桜空side
散歩から帰り、みんなで昼食を食べているとあげは姉からある話を聞いた。
「そういえばこの海に伝承があるらしいよ」
「伝承?」
「何だか大昔はここら辺の海は酷く汚れていたらしいんだけど、突然人々の前に巨大な怪物が現れて、海をこれ以上汚せば罰を与えるって……それ以来ここら辺に住んでいる人たちは海を汚さないようにゴミ拾いとかしてるとか」
「そんな伝承があるんだ……」
「こちらの世界にはそういう話が伝わっているんですね」
「もしかして竜族が関わっているとかですかね?」
竜族が?まさかそんなこと……あり得そうだけど……
「まぁこちらの世界に住み着いた竜がいてもおかしくはないが……」
フウさんはこれ以上は予想の域でしかないため、この話は終わった。
それから僕が散歩に言ってるいる間、みんなは海を楽しんでいたみたいだ。泳げないソラには浮き輪を用意したり、シュノーケルで海の中を見たりしたらしい
「海……スカイランドの湖とは、また違った美しさがあります……」
「夏休みの最後に来られて良かったね、みんなでさ」
「ああっ! ムードに完全に流されていましたが、泳ぎの練習をすっかり忘れていました!」
「大丈夫だよ。泳げると思う」
「でも、遊んでいただけですよ?」
「だからだよ。ソラちゃん、力入り過ぎてたから。越えなければならない壁とかじゃないんだよ。海、楽しかったでしょ?」
「はい……」
「だったら、もう大丈夫!」
「のんきなものだな!プリキュア!」
ソラとましろの二人がそんなことを話していると突然ミノトンが現れた。こいつ、何処にでもいるな……
「海とは心身を鍛える神聖な場!プリキュア!我が修行の成果見せてくれるわ!きたれ!アンダーグエナジー!」
ミノトンは浮輪にアンダーグエナジーを注ぎ、ランボーグを産み出した。僕らは直ぐ様戦闘形態になり、ソラたちは……
「みんな!」
「「「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!」」」」
「スカイ!」
「プリズム!」
「ウイング!」
「バタフライ!」
「「「「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」」」」
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「あげて広がるワンダホー!キュアバタフライ!」
「「「「ReadyGo!ひろがるスカイ!プリキュア!」」」」
プリキュアに変身し、浮輪ランボーグと対峙する。僕らも構えると……
「ほう、ここにいたか!」
エクスも姿を現した。エクスは両腕を前に突き出し、炎の塊を放ち続ける
「くっ!今回は皆纏めてか!」
「あぁミノトン!良いだろう!」
「うむ、良かろう!ランボーグ!」
ランボーグがこっちに攻撃を仕掛けてくる。僕らは一斉に攻撃を避けるとスカイだけが海の方に避けてしまった
「あっ!?」
「スカイ!」
ウィングが慌ててスカイを助け、近くの岩場に降りるとランボーグはスカイとウィングに向かっていく、ノアとアス、フウも助けに入ろうとするが、エクスの爆破に防がれる。
「くっ!」
「みんな、エクスは僕が押さえる!ここは海!それなら!」
海の中に入り、海水を凍らせてエクスの爆破を相殺しようとするが……凍らない!?
「桜空くん、海水は普通の水と違って凍りづらいから」
そういえばそんな話を聞いたことがある……それなら……
「氷地竜防膜!」
氷と地の鎧を纏い、エクスの爆破を防ぐ
「ほう、自ら犠牲にしてか……どこまで耐えられるか!」
「桜空くん!」
「プリズムたちはスカイたちの所に行ってやれ!僕は大丈夫だから!」
「わかった!行くよ!プリズム!」
「う、うん」
二人は光弾と蝶の障壁で足場を作り、スカイたちの所へ行き、ノアたちも翼を生やし同じようにスカイたちを助けに向かった。
僕も防ぎながら反撃を狙わないと……だけど爆破が激しい。
「どうした!このままその防御が削れるまで耐えきるか!」
エクスの攻撃が激しい。おまけに白竜と黒竜の力を使う隙も……
プリズムたちもランボーグの空気を抜くがスカイはランボーグに海へと引きずり込まれ、プリズムたちもランボーグに捕まってしまってる。ノアたちもそのせいか攻めあぐねている。何とかしないと……
「な、何だ!?あの化け物は!?」
すると騒ぎを聞き付けてきた海斗がいた。
「逃げろ!ここは危険だ!」
僕は咄嗟に逃げるように言うと……
「ふん、ただの人間が……痛い目見たくなければ!」
エクスが海斗に攻撃を仕掛けようとするが……突然海から水の塊がエクス目掛けて放たれた。
「何だ!?」
「とりあえずあの化け物とそこの爆破している奴をどうにかすればいいんだね」
海斗はそう言ってみるみる内に姿を変えた。青い髪は長く延び、焼けた肌は青い鱗に変わった
「その姿は……?」
『まさか!?』
僕とグーリは海斗の姿を見て驚きを隠せないでいた。まるで僕みたいに竜が宿っているような……
「君と同じだね。僕の中には海竜様の力が宿っている。これは一族の定めみたいなものだ」
海斗はそう言って海水を操り、エクスを縛り上げていく。更にはランボーグを攻撃し、プリズムたちを助けると海に沈んだスカイが復活し、泳ぎながらランボーグに近寄り攻撃を放つ。
「あっちは大丈夫そうだね。こいつは……」
縛り上げられたエクスはそのまま海の中に引きずり込まれ、少ししてから水柱が上がるがエクスが上がってこなかった
「どうやら海の中で爆破の力を使ったみたいだね。まぁ爆破の圧力でダメージを受けたみたいだけど……」
海斗はそう言って元の姿に戻り、ランボーグも無事浄化された
戦いも終わり海斗から改めて話を聞くと……海斗の一族は大昔に現れた海竜と交わり、代々海竜の力を宿すようになったが、制約があるらしくここら辺の海を綺麗にし続けなければ、罰が下るらしい。
「桜空とは違う感じだな。それにしても……制約か……」
「制約あると何かあるのか?」
「制約をかけることで、竜の力はかなり上がると言われている」
だから海斗はあんなに強いのか……
「まぁそっちも大変みたいだけど、頑張れ。こっちは海を守るのを頑張るから!」
海斗はそう言って去っていった。こうして海水浴は終わるのだが…………
「どうだ?前の話に乗る気になったか?海竜の子孫よ」
「ウロボロスだっけ?悪いけどお前たちには協力はしない」
「……まぁいい。制約をかけられている海竜……リスクが大きいからな。だがこれだけは覚えておけ。いずれ世界は邪竜様の手に落ちる」
「その時はこの力でお前たちを倒す」
「ふっ」
感想待ってます