ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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93 進化する力。目覚めていた力

ノアside

 

キョーボーグとテンペスターが現れ、俺たちは戦うことになる中、俺は未唯の方を見た。物陰に隠れてこちらの様子を見ている。あれは心配しての行動なんだろうが……いや、今は戦闘に集中だ。

 

「潰す!潰す!潰す!潰す!」

 

テンペスターは黒い竜巻を放つが、俺、桜空、アスは黒い竜巻を避け、フウが風の刃で竜巻を切り裂く。テンペスターがそれを見て動揺した瞬間

 

「炎竜拳!」

 

「氷刃!」

 

炎の拳と氷の刃を喰らうテンペスター。更にアスが上から岩の塊を生み出し

 

「地竜弾!」

 

岩の塊を砕き、その破片をテンペスターに浴びせる

 

「潰す!潰す!潰す!」

 

ダメージを与えるがテンペスターはまだ立ち上がり、黒い竜巻を放ち続ける

 

「何度やっても無駄だ。お前の竜巻は私の風で切り裂ける」

 

「もっと!もっと!もっと!もっと!」

 

フウに指摘されても竜巻を放ち続けるテンペスター。邪の力に飲まれているから理性を……

 

 

 

 

 

 

スカイside

 

「キョーボーグ!」

 

キョーボーグが両腕から光を放つが、バタフライの障壁で塞がれ、プリズムが牽制で光弾を放ち、更にウィングとマジェスティの同時のキックを放ち、怯んだキョーボーグに私はパンチを放ちキョーボーグが倒れたが直ぐに起き上がった。

 

「このキョーボーグ。耐久力があるみたいですね」

 

「看板って雨だろうがなんだろうがずっと置かれてるから耐久力があるから?」

 

「それに防げたけどあの光、直撃喰らったら目が見えなくなるかも」

 

「それでも連携して当たれば!」

 

「怖くないわ!」

 

キョーボーグが再度光を放とうとした瞬間…………キョーボーグの動きが止まった。

 

「あれは!?」

 

キョーボーグの背後にはテンペスターが見る見る内に竜の姿に変わっていき、キョーボーグを食べ始めた。

 

「キョ!?ボー……」

 

「力を!もっと!もっと!もっと!もっと!力を!」

 

「ほう……これは……興味深い」

 

スキアヘッドが興味深そうにしながら、テンペスターを見つめていると、看板と電灯が地面に落ち、テンペスターは真っ黒な竜へと変貌した。

 

「リュウボーグ!」

 

「スカイ!テンペスターは!」

 

ノアたちが合流し、目の前のリュウボーグを見て驚いていた。

 

「竜がアンダーグエナジーを取り込むことで更なる進化を遂げたか。ならばその逆も……知識の宮殿に刻んでおこう」

 

「リュウボーグ!!!!」

 

リュウボーグが黒い竜巻を放つが、これまでと違っていくつもの竜巻が放たれ、私たちに襲いかかった

 

「くっ!?一気にあの量の竜巻を……」

 

「フウ!切り裂けるか?」

 

「いや、さっきまでと違い、切った瞬間に元に戻るみたいだ」

 

攻略法は…… その時、ノアが星炎竜へと変わった。

 

「ならば一気に決めるだけだ!」

 

ノアは駆け出し、リュウボーグへと突っ込んでいく。リュウボーグは自分を中心に竜巻を起こし、ノアの特攻を弾き返した。

 

「くそ!読まれていたか?いや、本能で防いだのか?」

 

攻撃も防御も隙がない。どうすれば……

 

「しかもノワールたちが言うには、リュウボーグには二人の力も効果がないみたいだ。これまでと全く違う竜みたいだ」

 

桜空さんの力でも……どうすればいいのか悩んでいるとウィングがあることを提案した

 

「アスさん、合体技で行きましょう!」

 

「合体技って……流石にアース・ウィングアタックでもあの竜巻は……」

 

「竜巻を横から打ち破るのではなく、上から行くんです!竜巻は激しいように見えますが、中心は穏やかです!ならば!」

 

「なるほどね!それなら四元解放!」

 

アスさんが四元の力を解放し、ウィングと一緒に空へと上がり、

 

「「ひろがる!アース・ウィングアタック!」」

 

