ニューダンガンロンパv3 全員生存RTA   作:壊の公式

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 会話文多いですかね...

 仕方ないじゃん!17人もいるんだからさ!
 俺は悪くねぇぞ!
 全部雁木ってやつが悪いんだッ!


二度目の死

 <side 赤松楓>

 

 

 翌日の朝。

 私たちは食堂に集まっていた。

 昨日言っていた作戦会議をするためだ。

 

「みんな集まったようね。それでは始めましょうか。」

 

「まずは、あのトンネルから外に出る方法を考えよっか。みんな何か案はある?」

 

 そうやって呼びかけると、昨日から考えていたようで、すぐに意見が出てきた。

 

「昨日、そこの男死が言っていたように電気を供給しているシステムを探すのはどうでしょうか?こんなに大きな建物ですからきっとありますよ!」

 

「でも、まだそういったシステムはこの学園内では見つけておらんのぅ...」

 

「ゴン太も探検してみたけど、そういうのは見つけてないよ。」

 

「そもそも、俺らの探索できるところにないのかもしれないっすよね。例えば、地下深くとかね。」

 

「ククク...そうなった場合、僕たちが見つけるのは絶望的だネ。」

 

「キー坊は探知できないの?ほら、ロボットなんだし電気的なものを察知するレーダーの一つや二つ付いてるでしょ?」

 

「できませんよ!ロボットだからって、なんでもできると思わないでください!」

 

「えー、つまんないのー」

 

「じゃあー、そのシステムを探す方法はアンジーたちにはないねー。にゃはははー!」

 

「笑いごとじゃないですよ!私たちが脱出できるかどうかに関わってくるんですよ!?」

 

「そんなのー、神さまに頼めば大丈夫だよー。きっとみんな揃って脱出できるよー。転子も一緒に神さまに頼もうよー」

 

「嫌ですよ!私は神さまなんて信じません!転子が信じるのは合気道だけです!」

 

 話が脱線しそうになったので、話をもとに戻す。

 

「とにかく今、そのシステムを見つけるというのは難しそうだね。」

 

「ならさー、他の方法で電気を切る方法を探そうよー」

 

 そういうと、王馬君は入間さんの方に視線を向けた。

 いたずらっぽく笑いながら、入間さんに問いかける。

 

「入間ちゃんならさ、電気をどうにかできる装置を発明できるんじゃないの?」

 

「なんで天才美人発明家であるオレ様がそんなことやらねーといけねーんだよ!お前の脳ミソは豆粒か?」

 

「そんなことはどうでもいいんだよ。できるの?できないの?」

 

 そういうと、王馬くんは真顔で入間さんに詰め寄った。

 普段の王馬くんの表情とは打って変わって、真顔で凄い迫力だ。

 

「で、できるよぉ...だから、そんな怖い顔で睨むなよぉ...」

 

「にしし...。流石入間ちゃんだよ!こんなドブスでも一応は発明家ってことだねー」

 

「ド、ドブス...」

 

「じゃあさー、後で案を見せるから、それを作ってよ。」

 

「その案ってどんな案?」

 

「にしし...それは秘密だよー。出来上がってからのお楽しみだよー」

 

 その言葉に雁木くんが反応する。

 

「でも、一応はどんなものを作るかは知っておきたいね。なにかあってからでは遅いから」

 

「ひどいよ...雁木ちゃんはオレのことを疑うの...?」

 

「いやいや、疑う以前にお前の行動は怪しいんだよね。逆の立場だったら王馬だって俺を怪しいと思うだろ?」

 

「でもさー、オレはみんなに言いたくないんだよねー。どこに敵がいるかも分からないからさー」

 

「おい王馬!俺たちの中に敵がいるって言いてーのか!?」

 

「にしし...それはどうかなー?」

 

「王馬が言いたくない理由は分かったよ。じゃあ、折衷案として王馬の他に一人だけ確認するってのはどうだ?そいつが危険だと思ったらみんなに報告し、大丈夫だと判断したら誰にも言わないって寸法さ。」

