その鴉天狗は白かった   作:ドスみかん

13 / 84
戦闘描写があります。
苦手な方はご注意ください。


第十一話:大切な貴女へ

 

 

 夜明けが近い。

 白んでいく空が満月の闇夜を朝焼けへと描き変えていく。それに伴って月の魔力に突き動かされていたフランドールの狂気が薄れつつあった。いつもなら誰かを、何かをバラバラに壊して正気に戻っていた。しかし今夜は違う。『能力』を最大限に導入した全力での戦い、それにも関わらず誰も壊れていない。誰も壊していない。その事実にフランドールの心が不安と、かすかな喜びに揺れ始める。

 

 

「変われる、のかな?」

 

 

 もしこのまま夜が明けるならば、誰も壊さずに狂気が治まるのならば自分は変われるかもしれない。どこから出てきたのかもわからない、そんな思いにフランドールの心が揺れ動いていた。しかし勝負に手を抜くつもりはない、そんな器用なことはできない。

 フランドールの掌には太陽の熱、その紅い光は大図書館で踊る竜巻を焼き払う。フランドールは奥の手であった『魔剣レーヴァテイン』を振りかざしていた、いつもならば『能力』のみで決着が着くはずだった戦いに初めて使わされた切り札。姉レミリアの魔槍と対になる、真紅のレーザーを固めたような威力と輝きを放つ魔剣。それでも倒せない黒い鴉天狗たちにフランドールの鼓動が早まっていく。

 

 

「でりゃあぁぁぁああ!!」

「………え?」

 

 

 不意に後ろから聴こえていた声に間抜けな声を出してしまう。

 背後へと振り向く前に、自分の肩口へと突き刺さる妖刀。視界に踊ったのは風になびく茶髪のツインテールだった。ぐらりと身体が傾いていく、はたては袈裟斬りにフランドールをそのまま切り捨てた。傷は易々と心臓に達し、フランドールは致命傷を負う。しかし出血はない、『この身体』は一定のダメージを受ければ霧散するだけなのだから。

 

 

「まずは一人っ!」

 

 

 フランドールの『分身体』を切り捨てたはたては、即座にその場を離脱した。雄々しくも美しい翼を広げ、葉団扇の補助を受けた爆発的な加速で黒い閃光となる。そして、はたてが離脱した瞬間には鮮やかな炎がその場を通過した。フランドールの分身体は確認できたもので二体、はたてが倒したのとは別のモノが攻撃してきたのだろう。まさに紙一重での回避だった。

 

 

「こっちは子供の頃から『幻想郷最速』と鬼ごっこをしてんのよ。その程度の攻撃なんて当たらないっての」

 

 

 その言葉と裏腹にチリチリと髪の先から焦げた匂いがする。炎剣がかすっていたのだろう、あと数センチずれていたら顔に大火傷を負っていたかもしれない。しかし常人ならば臆するであろう恐怖もはたての心に焦りを生み出すことはない。胸の奥から沸き上がる怒りが、それ以外の感情を押し流してしまっているのだ。メラメラと燃え盛る心はその程度の恐怖で止められはしない。

 組織の上層部が語る「天狗としての矜持」「本気を見せぬことこそ華」に対して、はたては「そんなもの知ったことか」と妖力を解放する。渦巻く大気が彼女を取り囲み、生き残っていた本棚が軋みを上げる。『今どきの念写記者』、姫海棠はたては天狗としての全力を持って、もう一人の分身体へと隼のごとく急降下を仕掛ける。

 

 

「分身相手に手加減は一切してやらないから、せいぜい本気でかかって来なさい。そして友を傷つけられた天狗の怒りを知りなさい!」

 

 

 葉団扇は竜巻を生み、妖気渦巻く風の中心を飛ぶのは妖刀の輝きを爪のごとくに携えた黒い翼。

 その姿こそ鴉天狗、天つ風を率いて雲路を切り裂く『風神』にして古き山々に祀られし凶兆の者。鳥にして鳥にあらず、天狗にしてただの天狗にあらず。我らよりも高く幻想郷を見渡せる者はいない、我らよりも長く幻想郷を見守ってきた者はいない、と鴉天狗たちは語る。その古き誇りを胸に若き鴉天狗は空を駆け抜ける、全ては傷つき倒れた友のために。

