ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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89 嫉妬?とましろの覚悟

ライside

 

バッタモンダーとキュアプリズムに気づかれない位置まで行き、二人の会話を聞きながらアスを相手にしなければならない……本当に面倒だ

 

「なにして遊ぶの?」

 

「えっと……砂遊びを……」

 

「それなら向こうに砂場が……」

 

「こういう固い場所の砂で遊ぶのが楽しんだよ」

 

頼むから……何処か行ってくれ……

 

『美術の・・・。もしかして、美大生ですか?』

 

『ああ。僕は画家を目指してるんだ。ここには、よく絵を描きに来るのさ!』

 

絶対バッタモンダーのやつ、『クーッククク! 絵を描くなら美大生に興味を持つ……思った通りだ!』とか思ってそうだけど…………

 

『どんな絵を描いてるんですか?』

 

『こんな絵だよ』

 

『わぁ……素敵な絵ですね!』

 

『ありがとう』

 

スマホで絵を見せてるけど、絶対ネットで適当に拾ってきた絵だろ。と言うか……寒気がヤバイな……あの二人から少し離れた場所にいる竜擬きの冷気が漏れ出してるよな?

 

『君はどんな絵を描いてるの?』

 

『私は全然駄目です……』

 

 

『何か悩みでもあるのかな?』

 

落ち込んでるけど……もしかして図書館での……あと竜擬きのこと気付け……地面凍らせてるからなー

 

「見て見て、お城が出来たよ」

 

「え?地面固いのに?」

 

「こうやって地面を耕して柔らかくして」

 

こっちも頼むから力業で何とかしないでほしいんだけど……

気付けばキュアプリズムが落ち込んでいる理由を話終わってる

 

『……という事があったんです……』

 

『なるほど……』

 

バッタモンダー……絶対に喜んでるだろうなーでも早く逃げろー竜擬きが氷の太刀を作ろうとして炎竜に止められてるからなー

 

『君、絵本作家になるのかい?』

 

『え? あの……なれたらいいなって……』

 

『プロの作家になれば、悪く言われる事は避けられないんじゃない? それが嫌なら、描くのをやめるしかないよ。僕も、描いた絵をつまらないって言われた事あるけど……』

 

『それで? 紋田さんは、どうしたんですか?』

 

バッタモンダー……何かアドバイスしてないか?気のせいか?あと、竜擬きと炎竜が殴り合いはじめて、アスが仲裁に入ってる……

 

『紋田さんは、絵をつまらないって言われた時、どうしたんですか?』

 

『いや、別に。僕は、何とも思わなかった』

 

『え?』

 

『だって、僕には、ちゃんとあるからね。覚悟が。悪口言われる覚悟がね』

 

覚悟か……まぁ俺も邪の力を手にする前はバカにされ続けてきた。そんな覚悟がなかったから…………

 

「ましろさーん!」

 

「ソラちゃん!」

 

するとあれは……キュアスカイとプリンセスがやって来た。あ、バッタモンダー終わったか?

 

『こちら、紋田さん!』

 

『こんにちは!』

 

『ど、どうも……』

 

『絵がすごく上手なの!』

 

『へー、私、ソラ・ハレワタールです! 私にも絵を見せて下さい!』

 

『い、いいとも……』

 

スマホで絵を見せようとするとキュアスカイがバッタモンダーが持っていたキャンパスを勝手に見ていた。

 

『これですね! おー、真っ白ですね。ああ……全然分かりません……』

 

うーん、これは巻き込まれる前に逃げておくか……もしくはバレたときの為にバッタモンダーを回収して逃げる方法を考えるか……悩むな……

 

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

ノアとアスに落ち着けと叱られ、僕はましろの所に来た

 

「ましろ、大丈夫か?」

 

「あ、桜空くん……何でボロボロ?」

 

「ちょっと……色々と……いや、はっきり言うと……嫉妬して」

 

「嫉妬?」

 

何と言うか……我ながら嫉妬深くなったな……と言うかどんな理由で嫉妬したのか言うのが凄く恥ずかしい

 

「ぶらんこ! ましろも!さくらも!」

 

「はいはーい!」

 

「分かった」

 

僕はましろの隣に座るとエルちゃんはあることを言い出した

 

「なかよし!」

 

「え?」

 

「ぶらんこ、なかよし!」

 

「エルちゃん……」

 

「……悩み解決した感じか?」

 

「え?多分……それで桜空くんはもしかして私が紋田さんと話してるの見て嫉妬したの?」

 

「……そんなところ……」

 

「大丈夫だよ」

 

ましろは僕の手の上に手を重ねた。

 

「私が一番大好きなのは桜空くんだから……桜空くん、心配しないで大丈夫だよ」

 

「……ましろ」

 

そっと顔を近づけようとすると、エルちゃんがキラキラした目をしていた

 

「ましろとさくら、いちゃいちゃ」

 

 

 

 

 

 

ライside

 

あの二人……赤ん坊の前でキスしようとするとか……どんだけなんだよ……

バッタモンダーは……キュアスカイにまだキャンパスを見られていた

 

『そうだ! みんなにも見てもらいましょう! 皆さーん!』

 

あーこれは……

 

『なになに?』

 

『どうしたんですか?』

 

キュアスカイの呼び掛けでプリキュア全員集合……更に炎竜、アス、竜擬きまで……終わったな。

 

『こちら、美大生の紋田さん!』

 

『こんにちは』

 

『すごく真っ白な絵を描かれるんですよ! ホラ!』

 

『確かに!』

 

どうするか……バッタモンダーを回収して逃げるにはあいつらの注意を……でも炎竜が俺が隠れてるところを見ている気がする……気付かれているな……なのにアスはなんで俺の正体に気がつかない!