 

「それって、その一人はオレが好きに選んでもいいのー?」

 

「もちろんだよ。その一人が俺だったら、王馬は嫌だろ?だって俺のことを疑っているしなぁ?」

 

「にしし...さあねー?じゃあその一人を選ぶって話だけど、オレは夢野ちゃんを選ぼうかなー」

 

「なんでウチが選ばれるんじゃ?」

 

「えー?だって夢野ちゃんってポンコツだし、これが敵だったら逆に苦労しないからねー」

 

「んあー!なんじゃその言いぐさは!ウチは偉大なる魔法使いじゃぞ!」

 

「そうですよ!夢野さんはサイキック少女なんですよ!ポンコツなんかじゃありません!」

 

「つーか、敵だったら苦労しないってことは、やっぱ俺たちの中に敵がいるって思ってんじゃねーか!」

 

「それは嘘だよー。オレって生粋の嘘つきだからねー」

 

「とにかく、ひとまずはこれで決定っすね。王馬君と夢野さんと入間さん、頼んだっす。」

 

「なんでオレ様がぁ...」

 

「めんどいのぅ...」

 

 ということで、王馬くんが入間さんに作ってほしいモノの案を見せて、そこに夢野さんも立ち会うということで決定した。

 王馬くんが私たちを信用していないのは悲しいけど、きっとよほど見せたくない理由でもあるのだろう。

 

「話し合いも済んだようだし、オマエラにはお知らせがありまーす!」

 

 話し合いが纏まったと安堵したのもつかの間、今度はモノクマが食堂に姿を現した。

 

 

 

 ♪♪♪

 

 

 

 唐突に現れたモノクマは、いつものように悪意の塊のような笑みを浮かべている。

 

「お知らせってなんすか?」

 

「いや、大した話じゃないんだけどさ...いきなりコロシアイをしろって言われても、そう簡単には人を殺せないだろうからさ。そんなオマエラに安心してコロシアイをしてもらえるように、ボクが安心して人を殺す言い訳を与えてあげようかと思ってさ。」

 

 モノクマが言葉を発するたびに、いやな予感が降り積もっていく。

 何か悪意に満ちたことを言ってしまいそうな――そんな予感が。

 

「人を殺す言い訳...?」

 

「そう。つまり動機だよ!これがあればあーら不思議!もし殺人がバレたとしても、お涙頂戴シーンにして誤魔化す事が出来るんだ!」

 

「な、なにを言っているんですか?意味不明です...」

 

「では早速、今回の動機を発表しまーす!」

 

 モノクマはそういうと、腕を広げて動機を発表する。

 モノクマの目が爛々と赤く輝く。

 口角がいつも以上に吊り上がり、いつも以上の不気味さ、恐ろしさを醸し出している。

 

「えー、今回はコロシアイの初回特典として、スペシャルな動機を用意しました!なんとっ!最初に行われる殺人に関しては、学級裁判は行われませーん!つまり、真っ先に殺人を犯した人物は、無条件で学園を卒業できるのでーす!」

 

「学級裁判が行われない...?」

 

「そうそう。あれだけ強調しておいて申し訳ないんだけど...最初に行われる殺人に関しては、学級裁判を行わないことにしたんだ。なので、安心して殺しちゃってくださーい!先着一名様限定だよー!」

 

「は!?マジかよ!殺しただけで外に出られんのか!?」

 

「だけって何ですか!もう少し冷静になってください!」

 

 いや、これは罠だ。

 モノクマは私たちを分裂させようとこの動機を発表したんだ...!

 コロシアイが起きてしまえば、私たちの協力体制を崩せる...

 そう考えての動機だ...!