 

 

◇◇◇

 

 

 激情に燃えるはたてが分身体と戦っている隣で、射命丸文はフランドールの本体との激しい攻防を繰り広げていた。黒翼と宝石羽は絡み合い、ぶつかり合っては火花を散らす。燃え盛る紅蓮の刃を流水のごとく滑らかに受け流す射命丸文。流石は鴉天狗の精鋭だけはある、その剣術は本物だ。はたて、刑香と比べるならば彼女の実力は頭一つどころか二つ、三つは抜けている。

 トップスピードのまま、黒い鴉天狗は稲妻のごとくに空を駆け上がる。暴風と火炎が激しく散る戦闘は、はたてに負けず劣らず苛烈だった。ただし、はたてと文の戦闘には明確な違いがある。それは文が極めて冷静であったことだ。

 

 

「えへへ、上手く避けるんだね」

「いやぁ、その剣をまともに浴びたら焼き鳥どころか消し炭にされちゃいますからねぇ。だから頑張って回避してるんですよ」

「顔色一つ変えてないくせに嘘ばっかり」

 

 

 この空間の全ては射命丸文の領域だ。

 『風を操る程度の能力』は密閉された空間では、外とはまた違う強さを誇る。すなわち空間内全ての大気のコントロールである。上へ下へと吹き荒れる強烈な乱気流に煽られ、更には視界を阻まれてフランドールは『能力』の狙いが定まらない。その空中で炎剣と妖刀がぶつかり合う。力任せにレーヴァテインを叩きつけるフランドールの攻撃をやはり文は妖刀でもって冷静に受け流していく。そして何回目かの接近戦で悲鳴を訴え始めた刀を見て、文は溜め息をついた。あまりの熱量に刃の一部が溶け出していたのだ。

 

 

「やれやれ、室町の世から伝わった秘蔵の妖刀がこれでは形無しです。後々に上層部から大目玉を喰らうのは避けられそうにありません、今から憂鬱です」

「ふーん、意外と冷静なんだ。私がボロボロにしちゃった白い鳥さんはお友達なんじゃないの?」

「刑香は大切な幼なじみです。少なくとも上からの命令を無視して駆けつけるくらいには大事な妹分ですよ。ですが、戦いの中に剥き出しの感情を持ってくるような迂闊さは私にはありません」

 

 

 もちろん嘘だ。本音を言うのならば刑香の翼をメチャクチャにした目の前の敵、フランドールの羽を同じようにへし折ってやりたい。煮え立つような怒りに心が震えている。もし刑香を痛め付けた相手が単なる野良妖怪であったならば迷いなく、そうしていた自信がある。

 

 しかし目の前にいるのは吸血鬼の幼子、これまでの言動を考えるに恐らくは世間知らずな子供なのだろう。そんな相手に報復を加えるのは、少しだけ気が引ける。そして「偵察までは許すが、この異変に深入りするな」という天魔の命令を自分たちは既に破っているのだ。ならばこの幼子に下手な傷を負わせること自体が懸命ではない。これ以上の異変への介入は不味い。それ故に射命丸文に求められるのはフランドールをできるだけ傷つけずに、尚且つ文自身も傷つかずに勝利することだ。強力な種族である吸血鬼相手にそれは何とも面倒くさい。

 

 すぐ隣の空間で「うりゃぁぁぁあ!!」と威勢よく分身体に斬りかかる友人に考えはないのだろう。暴れるだけ暴れて、その後の全てを自分に丸投げする腹積もりであるのは間違いない。普段は刑香と同じく冷めた性格のくせに、こういう場面では燃え盛る感情を表に出す。何百年も前からそういうところは相変わらずだ。

 

 

「まったく色々と面倒な戦いですねぇ。もし上層部から睨まれたら最悪の場合には追放もあり得るかもしれません。そうなれば刑香のボロ小屋にお世話になりましょうか、やれやれ」

 

 

 仮にそうなったとしても後悔はそれほどないだろう。例え、何があったとしても射命丸文は白桃橋刑香に無条件で味方する。その敵が誰であったとしても刑香を必ず助け出してみせる。もし立場が逆で、文が危機に陥ったのならば刑香は文を絶対に助けに来るだろう。それは砂糖を吐きそうなくらいに甘い、まったく天狗らしくない友情だ。だが、それを悪くないと感じる自分がいる。組織での体裁よりもこの関係を失いたくないから射命丸文は戦うのだ。

