ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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83 四元竜と謎のプリキュア

桜空side

 

突然右腕が切り落とされた。それを見て慌ててプリズムが駆け寄ろうとしたが……

 

「大丈夫だ!」

 

「桜空くん?でも…」

 

僕は落とされた右腕をくっつけ、切られた箇所を氷で固定した。

 

「グーリ……色々と聞きたいことがあるけど……今は頼めるか」

 

「桜空……」

 

「大丈夫……ブロン、ノワール……回復力を高めてくれ」

 

『分かりました』

 

『元に戻るには5分だ』

 

痛みが強いけど……今は回復に……

 

「プリズム……そう言うわけだから……今はそっちのスキアヘッドを」

 

「桜空くん……分かったよ……」

 

プリズムを少し安心したみたいだ。そしてグーリは人の姿になり、リウムと対峙した

 

「リウムの相手は我がする!」

 

「そう言うことみたいだから……リウム。氷竜の相手をしてあげな」

 

「はい……」

 

グーリとリウムが戦い始めると、アスとフウの前にはボロボロの男が立ちはだかった

 

「俺は……こいつらと遊ぼう」

 

「この感じ……腐竜と同じ気配」

 

「もしかして腐竜たちの長的な?」

 

「あれは……俺の分身。分身と……同じと考えるな……俺は腐竜のストレイア」

 

「アス……気を付けろ」

 

「分かってる!」

 

フウとアスの戦いが始まり、ノアの前にはウロボロスが立ちはだかる

 

「エクスやテンペスターではないのか?」

 

「こちらの戦力を見せるためにな。あの二人は見学だ」

 

「そうか……なら!」

 

ノアは炎を纏い、ウロボロスに殴りかかる

 

「こちらも本気を出そう!」

 

ノアとウロボロスの戦いも始まる中、回復に専念している僕にオルドグルスが近寄り……

 

「さぁ僕らは話でもしようか?」

 

「ふざけてるのか?」

 

「ふざける?楽しんでるのさ。お前たちがどう足掻くのかを」

 

「それをふざけてるって言うんだ!」

 

「まぁ見てなよ。君の仲間たちがどう足掻くのか?」

 

オルドグルス……こいつは……だけど今は怒りに任せるところじゃない……耐えるんだ

 

 

 

 

 

ノアside

 

四元の力を解放し、ウロボロスを殴り続けるが……

 

「確かにお前の炎はかなりのものだが」

 

黒い穴に炎が吸い込まれていく。こいつの力は一体……

 

「悪いがお前たちの能力は私には通じない」

 

ウロボロスが右腕を尻尾に変化させ、俺を縛り上げる。

 

「単純な力で私に勝つしかない」

 

「なるほどな……なら!」

 

ウロボロスの顔をめがけブレスを吐き、拘束が緩んだ瞬間、ウロボロスに蹴りを喰らわす

 

「殴りあいが望みならいくらでも付き合ってやる!」

 

「ほう!」

 

互いに殴られては殴り返す。それを繰り返す中、俺は桜空の合図を待った。あいつなら……やるはずだ。それにスキアヘッドと戦うスカイたちも何とか助けに入らないと……

 

 

 

 

アスside

 

「「ハアアア!」」

 

フウと同時に攻撃を放つがストレイアは防ごうとせず、ただ攻撃を受けるのみ。いくらフウの風に切られようと私の岩で串刺しになっても……平気そうにしている

 

「効かねぇな……」

 

ストレイアは私の頭を掴み、地面に叩きつけるがそれを何度も繰り返す。

 

「アス!」

 

叩きつける威力が明らかにおかしい……何なの?こいつ……

 

「中々壊れねぇな……」

 

「ストレイア……お前、その腕……」

 

私を叩きつけるのを飽き、そのまま投げ飛ばす。私は頭から血を流しながらも立ちあがり、ストレイアの腕を見た。ストレイアの腕はボロボロになり、骨も出ているのに……

 

「俺は痛みを感じない……お前たちや人間と違って……力は常に……リミッターが外れている……」

 

要するに面倒な相手って事だよね?あーもう……血が流れてるからちょっとふらつくけど……

 

「アス……こいつを倒そうと思うな……桜空の狙いに合わせるぞ」

 

「分かってる……面倒なのは押さえつけるって事だね」

 

ストレイアを拘束するか……本気で大変かもね

 

 

 

 

 

 

グーリside

 

リウムが何故生きているのか分からない。だが今はこの危機を乗り越えないといけない。我は氷の剣を作り、リウムに斬りかかるがリウムは後ろに避け、水の刃を振る。我は横へ避けるとさっきまで立っていた場所に切ったあとが出来た。

 

「相変わらず……とんでもない刃だな」

 

「水竜刀……水は高速に噴出すれば全てを切る。それが私の武器でもあり、力でもある」

 

「そうだな……だが」

 

我は四元の力を解放した。四元の力解放は魂の姿となった我からしてみれば直ぐに元の魂の状態に戻ってしまうが…………リウムを押さえるだけならば……

 

「さぁ……水竜刀で我の氷竜結界を抜けるかな?」

 

「…………」

 

後は……桜空の合図を……

 

 

 

 

 

 

プリズムside

 

スキアヘッドと戦う中、私は桜空くんの事が心配でしょうがなかった。桜空くんは大丈夫だって言ったけど……それでも……

 

「プリズム!」

 

「うん!」

 