 

「っていうか……どこかで、会いました?」

 

「いえ、初対面ですよ……」

 

「気のせいか……」

 

「そうそう……」

 

「「アッハハハ!」」

 

更に気がつくとバッタモンダーの足元にプリンセスが張り付いて、何かを見つめてる?あぁ頭に止まったバッタを見ているのか

 

「ばった!」

 

うん、多分今の状況的にバッタモンダーの正体がバレたと思ってそうだな。

プリキュアたちがバッタを捕まえようとしている。うん、バッタモンダー、無事に帰ってきてくれ。俺は早く逃げる!

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

ましろたちがバッタを捕まえようとしていると、突然突風が吹き、砂煙が晴れるとスキアヘッドがいつの間にか現れた

 

「あなたは!」

 

スキアヘッドは近くにいた子供からスケボーとフリスビーを見つめると

 

「アンダーグエナジー召喚!」

 

二つの物にアンダーグエナジーを注ぎ込むと新たな怪物『キョーボーグ』を生み出した

 

「みんな!行こう!」

 

僕らは戦闘スタイルに、ましろたちはプリキュアに変身した

 

「「「「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!」」」」」

 

「スカイ!」

 

「プリズム!」

 

「ウイング!」

 

「バタフライ!」

 

「マジェスティ」

 

「「「「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」」」」

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」 

 

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

 

「あげて広がるワンダホー!キュアバタフライ!」

 

「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

 

「「「「「ReadyGo!ひろがるスカイ!プリキュア!」」」」」

 

「やれ、キョーボーグ!」

 

キョーボーグは回転しながら走り出し、僕らを撹乱していき、隙をついてフリスビーの腕から円盤状のエネルギー弾を飛ばして攻撃をしていく。

マジェスティはエネルギー弾を弾いていくが、力を溜めたエネルギー弾を弾くことが出来ず、吹き飛ばされた。

 

「強い!?」

 

「ですが……いつも通りに戦うだけです!」

 

「だよね……苦戦する覚悟なんて、とっくにできてるもんね!」

 

「大切なものを守るためですから……」

 

「どうって事ないわ!」

 

プリズムはみんなの言葉を聞いて、何かを思い、そして覚悟を決めていた。

 

「キョーボーグの動きを止めれば何とか出来そうなら……」

 

僕は四元の力を解放し、キョーボーグの周りを凍らせていく。キョーボーグは氷を砕いていくが僕は更に凍らせていく

 

「色々と溜め込んだもんを一気に解き放つ!!」

 

キョーボーグの周りを完全に凍らせ、動きを封じるとプリズムたちが連携でキョーボーグに攻撃を喰らわせ、アスが巨大な岩をキョーボーグに落とし、ノアは

 

「星竜!」

 

「みーーー!」

 

ノアが星炎竜となり、キョーボーグを思いきり殴り、完全にダウンさせた。

 

「今だ!」

 

『マジェスティクルニクルン!ひろがる世界にテイクオフ!プリキュア・マジェスティック・ハレーション!』

 

マジェスティック・ハレーションでキョーボーグを浄化するのであった

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、僕はましろの部屋を訪れた

 

「あのね、色々と落ち込むことがあったけど、私は絵本を書き続けるよ」

 

「そっか……あの紋田って奴のお陰か?」

 

「多分ね。色々と悪く言われるかもしれないけど、誰か一人でも読んでくれるなら私は絵本を書く。今度紋田さんに会ったらお礼を言わないと」

 

「そっか……」

 

「桜空くん……また嫉妬してる?」

 

「……あぁ」

 

気にしないようにしても、気にしてしまうな……

 

「それじゃ……嫉妬しないように……一緒に寝る?」

 

「ましろ……色々とさ……」

 

「私が桜空くんの事を大好きだって沢山伝えないと……だから……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライside

 

バッタモンダーは無事に戻ってきた。とりあえずお疲れの意味を込めて昨日の夜は俺が金を出して夕食を食べた。そんな事があった次の日の学校帰り……

 

「あれ?昨日の」

 

「アスさんだっけ?」

 

「昨日は怪物騒ぎあったけど、大丈夫だった?」

 

「まぁ……アスさんも?」

 

「うん、あ、買い物帰りだから、また会ったら話そうね」

 

「う、うん」

 

「またね。ライ」

 

アスが去り際にそう言うが……え?俺の事……気づいてた?

 




次回は前々から言っていたオリスト。
オリスト終わったら映画の話をやります。
因みにましろと桜空は……添い寝のみです。してません。
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