 

 私はモノクマのその発言に対して反論する。

 私たちの外に出たいという気持ちを弄んでいるその発言に。

 

「い、いい加減にしてよ...それ以上私たちをバカにしないで!自分だけがここから出たいとか...そんな理由で人を殺したりとかすると思ってるの?バカにしないでよっ!私たちはあんたなんかに負けないっ!みんなでここから出るって約束したんだからっ!」

 

 しかし、私のその発言にもモノクマは意に介したような姿は見せない。

 それどころか、全てはお見通しというように笑っている。

 

「うぷぷ...やせ我慢しちゃって。もっと、自分が生き残る方法を合理的に考えなよ?誰かを殺せばいいだけなんだよ?」

 

「このクソヤローがぁ!」

 

「なるほど...囚人のジレンマっすか。そうやって非協力ゲームに持ち込もうって魂胆っすね。」

 

「...あ?なんだそりゃ?」

 

「お互いが協力する方が協力しない方よりも良いと分かっていながら、協力しない者が一方的に利益を得る状況では、お互いに協力しなくなる。それが囚人のジレンマっす。モノクマはそれを突き付けてるんすよ。赤松さんが提唱した協力ゲームを無効化して、プレイヤーが提携しない非協力ゲームにする為にね。」

 

「...やっぱり。」

 

「もし、その状況で殺人が起きたら、僕たち協力をするのが難しくなる...」

 

「むしろ、そのために初回特典なんて動機にしたんだろうネ。」

 

「ね?そんなギスギスした空気は耐えられないでしょ?だったら殺しちゃった方がいいよ!」

 

「な、なんですか...それ...!」

 

「あなたは本当に、私たちにコロシアイをさせたいようだけど、あなたの目的は一体何なの?」

 

「目的なんか関係ねぇ!これ以上こいつらの好きにさせて堪っかよ!オレはもう我慢の限界だっ!」

 

 というと百田君はモノクマにつかみかかろうとした――その直前だった。

 

「「「「おはっくまー!!」」」」

 

 そんな掛け声とともにモノクマーズが現れた。

 

 

 

 ♪♪♪

 

 

 

「ヘルイェー!見せしめヤローの決定だな!」

「やっとエグイサルの活躍シーンだね!」

「お父ちゃんには手出しはさせない!お父ちゃんには毎日笑顔でいてもらいたいもの!」

「キサマラもよう見とき!ワイらに逆らうとこうなるんやで―っ!」

 

「な...なんだ!?テメーら、何するつもりだ!?」

 

「や、やめてください!」

 

「百田君、逃げてっ!!」

 

 直後、周囲から不気味な機械音と共に、エグイサルが飛来してきたかと思うと...

 

「グシャリ」

 

 そんな不快な音を響かせて、彼――モノクマの体が潰された。

 

「ぐええええええええええっ!」

 

「っえ?」

 

「お父ちゃん!?」

「わー!お父ちゃんが無残な鉄屑になっちゃったー!」

「モ、モノダムのせいだぞっ!なんとなく...モノダムのミスだーッ!」

「......」

 

「な、なんですか...これ?どうなっているんですか...?」

 

「いやー、また破壊されちゃったね。可哀そうに。」

 

「そのうち一回はお主じゃがな...」

 

「それより、早くスペアを出しなよ!あの時みたいにさ!」

 

「あ、あの時はたまたまスペアを用意していただけや!今回は用意してないからすぐには復活できんのや!」

「可愛そうなおとうちゃん...二日連続で破壊されて痛かったよね...」

「それより、ミーたちが怒られるんじゃねーか!?」

「......」

 

「...どうやら、すぐにスペアを出してくることはできなそうね。」

 

「...そういえば、昨日破壊された時、初めての出勤だから念のため近くにスペアを待機させてたって言ってたね...」

 

「とにかく、今日は解散にするっす。王馬くん、夢野さん、入間さん、予定通りに頼んだっす。」

 

「おっけー!今日中に案を持っていくよー!」

 

「んあー、めんどいのぅ...」

 

「かったりーなぁ...」

 

 そうして、ひとまずは解散となった。

 

 

 

v3原作ってどこまで知ってる?

  • 当然、プレイ済みだよ!
  • 体験版だけなら...
  • キャラぐらいなら...
  • 前作なら知ってる!
  • ダンガンロンパの名前だけなら...
  • ダンガンロンパ?何それ美味しいの?
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