クロト→ひまり
一青→ひなた
アスside
吹雪の中、私たちはとりあえず歩いていた。
「寒っ!?アスミさん寒くないの?」
「私は平気です」
アスミちゃん、薄着なのに平気そうにしてる。まぁアスミちゃんの場合、特殊な存在なのかなと私は思っている。いや思うよりも感じ取っている。
「ですが……」
アスミさんとあげはは私たちより少し離れた所を歩くララちゃんの事を気にしていた。まぁ言い争いしてしまうのは仕方ないけど……言い争った相手の事を気にするとは……意外と優しい子なのかな?
「……気になるなら追いかければいいだろに」
「色々と難しいと思うよ。お互いに素直になれない感じだから」
クロト、一青の二人はそう言う中、ラテちゃんが何かを決心して駆け出していった。多分向かう場所は……なるほどね
「ラテの方がしっかりしてる感じだね」
とりあえずみんなで追いかけていくことに……
「所でアスはいつまでそれを抱いているんだ?」
一青が私が抱き抱えている雪像を見てそう言った。
「落ち着くまで」
ツバサくんモチーフの雪像……何故か本能的に心配で仕方ない。何故だろう?それにこの世界も……どうにも気になる
みんなは別の世界と思っているけど、私にはここが別の世界とは思えない。
フウside
夕暮れの中、歩きながらこの世界に来た経緯を皆が話していた
「じゃあ、みんなも?」
「うん、気がついたら陽斗と一緒にこの世界にいたの」
「いつ、どうやって、ここに来たのか全然思い出せない」
「僕もです。共通点はプリキュアだと言うこと」
「それとプリキュアと共に戦う戦士だな」
ミナトの発言を聞き、それとなく理解できる。俺、ミナト、陽斗はプリキュアと深く関わっている。それは共に戦っている関係だから……
「それとあの怪物たち……」
「プリキュアを知っているみたいだった」
「もしかしたらこの世界にも悪い人たちがいて、それと戦うプリキュアがいるのかもしれません」
「じゃああのお城は……」
「きっと……そのどちらかに関わるもの……」
どちらかに関わるもの……もしくは両方に関わるものかもしれない。そう思う中、ミナトは……
「…………」
「気になることがあるのか?」
「あぁ……あのお城……どうにも目立っている」
「お城が目立つのは別に悪いことじゃ……」
「城と言うのは権力……言うなれば力の象徴。こういう世界ならお城があっても不思議ではないけど……目立ちすぎている。まるで目的地はここだって言っている様な……」
ミナトは別世界の人間だからこそ、お城に対して何かしら警戒しているのか?それにしても目的地か……
桜空side
謎のプリキュアを追いかけていく僕ら。ようやく追い付き、ゆいが声をかけた
「ねぇ!あなたもプリキュアなの?」
謎のプリキュアは僕らの方を振り向くと何故か驚いた顔をしていた。いや、僕となゆ、マリスを見ていない。見て驚いているのはソラたち……
「なんで?」
「ん?」
「覚えてないの?」
「え?何?」
謎のプリキュアは何かを確信したのか、直ぐに謝ってきた
「あぁごめん。そうだよ!僕もプリキュアだ」
やっぱりプリキュアだったか……だけどなんだ?この……感じは……
「私、夏海まなつ!あなたは?」
「シュプリーム」
「キュアシュプリームコメ!」
シュプリームは元の姿に戻るけど、耳が僕らと違う。この世界の人間だから?
「プリムでいいよ」
まなつは握手を求める中……僕はさっき感じた違和感が気になって仕方ない
アスside
足跡を辿り、辿り着いた洞窟の中にゆかりちゃんがいた。ラテは心配そうに吠える中、ララちゃんが真っ先に声をかけていた
「ゆかり!よ…よかったルン…」
ゆかりちゃんの無事を確認して、安心したのかその場に座り込むララちゃん。本当に心配だったんだね
「ご無事でしたか。ラテが貴方を見つけてくれました」
「ワン!」
「行きましょう。近くで良いものを見つけたのです」
とりあえず合流できたのかなと思っていると、洞窟の奥から何か気配を感じた。私とクロト、一青が前に出て構えると
「ようやく人と会えたのに……何でそんなに警戒されるんだ?」
洞窟の奥から現れたのは日焼けした少年……確か海斗?
海斗も気がついたらこの世界にいたらしく、少しの間洞窟に避難していたらしい。
確か海斗は海竜の力を扱えるみたいだけど……海が近くにないと本来の力は発揮できないらしい。まぁそういう制約があるから仕方ないか。とは言え海がなくてもそれなりには戦えるとか……
とりあえず私たちはアスミちゃんが見つけた足湯に浸かっていた。
「ごめんルン…私、自分の考えばかり優先して…ゆかりの気持ちを考えてなかったルン」
「そうね。でも…ありがとう」
「みんな、知らない世界で迷子になって心が疲れていたのでしょう」
「それじゃお湯に流して仲直り!」
これでララちゃんとゆかりちゃんは仲直り出来たみたいだね。
「それにしてもこんなところに都合よく足湯なんてね」
「ここは私が知る足湯に似ています」
「変な偶然ルン」
「偶然……」
一青は一人だけ足湯を見て、何か考え込んでいた。あげはがどうかしたのかと聞くが、何でもないと答えていたが……一青のあの感じ……まるでこの足湯は似ているのではなく……
すると足湯の湯気が晴れた瞬間、ゆかりちゃんはあるものを見て、驚いていた。いや、ゆかりちゃんだけじゃなくクロトもだった
「クロト……」
「あぁ……偶然ではないだろうな」
ゆかりちゃんたちは何かに気がついた?もしかしたら私が感じているこの違和感にも……
「あれ?あげは、その宝石は?」
「ん?あぁこの世界で気づいたらポケットに……何だか持っていた方がいいと思って」
あげはが持っている緑の宝石……一瞬だけどあの宝石からフウを感じたけど……気のせい?
オリキャラ紹介
フウ
風の竜。元々はアスのお目付け役としてソラシド市に来た。アスがツバサに好意を寄せ、授かりの儀を行ってからは桜空たちと行動を共にするようになった。そんな中、あげはの心に触れ、あげはに好意を寄せるがまだ恋人同士にはなってない
異世界に来てからは他の面々と行動する中で異世界の謎にいち早く触れつついる
アス
地の竜。元々は強い相手と戦うためにノアたちの前に現れた。ノアたちと戦うためにカバトンを利用していたり……ツバサがプリキュアに変身する経緯を見て、ツバサの勇姿に惚れ、ツバサにより近い距離でいられるように桜空に地竜の力を半分授けた。
現在はツバサと恋人同士になっている。
異世界に来てからはプニパード姿のツバサの雪像を作り、周りを心配させていたが、本能的にツバサの身を案じており、更には異世界について地竜の特性からか違和感を感じている
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