僕らはあげは姉と一緒に保育士の学校にに来ていた。あげは姉は面接があるらしく、僕らは外で待機していた。因みに車の都合でノアは後からやって来るらしい。
「えぅ?」
「ここはね。保育士さんの学校なの」
「保育士?」
「小さい子どものお世話をする先生のことだよ」
「昔からの夢で、最強の保育士を目指してるんだってさ」
「ないたいもののために頑張ってる。偉いよね」
「へー、ましろさんは、何になりたいんです?」
「私、私はね……特にない!?」
「「え?」」
ましろはもう夢とかあると思ってたけど…………
ましろは自分の夢について考え込んでいると、小さな豚を見付けた。あの豚って……何処かで見たような……
「ねぇ、桜空くん……あれって……」
「あぁそれにその先にある罠とキノコって……」
何処かで見たような毒キノコ……うん、どう考えてもあの豚は……
「豚さんが危ない!」
「いや、罠だよね?」
まぁあからさまな罠だし、放っておいても……と思っていたら、ソラがカバトン?を助けに行ってしまった。
「危ないところでした……豚さん、あれは罠ですよ! 近寄ってはいけません!」
「カバトントン」
子豚からカバトンへと変わった。うん、やっぱりと言うかなんと言うか……
「あなたは!」
「ヌッフッフ! このカバトン様が豚に化けていたとは、お釈迦様でも気が付くめい!」
「なんてずる賢い!」
「コントかな?」
とりあえずまた敵みたいだし、戦うべきだよな。
「何のためにこんなことを!」
「まーだ気づかないのねん」
カバトンの手にはミラージュペンがあった。まさかカバトンの目的は!?
「返してください!」
ソラが奪い返そうとするが、カバトンが距離を取り
「カモン!アンダークエナジー!」
カバトンはキノコのランボーグを召喚した。まずいな。ソラが変身できない以上……僕がやるしか!
「ギャハハ!プリキュアになれないお前なんか怖くないのねん!今日こそプリンセスエルを頂くのねん!」
ソラはランボーグから生えてきた触手がましろたちに向かっているのに気がつき、蹴りで弾くが逆に触手がソラの足に絡み付き、ソラを拘束した
「まずい!」
「おっと!迂闊に攻撃すれば、こいつが傷つくことになるぞ」
「卑怯すぎる」
非情になれればソラを多少傷つけてもランボーグを倒せるけど…………どうしたら……
「ましろん!桜空!こっち!」
あげは姉がこっちに来るように呼ぶ。今は……
「でも!」
「お願いです!エルちゃんを安全なところに!」
「行くぞ」
僕はましろの手を引き、あげは姉と一緒に校舎の中へと逃げた。
「あの大きさなら中に入ってこれないはず!」
「ふん、それなら……」
「へぇ遅れてきたら厄介なことになってるな」
ノアside
遅れて合流すると、ソラが捕まっていた。それにあのカバトンの手にはミラージュペンがあった。なるほど……大体の事情は理解できた
「貴様か!だが……こいつがどうなってもいいのか?」
「ソラを盾にするか……」
「折角だ。あいつらはランボーグの分身体に追わせて」
ランボーグから少し小さいランボーグが生み出されて、建物の中へと入っていく。
「何だ?追わないのか?」
「あっちは桜空に任せておく。俺は……」
両手に力を蓄えた。後はほんの少しの隙を見つければ……いい話だな。
桜空side
学校の屋上へと逃げ込む僕ら。どうにも小型のランボーグが追ってきてるみたいだけど……
「大丈夫よ。エルちゃん。お姉ちゃんたちが守ってあげるから……」
「どうにかしないと……」
『アーマイクテスマイクテス。無駄な抵抗はやめるのねん!今すぐプリンセスを連れて出てくるのねん!』
カバトンめ……ソラを人質にして、やりたい放題か?それにノアが来てるけど……迂闊に動けないでいるし……
「まずいな。ノアが力を溜めている」
「まずいのか?」
「下手すれば……あの小娘ごとやりかねないぞ」
ノアはソラごと……このままじゃ……
「何処かで金属バットでも拾って、戦えばワンチャン……いや、無理!あぁもう!何かいい手は……」
小型のランボーグもどうにかして、ソラを助けて……くそ……
「行かなきゃ……ソラちゃんを助けなきゃ……」
「そんなの分かってる!でもどうすれば!?」
「それでも行かなくちゃだよ!」
ましろが叫んだ瞬間、まばゆい光がましろから放たれ、ミラージュペンが現れた。
