公安特捜班・長岡発スーパー特急「かがやき」の客たち 作:新庄雄太郎
次の日、南と高山と小海は午前7時36分の上越新幹線「あさひ1号」に乗って金沢へ向かった。
「高山君、上越新幹線に乗ると金沢へは何時間かかるの。」
と、小海は高山に言った。
「うん、そうだな、えーと東京から北陸へ行く時は上越新幹線の場合は長岡から特急「かがやき」で乗り換えていくと富山へは3時間21分、金沢へは3時間58分で行けれるんだよ。」
「へぇー。」
「要するに、東京と北陸へは上越新幹線で行くと便利って事か。」
「その通りですよ、主任。」
「なるほど、上越新幹線を使った方が便利って事だな。」
「ええ。」
ながおか―、ながおか―、長岡です、ご乗車有難うございました。長岡です。
と、アナウンスが流れた。
8時57分、上越新幹線「あさひ1号」は艇庫引く通り長岡駅に到着した。
「えーと、次の北陸本線の特急「かがやき2号」は9時04分か。」
「ええ。」
「あっ、あれがそうかな。」
と、特急「かがやき2号」が入線して来た。
「よし、乗ろうか。」
「ええ。」
まもなくー、9時04分発特急「かがやき2号」金沢行が発車します、ドアが閉まりますご注意ください。
と、アナウンスが流れた。
ファーン!
9時04分、特急「かがやき2号」は定刻通り、長岡を発車した。
「長岡を発車すると、途中停車駅は直江津と富山と高岡だけって事になりますね。」
「ああ、その通りになるな。」
特急「かがやき2号」は、直江津を過ぎるとそこから北陸本線に入った。
「歩夢は有名作家の高瀬隆一郎と一緒に座っていたから、確かだな。」
「ええ、歩夢は一緒の席だって言ってたからな。」
「でも、問題なのは川井が特急「かがやき」に乗っていたかですよね。」
「ええ、もし乗るとしたら新潟から長岡へは信越本線と上越新幹線に乗って特急「かがやき」に乗ったって事は考えられるな。」
「そうだよな。」
「乗るとしたら、新潟から長岡へ向かって乗った可能性があるな。」
「ええ。」
11時34分、特急「かがやき2号」は金沢に到着した。
早速、川井が泊まったと思われるホテルに確認してもらった。
「ええ、確かに川井さんはここで1泊されています、次の日に出たのは7時15分頃です。」
「それで、タクシーは何処へ向かったかわかりますか。」
南はホテルのドアマンに言った。
「川井さんは、ここの近くに止めてあったタクシーに乗って金沢駅へ向かいました。」
「なるほど。」
「それで、何時に着いたかわかりますか。」
「その客については、タクシーの運転手に聞いてください。」
「はぁ。」
「僕、その運転手に聞いてみます。」
「うん、頼む。」
高山は、早速運転手に聞き込みをした。
「ああ、その客ね覚えているよ。」
「えっ、本当ですか。」
「おう、金沢駅まで乗せて行ったな。」
「その客は、どこへ行くとか言っていませんでしたか。」
高山はタクシーの運転手に言った。
「ええ、確か能登へ行くとか言ってたよ、輪島へ行くって。」
「なるほど、川井はタクシーに乗って金沢駅へ行き、七尾線に乗って行ったんだな。」
そこへ、高山が南と小海に言った。
「えっ、タクシーに乗って金沢駅から七尾線に乗ったのか。」
「はい。」
「そして、次の日に輪島から金沢と京都で特急に乗って京都市内へ向かったと。」
「金沢の事件は犯行時刻は13時頃、その時間帯だな。」
「ええ。」
「確かに、金沢に来ていましたね。」
「ええ。」
南は、すぐに特捜班に電話してアリバイ捜査の報告をした。
「はい公安特捜班、おお高山か。」
「僕らは今、南主任と一緒に金沢に来ました。」
「ん、金沢に来たのか、えっ、俺に調べてほしい事。」
「そうなんだ、岩泉は調べてほしいんだけどお願いできるか。」
「ん、ちょっと待ってよ、今メモを取るから。」
岩泉は、川本の事で調べるようにとメモを取った。
「川井淳郎、うん、ホテルに来たのが17時頃、うん、次の日がタクシーに乗って金沢駅へ行って輪島に行ったと、なるほど、次の日が輪島から京都へ行ったと。」
と、岩泉はメモを取った。
「13時19頃に金沢に来て、17時頃に金沢市内のホテルに来たと、ああ、なるほどね。わかったよ、こっちも調べて見るわ。」
「うん、頼むよ、岩泉。」
「わかった、任せておけ。」
と、岩泉が言った。
そして、ついに謎は解けるのだ!
次回も、お楽しみに