ノアside
プリキュアも二人に増え、桜空も徐々にだか力の使い方を学んできたが……ここ最近ソラの様子がおかしかった。
「はぁ…はぁ…はぁ」
「どうしたソラ?」
「ノア…いえ、少し変な夢を見て…」
「またか」
ここ最近、ソラは魘されては目覚めると言う繰り返しだった。どんな夢を見ていたのかと聞いてもソラは答えなかった。
「…………」
こう言うとき相談してくれればいいものを
そんなある日のこと、ヨヨに呼び出されある説明を受けることになった。
「そもそもプリキュアとはなんなのかしら?古い本を調べて分かったことがあるの」
ヨヨは古い本に書かれた伝説を語り出した。
「それは嵐の晩の事だった。闇の世界の魔物がスカイランドに攻め込んできた。空は、黒い雲に覆われ、絶望的な戦いが始まった。スカイランドの姫は祈った。ヒーローが現れて、青い空とみんなの笑顔を取り戻してくれますように、と。姫の祈りに応えるように、勇敢な戦士が現れた。その名はプリキュア。プリキュアは、闇の世界の魔物を打ち払い、スカイランドを救った。これはスカイランドでも当の昔に忘れさられた古い古い伝説よ」
「伝説……グーリは知ってたか?」
「いや、俺たちはそんな古くから生きてはない」
「まぁ人間からしたら俺たちは長生きしてる存在だろうけどな」
ましろの方を見ると何故か武者震いをしていた。まぁそれはそうだろうな。伝説の戦士と呼ばれる存在になったんだし
「伝説の戦士、プリキュア! エルちゃん、もう安心だよ! 伝説のヒーローが味方だよ!そっか! エルちゃんの不思議な力は、スカイランドのプリンセスパワーだったんだね! んー! 私さ、今、猛烈にトレーニングがしたい気持ちだよ!ソラちゃん!一緒にランニングしよう!」
ソラも興奮してると思っていたが、どうにも暗い顔をしていた。
「そんなことより、この世界とスカイランドを繋ぐトンネルはいつ開いてもらえるんでしょうか?」
「もう少しだけ時間をちょうだい。簡単な作業ではないの。百種類以上の素材を繊細な手順で組み合わせて、それから……」
「カバトンは簡単にトンネルを開いたじゃないですか!あっ……」
つい大声を出してしまったことに気がつき、ソラは部屋から出ていった。珍しいな。あんな風に焦ってるのは…………
「ソラちゃん……」
「優しい子ね……」
「まぁソラはそういう奴だ」
とあるおでん屋台。そこにはカバトンの姿があった
「悪ガキの頃から、ここはからっきしで、でも、こっちには自信あったのねん!」
「そうですか……」
「なのに、プリキュアとかいう、めちゃくちゃTUEEEEヤツが現れてよ!」
「そうですか」
「しかも2人目まで爆誕……俺の立場は、どうなるのねん!」
「サービスです」
おでん屋の店主はそう言っておでんを差し出した。
カバトンは店主の優しさに感動した瞬間、突然空間が歪み、闇に染まった。
「まさか……」
「プリンセス・エルは、まだ手に入らぬのか? 役立たずめ……どれだけ私をがっかりさせるつもりだ?」
「も、申し訳ありません!」
「いつまでもチャンスがあると思うでないぞ? プリンセスを私の元に。よいな、カバトン?」
「御意!」
空間が元に戻るとカバトンは大量のおでんを一気に食べ尽くした。
「今日こそお前たちの最後だのねん!」
気合いが入るカバトンに一人の少女が現れた。
「ねぇ、カバさん」
「なんなのねん!お前は!」
「プリキュアって奴はカバさんが相手するならさ。私にあの竜たちを相手させてほしいな」
「小娘……何を……お前まさか!?いいぜ!乗った!」
「きゃはは!楽しみだな~!」
ノアside
それからソラたちと出掛けるが、ソラはずっと元気がなかった。ましろはそんなソラを心配して声をかけた。
「何かあった? 話聞くよ? ね?はっ!もしかして、プリズムショットの『ひろがる』ってとこ、スカイパンチの真似したから怒ってる?」
「違います……」
「そっか……じゃあ、何だろう?」
ソラは先に横断歩道を渡り、そしてましろに向かってあることを告げた。
「ましろさん。プリキュアには、もう変身しないでほしいんです」
改めてソラは俺たちにずっと見ていた悪夢について話した。それはランボーグと戦う夢だったが、攻撃を受け、変身解除してしまうましろの夢を……
「そっか……そんな怖い夢を見たんだね」
「ただの夢です。分かってます」
「心配してくれて、ありがとう。でもね、エルちゃんを守らなくちゃ!それにはさ、1人よりも2人の方が良くない?」
「1人でやります! 私がもっと強くなればいいだけの話です!それに……ノアもいますから……」
「ソラ、桜空はどうなんだ?」
「……桜空さんにはましろさんを守ってもらいたいです……そうすれば……」
「僕はそんなの……」
桜空が言いかけた瞬間、黒いエネルギーが一ヶ所に集まり出し、巨大なランボーグが姿を現したのだった。