カバトンたちも様子を見るためにランボーグの身体を伸ばしてきた。
「なぁ!?何であんな脇役が!」
「これ……私の?私がプリキュアに?」
ましろがペンに手を伸ばそうとするとカバトンが止めに入った。
「やめろー!脇役なんかがプリキュアになれるもんか! お前に何の力がある?自分だって分かってるんだろ? ほら!」
手を伸ばそうとしているましろの手が止まった。ましろ自身の覚悟が……まだ……
ランボーグも迫って来るし……
「早くプリキュアにならなきゃだよ……でも、私なんかじゃ……」
「ましろん。それを手に取ったらどうなるのか、プリキュアっていうのが何なのか、私には分からない……でも、そんなの、どうだっていい……そこうるさい!」
扉をこじ開けようとするランボーグに向かって怒鳴るあげは姉。さすがと言うかなんと言うか……
「ましろん……本当に大事な事を言わせて……あの日、私は、ましろんから教わったよ……優しいっていうのは、強いって事なんだって……」
それって……あげは姉が家出をしたときに、ましろが迎えに来たときの……ましろはお別れしたくないって気持ちがあったが、自分が泣いたらあげは姉がもっと悲しむって……
「私なんか? そんな事言うな! そんな事、誰にも言わせるな!ましろんには、優しさっていう、誰にも負けない力があるんだよ!」
「ましろ……僕も同じ気持ちだ。ましろはもう誰にも負けない強さがある!あんなカバトンの言葉なんて聞く耳持つな!あんなお前のことなんて知らないやつの言葉なんて!」
「…………うん!」
ましろは覚悟を決め、ミラージュペンを手に取り、エルちゃんからスカイトーンを受けとり!
「ヒーローの出番だよ!」
プリキュアに変身した!
「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!プリズム!きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」
白とピンクの衣装を纏った姿に変わった。
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「キュア……プリズムだと!やっちまえ!ランボーグ!」
ランボーグの攻撃をプリズムが避けると力加減が難しいのか遠くへと吹っ飛んでいった。ランボーグが今度はこっちに攻撃を仕掛けるが、僕は氷竜の力で受け止めた
「桜空もそれ……」
「色々と後で話す!」
僕の蹴りと同時にプリズムが蹴りをくわえて、小型ランボーグを吹き飛ばした。
「ソラちゃん!」
プリズムは両手からエネルギー弾を放ち、ランボーグに攻撃を食らわせると、ランボーグの拘束が解け、カバトンが落としたペンをキャッチして、プリキュアに変身をした!
「ヒーローの出番です!スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ!無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
スカイはゆっくりとランボーグに向かっていく。僕とプリズムは小型のランボーグと対峙する
「ランボーグ!」
「やあああああー!」
プリズムが小型ランボーグに掌底をくらわし、吹き飛んだ所を僕が先回りし、蹴りを喰らわした。
「プリズム!」
「ひーろーがーる!プリズムショット!」
大きなエネルギー弾を放ち、小型ランボーグを浄化した。
ノアside
ソラが解放され、プリキュアに変身をし、ランボーグに向かっていく。とりあえず……
「ソラを痛め付けた礼はしておく!」
炎を纏った拳でランボーグを殴るとランボーグはスカイへと向かって吹き飛んでいく。スカイは吹き飛んでいくランボーグを……
「ひーろーがーる!スカイパンチ!」
スカイパンチで浄化をするのであった。
桜空side
ランボーグを撃退した僕ら。ましろは変身が解けて腰を抜かすと……ソラが抱き締めにいった。
「ごめんなさい!……私が未熟なばかりに……私なんて放ってくれれば……」
「ダメだよ」
「え?」
「私なんかなんて言っちゃダメ。ソラちゃんは私の大事な友達なんだから……ね?」
「……はい!」
こうして騒がしい一日が終わるのであったが……
「へぇあいつの力を辿ったら……中々楽しめそうだね」
僕らを見つめる少女がいたことに気づかなかった。