ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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92 警戒

桜空side

 

未唯さんがこの世界に来てから一週間。特に問題なく過ごしているけど、本当に警戒するほどの人物なのか?

普通に料理を手伝ったり、エルちゃんのお世話をしてくれるし……

 

「警戒解いてもいいんじゃないのか?」

 

ノアに思わずそう聞くと、ノアも警戒は緩めるべきと判断しているけど……

 

「あくまで警戒を緩めるだけだ。もしもの事を考えた結果でもある」

 

「もしもか……」

 

「桜空やアスだけでも警戒は解いてもいいだろう。俺やフウは最後まで続ける」

 

「アスも?」

 

「アスもお前と同じように話していたからな」

 

そうなるとノアの言う通りにするべきだな。うん

 

「あのさ、何で私が近くにいるところでそういう話をするかな?」

 

ふと未唯さんが呆れた顔をして見ていた。いや、ノアは未唯さんの近くを離れようとしてないから……

 

「物陰でこそこそ話しているのを聞かれるよりかはマシだろ。それでお前が傷つくだろうしな」

 

「それはそうだけど……警戒してるから怖い人かと思っていたけど、意外と優しいんだね。ノアさんは」

 

「俺はずっとこういう性格だ」

 

未唯さんも特に気にしている様子はない。なんと言うか未唯さんはこういう人なんだなと思うようになってきた

 

「まぁ警戒されるような事をしたのは私の方だし、特には気にしないしね」

 

「じゃあ何故そういう事をしたんだ?」

 

「…………物凄く信じられない事を経験してきたなんて話しても……ね」

 

なんだろう?未唯さんは遠い目をしてるけど……一体何があったんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

ノアさんたちとの話から次の日の朝、私はソラちゃんとましろちゃんの二人と一緒にランニングしていた。まぁ私ものんびりしていたら体力が落ちるかもしれないと思ってだけど……

 

「未唯さんは結構体力あるんですね」

 

「スクールアイドルは体力が大事だからね」

 

「スクールアイドルか~この世界にはそう言うのがないけど……やっぱりかわいい衣装とか着たりするの?」

 

「うん、色んな衣装を着たアイドルがいたりもするね。可愛いだけじゃなくセクシーなものとか」

 

「せ、セクシー///」

 

ましろちゃんにはちょっと早かったかな?とは言え私もセクシーな衣装は苦手だけど……

 

「ソラシド市に来て、色々な文化を学びましたからアイドルについてもそれなりに学びましたが、やはり大人数で踊ったりするんですか?」

 

「うーん、私たちの場合はソロでステージに上がったりするかな」

 

「ソロ?」

 

「一人でって事だよ。ソラちゃん」

 

「一人で……それって心細かったりしませんか?私も一人で戦おうとしていた際に……」

 

その件はそれとなく聞いてるけど……確かにソロは心細い。だけど……

 

「ステージでは心細い事もあるけど、一人じゃないって分かってるから」

 

「一人じゃない?」

 

「応援してくれるファンや一緒に練習してきた同好会のみんなと繋がってる。ステージでは一人でも心で繋がってる」

 

「心で繋がってるか。何だかいいね」

 

「はい!私たちも離れ離れでも繋がってます!ですよね!ましろさん」

 

「うん」

 

なんと言うか……こっちの世界のソラちゃんはソラちゃんだな~

まぁこっちにはノアさんや桜空くんがいるからましろちゃんが変に不安になったりしないから安心だけど……

 

 

 

 

 

 

 

ランニングから戻るとあげはさんからみんなで買い物に行こうと誘われ、街に出ることになった。とは言え私の見張り……と言うより警戒のためにノアさん、フウさん、アスちゃん、桜空くんも付いてくることになったけど……

 

「その蜥蜴は連れてきて良かったの?」

 

「蜥蜴じゃなく竜だ。星竜」

 

「みー!みー!」

 

星竜が不満を訴えていた。。うん、ごめんね。羽が生えた変わった蜥蜴にしか見えなかったよ

 

「とりあえず服でも……」

 

あげはさんがお店に入ろうとした瞬間、私たちの前に突然見知らぬ男が現れた

 

「貴方は!スキアヘッド!」

 

「誰あれ?」

 

「アンダーグ帝国の幹部です!」

 

「カバトンたちより上みたいで、凄く強いの」

 

要するに大ボスの右腕みたいだけど……なんだろう?あのスキ……スキン?スキアヘッドから感じるのは……忠誠心よりも……

 

「アンダーグエナジー召喚!」

 

近くにあった看板と電灯にアンダーグエナジーが注がれて怪物が産み出された。

 

「キョーボーグ!」

 

「未唯さんは下がっていてください!皆さん!ヒーローの出番です!」

 

ソラちゃんたちはミラージュペンを取り出し、プリキュアに変身した

 

「「「「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!」」」」」

 

「スカイ!」

 

「プリズム!」

 

「ウイング!」

 

「バタフライ!」

 

「マジェスティ」

 

「「「「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」」」」

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」 

 

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

 

「あげて広がるワンダホー!キュアバタフライ!」

 

「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

 

「「「「「ReadyGo!ひろがるスカイ!プリキュア!」」」」」

 

「って……ええええええええ!?」

 

エルちゃんもプリキュアになれるようになったって聞いたけど、成長して変身するなんて聞いてなかった。

 

「何でそんなに私が変身することに驚くのよ」

 

「赤ちゃんのままで変身するかと……」

 

「まぁ驚くよね」

 

「僕らも」

 

桜空くんたちは姿を変え、頭に角が生えた姿に変わった。これが竜の力での戦いの姿。

桜空くんたちが姿を変えるとキョーボーグの隣に黒い竜巻が起き、そこには黒いオーラを纏った一人の男がいた

 

「あいつは!」

 

「テンペスターか。だがあの姿は……」

 

「潰す!潰す!潰す!」

 

私は物陰に隠れながらみんなの戦いを見守ることになったけど……さて、どうしたものか?




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