二人が地の膜に包まれながら、上から竜巻に進入し、リュウボーグへと向かっていったが、眩い閃光が竜巻の中から溢れだし、ウィングとアスさんが竜巻の中から弾き出された。

 

「くっ……」

 

「ブレス吐くなんて……しかも光熱だし……」

 

まさかあのキョーボーグの力を取り込んでいた?だからリュウボーグに変貌した時に元になったものが吐き出された。

 

「これは思った以上の力だ。リュウボーグ、プリキュアと竜たちを倒す前に己の無力を教えてやれ。そこの小娘を攻撃しろ」

 

「リュウボーグ!!!!」

 

リュウボーグの視線の先には未唯さんが隠れている場所!?

 

「未唯さん!」

 

私たちは一斉に飛び出し、バタフライの障壁と桜空さんの氷の障壁でリュウボーグの竜巻を防ぐが、下から竜巻が突然起き、私たちは空へと打ち上げられ、地面に叩きつけられた。

 

「スカイ!?みんな!」

 

未唯さんは慌てて駆け寄る。私は何とか立ち上がろうとするけど……ダメージが大きい……

 

「何の力もない小娘を助けるために身体を張る。それが人間……無駄なことを、そんな逃げ遅れ隠れていた小娘を見捨てればいいものを」

 

「みす……てま……せん……未唯さんは……私の……私たちの友達です……友達を守れ……ない……なんて……ヒーロー失格です!」

 

「スカイ……」

 

私は気合いを入れて立ち上り、泣きそうになっている未唯さんに笑顔を見せ、

 

「それに……未唯さんの歌っている所……見たいですから……だから……泣かないでください……私は……ノアたちみたいに未唯さんのことを警戒してません。信じてます。友達である貴方の事を……」

 

「スカイ……ううん、ソラちゃん……」

 

私はリュウボーグに向かっていこうとしたが、力が入らず倒れそうになった。だけどそんな私を未唯さんが抱き抱え、ゆっくりと地面に座らせた。

 

「ありがとう。そしてごめんね……」

 

「未唯さん?」

 

未唯さんは笑顔を見せると、前に出た。

 

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

未唯さんが前に出た。何をするつもりなんだ?

 

「ここで……何かするつもりか?」

 

ノアがそう言うけど、未唯さんは首を横に振った。

 

「全部話せなかったのは、信じてもらえないかもしれないって思ったから……元の世界で色々とあって……猫になったり、子供になったりとか……普通に信じられない事を体験したから、この世界に来ても、不思議な事になれてたりしてたから……」

 

ふ、普通にそれは信じられないよな……うん

 

「でもどこの世界でも共通することはあるんだね。大切な友達を傷つけられて、黙ってられない事があるって!」

 

「ほう、ならばどうする?何の力もなくリュウボーグに挑み、その命を犠牲にするか?」

 

「そうだね……今のままだと無理だけど……」

 

未唯さんはもしかして……でも……

 

「ミラージュペンが生まれても、マジェスティの状態でスカイトーンって出せるの?」

 

「どうなの?マジェスティ?」

 

「…………分からないわ。でもスカイトーンは……」

 

マジェスティは未唯さんを見つめ、微笑んでいた。そして未唯さんはポケットからあるものを取り出した。

 

「あれは!?」

 

「まさか!?」

 

プリズムとノアが驚くのも無理もない。未唯さんの手にはミラージュペンと虹色のスカイトーンが握られていた。

 

「未唯は既にプリキュアだから」

 

そして未唯さんはプリキュアに変身した

 

「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!エンジェル!」

 

未唯さんの髪が長く伸び、白いワンピースドレスを身に纏い

 

「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」

 

両手には黒いリボンが、背中には12色のリボンがつけられ、胸の中心には虹色のリボンがあしらわれる。

 

「みんなの心を救う。虹色の天使!キュアエンジェル!ここからは私もヒーローとして戦う!」




リュウボーグ

邪の力を宿した竜がキョーボーグを取り込むことで姿を変えた存在。キョーボーグ時の力を使え、竜としての力も邪の力とアンダーグエナジーが掛け合わさり、強大になっている。二つの闇の力が混ざっているため、黒竜と白竜の力は通じない。
スキアヘッドはリュウボーグに興味を持つが…………

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