公安特捜班・長岡発スーパー特急「かがやき」の客たち 作:新庄雄太郎
「えっ、俺が金沢で殺人を。」
「はい、念のため関係者に聞き込みをしているんです。」
「それは、仕方がないな、じゃあ言うよ。」
池谷は、特急「かがやき」に乗って高岡へ行っていた事が分かった。
「高岡へ行っていたんですか。」
「おう、高岡へ行って高岡雅美をやって、次の日に氷見線に乗って万葉集巡りしていたのさ。」
「それを証明できますか。」
「証拠はあるよ。」
と、高山と小海は池谷に写真を渡した。
「ほう、高岡大仏へ行ってたんですか。」
「ええ、見物後にお茶と和菓子を食べて、そこから金屋町へ行ってキーホルダーを作って来たんですよ。」
「ああ、ひょっとして金屋町の大寺さんの所ですね。」
「おう、それに俺の友達は山町で銅板体験したんだよ。」
「ほう、それで高岡へ行ったんですね。」
「はい。」
「間違いないですね。」
「行く時はどうやって行ったんですか。」
「ああ、確か上越新幹線に乗って行ったな。」
「何時の新幹線が分かりますか。」
南は池谷に言った。
「えーと、確か、7時36分発の上越新幹線「あさひ1号」だったな。」
「7時36分の上越新幹線に間違いないですね。」
「ええ、そこから特急「かがやき2号」に乗ってたんだからな。」
調べた結果、池谷は「あさひ」と「かがやき」に乗って高岡へ行っていたことが判明された。
一方、梶山と菅原は川井の家へ向かった。
「あれ、居ないな。」
「留守かな。」
「全然出ないぞ。」
そこへ、大家さんがやって来た。
「ああ、川井さんなら今旅行中ですけど。」
「えっ、旅行ですか。」
「あのー、どこへ行ってるかわかりますか。」
「川井さんなら、今北陸へ旅行してるんです。」
「金沢か?。」
「ええ、金沢から、能登へ周って来ると言って、一昨日出かけたそうです。」
「そうですか、何時に戻られるかわかりますか。」
「そうね、明後日ぐらいには帰ってくると思うので。」
「そうですか、じゃあ改めてまた伺います。」
と、言って2人は特捜班に戻って行った。
17時56分、川井が乗った東海道新幹線「ひかり252号」が東京駅に到着した。
「じゃあ、私はここで。」
「気を付けて。」
と、言って川井は東京駅からタクシーに乗ってマンションへ向かった。
そこへ、タクシーが到着して、川井が北陸旅行から帰ってきた。
「すいません、鉄道公安隊の物です。」
「はい、何でしょうか。」
「川井さんですか、ちょっと聞きたいことがあってね。」
「何でしょうか。」
「実はですね、東京と金沢で殺人がありましてね。」
「すいませんが、ちょっとよろしいでしょうか。」
次回は、川井が特急「かがやき」に乗って北陸へ行っていたのか。