スカイの掛け声と共に私たちは一斉にスキアヘッドにパンチを繰り出すが……

 

「守れ!」

 

スキアヘッドが展開したバリアに私たちのパンチは防がれ、更に……

 

「弾けろ!」

 

黒い光弾が一気に放たれ、私たちは吹き飛ばされる。

 

「ないのだ。プリンセスを助ける手は、もう。既にすべてが終わっているのだ。そして竜たちもだ」

 

ノアさんたちが苦戦している。でも私は桜空くんを見ると桜空くんから黒い光と白い光が溢れ出していた。

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

「なんだい?この光は?」

 

「準備してたんだよ……」

 

僕はオルドグルスを殴り飛ばし、白と黒の鎧を身に纏った。

 

「みんな!今だ!」

 

僕の掛け声と同時にノアの炎、グーリの氷、アスの岩、フウの風が僕に向かって放たれた。四人の竜たちの攻撃は一つのエネルギーとなり、僕に吸収され、身に纏う鎧が赤、水色、黄色、緑の四色に変わった。

 

「四元竜の力!解放!」

 

「なるほど。擬似的に四元竜の力を…………」

 

「ここでお前を倒す!オルドグルス!」

 

「いいね!やれるものなら!」

 

僕の拳とオルドグルスの拳がぶつかり合う。

 

「互角か!」

 

「いいや、邪竜様の勝ちだ」

 

オルドグルスの力が……強い……このままだと……いや、諦めない。そうだろ……プリズム…スカイ…ウィング…バタフライ……ヒーローは諦めないだろ!

 

「エルちゃん……」

 

「エルちゃん……」

 

「プリンセス……」

 

「エルちゃん……」

 

プリズムたちも互いに手を繋ぎ、立ち上がる。まだ諦めてない。

 

「足掻き続けるか……そういうのは嫌いなんだよ!」

 

オルドグルスの拳が大きくなっていく。このまま僕を潰す気か…………

 

その瞬間……空から眩い光が差し込んだ。そして光の中から一人の少女と一匹の巨大な竜が姿を現した。

 

「消し飛ばせ!」

 

スキアヘッドが巨大な黒い光弾を放つが……

 

「ひろがるチェンジ」

 

光弾が当たり、少女がいた場所が煙に包まれ、煙が晴れるとそこには紫の衣装を纏った少女がいた。その姿はまるでプリキュア……

 

「まさか……」

 

「新しいプリキュア!?」

 

謎のプリキュアはスキアヘッドへ向かっていく。スキアヘッドはバリアを展開し、謎のプリキュアの拳を防ぐ

 

「問おう。汝の名は?」

 

「キュアマジェスティ!」

 

「キュア……マジェスティ……」

 

「キュアマジェスティ……その名前、知識の宮殿に記録しておこう」

 

スキアヘッドは姿を消した。

 

「なるほど……あれが……」

 

スキアヘッドが消えてもまだ邪竜が……その時、マジェスティが紫の竜に何かを伝えると、紫の竜は光の塊となり、ノアを包み込む。

 

「これは……」

 

ノアは紫の鎧を纏った姿に変わると、直ぐ様僕の援護に加わる

 

「その鎧……まさか!」

 

「ここで消えろ!邪竜!」

 

「消え去れ!」

 

オルドグルスの拳を僕とノアの拳が打ち砕き、オルドグルスは吹き飛ぶ。

 

「やったか?」

 

「やるね……まさかこんな面白いことになるなんてね」

 

吹き飛ばされたオルドグルスを包み込んだ煙が晴れると、そこには左腕を消し飛び、腹に風穴が空きながらも立つオルドグルスの姿があった。

 

「もっと楽しみたいけど……スキアヘッドが帰ったし、僕らも帰ろうか。あぁそうそう僕を倒そうとは思わない方がいいよ。僕は人がいる限り不死身だからね」

 

オルドグルスがそう言い残し、消えるとリウムたちも姿を消した。そして僕たちも元の世界に戻された。

 

辺りを探すと木の影からエルちゃんと星竜の姿があった。ソラたちがエルちゃんたちに駆け寄った。

 

「エルちゃん……」

 

「そら!」

 

「よくぞ、ご無事で! プリンセス!」

 

「良かった……本当に良かった……」

 

「エルちゃん……怖かったよね……ごめんね……ごめんね……守ってあげられなくて、ごめんね……」

 

「ましろさん……」

 

エルちゃんが無事だと知り、安心と心配から泣きじゃくるましろ。エルちゃんはましろにそっと近寄り……

 

「なかないで、ましろ……」

 

頭を撫でるエルちゃんをましろは抱き締め……

 

「もう絶対に離さないからね!」

 

そう言うのであった。僕はましろの肩を叩くと……

 

「桜空くんも!心配かけすぎだよ!」

 

「え、あ、ごめん」

 

「腕……落とされるし……本当に心配だったんだからね!」

 

「ご、ごめんなさい」

 

その後、ましろに怒られる僕であった。それにしてもアンダーグ帝国が本格的に動きだし……邪竜たちも……グーリは僕の中に戻ってから黙り込んでる。

それに気になるのはあのマジェスティと紫の竜は一体……




桜空が出した四元竜は一時的であり、本来の四元竜ではないです
グーリは桜空が器の力に覚醒してから、一時的に人の姿として戦えますが、時間制限つき

キョーボーグ登場したあとに、オリストでまた自分の書いているオリ主が絡む話をやります
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