ノアside
周辺は海に囲まれ、近くにはちょっとした小島があった。そして目の前には……
「まなつ……じゃない。邪魔したわ」
「ちょっと待って!折角他の人に会えたんだからもう少し、もう少しね!」
ましろが海の中から現れた少女を捕まえようとしていた。
目覚めたら俺とましろの二人だけがこの変な場所……いや、変な世界と言うべきだな。そんな変な世界にいた。
「あのね、私は人じゃないわよ」
海の中から現れた少女は尾びれを見せてきた。なるほど、人魚か
「とりあえず移動しながら話すべきじゃないか?」
俺は二人にそう提案した。人魚の少女はローラ。友達のまなつと言う少女を探していた。ましろはローラの背に乗り、海を渡ることに……
「と言うか貴方、空を飛べるならこの子背負っていけるんじゃないの?」
「空は飛べるがましろを背負うとなると大変だからな」
「私……そんなに重くないんだけど……」
「体重の問題じゃない。どうにも力加減が難しくなっている。下手に背負うとましろが燃える」
「ノアさん、そんなに力加減出来なくなったの?」
「この世界に来てから……どうにもな」
力が安定しない。と言うより馴染まない感じがする……
「桜空くんとソラちゃん大丈夫かな?」
「ソラは……不安になってなければいいが、桜空の場合はグーリたちがいる」
こういうサバイバル関連は大丈夫だろと思っていると、少し離れた場所から何かの鳴き声が聞こえた。俺たちは気になり様子を見に行くことに……
鳴き声が聞こえたところに行くとそこには人間サイズの悪魔みたいな化け物が何十体もいた。その化け物に囲まれているのは……金髪の少女と小さな動物と白い服を着た男がいた。
「ブラペ、大丈夫か?」
「あぁ……それにしてもこいつら何なんだ?」
「分からないが……」
金髪の少女は小さな動物に襲いかかってきた化け物を蹴り飛ばす。
「こんなか弱いものを襲うなんて、許せない」
どうやら襲われているみたいだな。さてどうしたものか……
「助けなきゃ!」
ましろは直ぐ様走り出した。そうだな。見過ごすことはできないな
「ちょっと待ちなさいよ!」
「ひろがるチェンジ!」
「プリキュア!トロピカルチェンジ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「ゆらめくオーシャン! キュアラメール!」
プリキュアに変身したましろとローラ。まさかローラもプリキュアだとは……
「「「プリキュア!?」」」
プリズムたちも驚いていた。そうだよな。たまたま出会ったのがプリキュアとは誰も思わない。
すると化け物たちはプリキュアに反応し、こちらに襲いかかってきた。
「プリキュアを狙っている?まぁいい」
俺は迫り来る化け物を炎を纏った拳で殴り飛ばした。力が安定しなくても戦えるな。
プリズムたちも化け物と戦えている。援護は……と思っていると一人の青年に化け物が迫っているのが見え、俺は直ぐ様駆け寄ると白い服を着た男も同じように青年を守ろうとし、俺と同時に化け物を吹き飛ばした
「あんたは?」
「俺はノア」
「俺は……この姿ではブラックペッパーと名乗っている」
ブラックペッパー……変わった名前だが……後は
「そこのお前は?」
「あ、俺はイクス。気がついたら……」
「事情は後で聞く……今は」
プリズムたちの方を見ると戦えてはいるが、どうにも倒しきるのが難しいみたいだな。それなら……
「全員!こっちに!」
プリズムたちにこちらに集合をかけ、集まったと同時に俺は飛びあがった
「炎竜連拳!」
炎の拳の塊をいくつも放ち、化け物たちにぶつけ怯んだところで俺たちはその場から離れるのであった
紫乃side
砂漠を歩く僕とのどか。気がついたら僕ら二人だけ変な世界に来ていたみたいだ
「大丈夫か?のどか?」
「う、うん……」
とても大丈夫そうではないよな。流石に砂漠を水もなく渡るのは……
「あちらの方にオアシスがあるみたいですよ」
すると一緒に行動していた少女が指を指して場所を教えた。
「何で分かるんだ?」
「そういう力を持ってますので」
「凄いよね。リアムちゃんって」
リアム。僕らがこの世界に来て直ぐに出会った幼い少女。彼女も気がついたらこの世界にいたらしい。
それに幼いながらも襲ってきた化け物を水を操り撤退させた。
今はのどかはプリキュアに変身できないから僕一人で戦わない状況ではかなり助かってる
「ちゆちゃんたち、何処にいるんだろうね?」
「無事だといいが」
ちゆたちも心配だが……今は休める場所を……
フウside
変な世界に飛ばされた俺、ツバサ、エル、星竜。そこで出会ったさあやとことはと陽斗とミナト。ことはが箒で飛べるとのことでさあやとツバサとエルを乗せ、俺は風の力で陽斗とミナトを運ぶことになった。
「私、魔法って初めて」
「はー!本当は内緒なんだけどプリキュア同士だからいいよね」
プリキュア同士だからいいか……それにしても奇妙な偶然だ。おかしな世界に来たと思ったら、そこで出会ったのはプリキュアと共に戦う戦士だとは…………
「乗り心地は大丈夫か?」
「悪いが……不満を言ってる場合じゃないからな」
「それにしてもこんな世界で見知った人と出会えるなんて……」
陽斗とミナトとは前に会っている。とは言えこんな世界で再会とはな
「人になれる鳥なんて初めて見たよ」
「友達にも似たような事出来る人がいるよ」
そんな話をしつつ、この世界の事を考察する中、手懸かりはやはり遠くに見える城。あそこに行けば何か分かるかもしれないと言う話をしていると……
「陽斗、あそこに誰かいるよ?」
「本当ですね……それに……襲われている!?」
ツバサもことはが発見した人を確認するとこの世界に来たとき襲ってきた奴と同じ感じだが、ウツボみたいな化け物……それと対峙しているのは……プリキュアか?
