公安特捜班・長岡発スーパー特急「かがやき」の客たち   作:新庄雄太郎

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南は、川井のアリバイが気になった。


第5章 アリバイ捜査

川井は、梶山と菅原に話を聞くことにした。

 

「えっ、私のアリバイですか。」

 

「ええ、これは関係者に話を聞くことにしてるんです。」

 

「そうですか。」

 

梶山は、川井に話をした。

 

「六日から、北陸の民芸品を仕入れに行って来たんです。」

 

と、川本は言った。

 

「そうですか、北陸ってどの辺りですか。」

 

「はい、新潟へ行って、次の日に金沢と能登へ行き、次の日に京都へ行っていました、帰りには京都から新幹線に乗って。」

 

「なるほど、帰ってきたのは18時ごろって事ですね。」

 

「ええ。」

 

梶山と菅原は、高杉に報告した。

 

「ほう、一昨日から北陸に。」

 

「はい、10時ごろに上越新幹線に乗って新潟へ行き、次の日に金沢と能登と京都へ行っていたそうです。」

 

「なるほどね。」

 

「それ、本当なのか、梶山。」

 

と、南は言った。

 

「ええ、彼は新潟から金沢へ行ったと言ってました。」

 

「そうか、新潟から金沢へ行くには、新潟から新幹線に乗って長岡へ行くか、あるいは新潟から信越本線に乗って長岡で「かがやき」に乗って行ったかだよな。」

 

「それも、考えられますね。」

 

3人の中の、川井淳郎のアリバイ捜査については、石川県警に協力を得ることにした。

 

 

6日 午前10時、東京出発 新潟市内のホテルで一泊

 

 

7日 午前7時半、ホテルを出発、長岡に出て9時04分発の特急「かがやき2号」に乗車 金沢に一泊

 

 

8日 金沢を出発。七尾線で輪島を向かい。輪島で一泊。

 

 

9日 輪島-金沢-京都と列車に乗り、京都で一泊。

 

 

10日 京都発、新幹線で帰京。

 

 

「本当に特急「かがやき」に乗っていたのかな。」

 

 

「それも、考えられるな。」

 

 

「調べて見ないと。」

 

 

「ええ。」

 

 

「新潟から長岡で特急「かがやき2号」に乗れるのかな。」

 

 

「もし、乗るとしたら新幹線に乗ったって事は。」

 

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

 

高山は、早速時刻表を見て見る事にした。

 

と、調べて見ると。

 

 

新潟発7時50分 上越新幹線「とき406号」に乗車

 

 

長岡着8時15分 下車

 

 

長岡発9時04分 北陸本線特急「かがやき2号」に乗車

 

 

金沢着11時34分 下車

 

 

「あら、充分に乗れるわよ。」

 

 

「でも、特急「かがやき」に乗っていたかどうかだ。」

 

 

「つまり、川本はアリバイ成立って事ね。」

 

 

「とにかく、金沢へ行って見ますか。」

 

 

「ええ。」

 

 

「よし、私と小海と高山で行けば何か分かるかもな。」

 

 

「うん、何か引っ掛かるんだよな。」

 

 

「本当に乗っていたのかな。」

 

 

「でも、川井は新潟へ行っていたの。」

 

 

「ああ、8時45分に10時に東京駅を出発したからね。」

 

 

そして、南は高杉に話をした。

 

 

「班長、金沢へ行かせていただけないでしょうか。」

 

 

「おう、やっぱり気になるか。」

 

 

「ええ、やっぱり調べる必要があります。」

 

 

「そうか、じゃあ南は高山と小海と一緒に調べに行ってくれ。」

 

 

「わかりました。」




本当に、金沢へ行ったのか。

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