今日の目的地である動物園に着いた。入り口には巨大な何かが置かれていた。あげは曰くこの動物園のマスコットであるソラシドサウルスらしいが……

 

「ノアたちみたいに翼がないですが……これも竜なのでしょうか?」

 

「あれはこの世界で大昔に存在した恐竜らしいですよ」

 

「「「恐竜か……懐かしいな」」」

 

俺、フウ、アスは口を揃えて言うと、ましろが驚いた顔をしていた。

 

「えっと、懐かしいって……」

 

すると桜空の頭にグーリが現れ……

 

「スカイランドにいるのだよ。恐竜と呼ばれた竜がな」

 

「そうなの!?」

 

本当に懐かしい……あいつは凶暴だったが、昔どこかの世界に自分の分身体を送ったことで木竜のじいさんに怒られていたが……もしかしたら……このソラシドサウルスは恐竜の分身体が進化した姿かもな

 

「何だか……意外な事実を知ったような……」

 

「まぁまぁ気にせずに行こうよ!ツバサくん」

 

アスの言う通り、いちいち気にせずにこの場所を楽しむことになった。

 

 

 

 

 

 

 

皆が動物を見て回っている中、俺は星竜をあやしていた。基本的に大人しく本当にエルを守れる力があるのか不思議だが……

 

「お兄さん……その子は何?」

 

不意に声をかけられ、振り向くと黒髪の子供がいた。敵意もなくただ星竜に興味があって声をかけてきただけか

 

「ペットだ」

 

「へー変わったペットだね」

 

「お前は……親はどうした?」

 

「ちょっとトイレの帰りだよ。またね、お兄さん」

 

黒髪の子供はそう言って去っていった。

 

 

 

 

 

それから少ししてお昼ご飯を食べることになったが、動物を見ている最中に、どうにもエルが動物の言葉が分かる事が判明した

 

「やっぱり、エルちゃんは、動物とお話できるみたいだよ」

 

「これから、もっと色んな力を使えるようになるんでしょうか?」

 

「ありえるかも。ただでさえ、私達をプリキュアにしたり、不思議な力を持ってる訳だし」

 

「もしかしたら、空が飛べたり……」

 

「力持ちになったり……」

 

「目からビームが出ちゃったり?」

 

「そ、そんなの、ハイパースゴスギ赤ちゃんだよ!」

 

「やっぱり、今からでも英才教育をするべきなんでしょうか?」

 

「ご飯にも、もっとこだわるべきかも! お料理の勉強しなきゃだよ!」

 

「はっ! まさか、こんなに早く、エルちゃんにスカイランド神拳を伝授する時が来るとは……」

 

「それはまだ早過ぎるんじゃ?」

 

何だかまた迷走し始めているな。すると見かねたあげはが三人を止めた

 

「みんな、落ち着いて! また考え過ぎモードになっちゃってるよ!」

 

「じゃあ、あげはちゃんは、どうすればいいと思う?」

 

「うーん……分かんない」

 

『えぇ……』

 

「だって、それ、プリンセスや運命の子じゃなくたって、パパさん、ママさん、みんな悩んでる事だし!」

 

「そう…なんですか?」

 

「そうだよ!絵本は何を読めばいい? ご飯は何を食べさせたらいい? 習い事はさせる? させない? 子供の良いところを伸ばしたくて、素敵な大人になってほしくて、みんな悩みながら育ててるんだよ」

 

あげはの言葉を聞き、三人が落ち着くとエルが心配そうに声をかけていた

 

「いたいいたい、ちた?」

 

「いえ、そういう訳では……」

 

「たいの、たいの、とんでけー!」

 

「ありがとう、エルちゃん!」

 

「プリンセスのおかげで、痛いのは空の向こうまで飛んでいきました!」

 

「どたまちて!」

 

「これ以上、エルちゃんを心配させる訳にはいきませんね!」

 

「そうだね! お弁当食べて、動物を見に行かなきゃだよ!」

 

笑顔が戻ってくる中、アスは一人思い詰めていた。まぁアスには何となく分かるんだろうな……

 

 

 

 

 

 

 

ある森の奥深く……そこに一人の男がいた。顔は牛のような顔をし、身体は筋骨隆々の男。そこに爆竜エクスが現れた

 

「この時をどれほど待ちわびた事か…ようやく、我が戦うにふさわしい相手が現れた…フン!いざ刃を交えようぞ、プリキュア!」

 

「ならば竜たちは俺が相手しよう」

 

「貴様は邪竜の部下か!悪いがこちらの流儀に合わせてもらうぞ!」

 

「いいだろう!邪魔をするなと言うことならな!」




ようやくミノトン出せた。ミノトンの再登場はいつなんだろう?
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