「ハアアアア!」
ウツボの化け物の攻撃を避けていくと化け物は大きな口を明け、プリキュアを喰らおうとするが、プリキュアはロッドを取り出し、
「プリキュア・ローズ・トルビヨン!」
赤いバラの花を化け物の口に放ち吹き飛ばし、更にプリキュアはドレス姿に変わり、
「プリキュア・フローラル・トルビヨン」
ピンクの花びらの吹雪が化け物を包み込み吹き飛ばした。化け物はダメージを受けたからかその場から逃げ出すのであった。
「ごきげんよう」
戦いが終わり、俺達も近寄るとツバサが真っ先に降り、人の姿に戻り
「貴方はもしかして!この世界のプリンセス!」
「え?」
ツバサ……プリンセスに反応し過ぎじゃないか?
新たに出会ったプリキュア……キュアフローラこと春野はるか。彼女はプリンセスを目指しているらしい。この世界には気がついたら来ていたらしいが…………
「どうした?ミナト、陽斗」
「いや、どうにも気になることがな」
「うん……僕とミナトは見知った仲だけど……さあやとはーちゃん、はるかの3人は初めて会った感じがどうにも……」
「元々知り合い同士なのかもしれないと言うことか」
「それに俺もどうにも……力が安定してない。お前たちは?」
「俺もだ。身体が思っている以上動けない感覚がある」
「僕も本来はリゼルファの能力はエメラルドの力だけじゃなく他の力も扱えるのに……」
この世界に来て何かしら変調があると言うことか……
この世界に何か秘密があるのか?それとも……
あげはside
気がついたら一面雪景色の世界に来ていた私とアスちゃん。そこでアスミちゃんとラテ、一青くん、ララちゃん、ゆかりちゃん、クロトくんと出会ったけど……
「ゆかり!勝手な行動は止めるルン!」
「全員がプリキュアだって事は分かったわ。でも必ずしも全員で行動する理由にはならないでしょ」
「ここがどんな世界か分からないのに単独行動は危険ルン。協力し合うのが効率的ルン!」
「お互い見知った仲じゃないのよ。私は一人の方が気楽だわ」
「まぁまぁゆかりちゃんはお姉さんなんだからさ、年下の子には優しくさ」
とりあえず仲裁をすることにした私。こう言うときは本当に言い争いをしてる場合じゃないし……
「子供扱いしないで欲しいルン。私の星では……」
「貴方、疲れるわね」
「ルン!」
「貴方たちは好きなようにしたらいいわ。私もそうするから」
そう言って去っていくゆかりちゃん。うーん、どうしたものか……私は元々ゆかりちゃんと知り合いのクロトくんを見詰めた
「意地を張っているんだろう。それといきなりおかしな世界に来たから余計に…………まぁ暫くはそっとしておけ」
「そうするしかないか……」
「あのさ……ゆかりも心配だけど……あっちは……」
一青くん。前に私たちの所に来た紫乃くんの友達。この世界に来てアスミちゃんと出会った。そんな一青くんが気にしてるのは……
「ツバサくん……大丈夫かな……」
さっきから雪でプニバード姿のツバサくんを作るアスちゃん。この世界に来てからどうにもツバサくんの事が心配で心配でしょうがないみたいだ
「アス、少し落ち着きましたか?」
「なんとか……」
そんなアスちゃんはアスミちゃんに出会って直ぐになついてるのがちょっと気になる。さてどうしたものか……
オリキャラ紹介
ノア
炎の竜。元々はソラと共にスカイランドにいたが、ひょんな事からソラシド市に訪れた。
ソラとは兄妹みたいな関係だったが、恋愛感情が芽ばえ恋人同士になった。恋人同士になってもイチャイチャしたりはあまりしてないが、本人同士はそういうものだと気にしてない
イクス
ノアたちが戦っている所に出会った青年。気がついたらこの世界に来たらしいが……
橘紫乃
幼い頃輸血された鬼の血で人より高い再生能力を得る。その後戦いの中で鬼になれるようになり、呼吸と血気術を使えるようになる。ちゆとは幼馴染であり恋人同士
気がついたらのどか共に砂漠にいた。
リアム
のどかと紫乃の二人と出会った少女。水を操り、水がある場所を感知することが出来るらしいが……
感想待ってます!