 

 

「きゅっとして…………!」

「おっと、その能力は見切り済みです!」

 

 

 フランドールが能力の照準を合わせようとする瞬間には、黒い鴉天狗の姿はそこにない。刑香とは違い、風陣に護られた文ならば回避方法はいくらでもある。超加速、風塵による目眩まし、術者自体を揺らして狙いを狂わせる。いずれにしても文に許されるのは一秒にも満たない対処時間だが、それだけあれば充分だ。『幻想郷最速』の称号は伊達ではないし酔狂でもない。音速にすら満たぬ程度の攻撃は射命丸文には届かない。

 

 

「あれ、どこにいったの?」

 

 

 あっという間に文はフランドールの視界から消える。そして幼い吸血鬼がキョロキョロと辺りを伺う様子を文は上空から見下ろしていた。

 

 

「さて、そろそろ仕掛けますか。双方ともに納得できる結末へとこの異変を導く。不肖ながら、この射命丸が船頭を務めてみせましょう」

 

 

 夜が明けつつあった。

 結界に護られながら、床に倒れ伏す白い鴉天狗の少女と彼女を介抱している幼い巫女を照らす光。そして大図書館の一角にて自己修復を終えて、ゆっくりと立ち上がった九尾の大妖怪に降り注ぐ暖かな熱。地平線の向こうから迫りつつあるのは太陽の気配、もうすぐ幻想郷に朝が訪れる。夜の終わりに合わせるかのように『吸血鬼異変』もまた終結の時を迎えていた。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 同時刻、紅魔館の上空にて。

 そこに君臨していたのは二人の人ならざる者たちだった。一人は『妖怪の賢者』、八雲紫。そしてもう一人は紅い月を背にして羽ばたく幼き姿の吸血鬼、レミリア・スカーレット。幾千の時を経た大妖怪に対して吸血鬼はたがが五百年を生きた若輩者、されど満月の光が満ちる今この場においてレミリアは紫と相対することを許されていた。

 

 しかし、もはや両者の間に殺気はない。

 

 すでに二人の戦闘は終結していたからだ。ほぼ無傷で戦いを制した勝者は八雲紫、傷だらけの敗者はレミリア・スカーレット。『キング』同士の直接対決は八雲側に軍配が上がっていた。それは見るからに圧倒的で、完全なる勝利だったはずだ。それにも拘らず、紫の背中を冷たい汗が伝っていた。

 

 現在の両者の間に横たわる差は百年や二百年で埋められるものではない。しかし千年、二千年後はどうだ。この幼い吸血鬼は妖怪としての格も、身に秘めたカリスマ性も完全なものへと成長させるかもしれない。それどころか『妖怪の賢者』の一人に数えられる運命があるかもしれない。それは八雲紫にとって大きな脅威であると同時に、扱い方次第では幻想郷を良い方向へ導く役に立つ人物ということだ。

 

 これで紫はレミリアを無下には扱えなくなった。そうなると自らの敗北さえレミリアにとっては計画の一部だったのではないか、と紫は考え始めていた。幼き夜の支配者はまるでワイングラスを傾けるごとく優雅に紫へと語りかける。

 

 

「幻想郷に感謝するわ。これでXulescu(イクスレスク)のように、迷い続けて来たあの娘は自らの意思でようやく運命を歩き始めることができる」

「この異変の目的はたった一人の身内のためだったと? 随分と妹に甘いことね、紅魔館の当主殿」

 

 

 Xulescuとはルーマニア語で『名無しの誰か』という意味のある言葉。自分の意思で運命を歩けない者には相応しい名称、それをレミリアは愛しさを込めて発していた。その真紅の瞳に映っているのは妹である金色の吸血鬼なのだろう。あまりにも身勝手で、あまりにも優しい異変の首謀者へと紫は呆れたような表情をした。

 

 

「別にフランドールのためだけじゃないわ。これで私たち紅魔館は『妖怪の賢者』相手にも一夜を戦い抜く勢力だと幻想郷中に知らしめられた。この異変で私たちの幻想郷での立場は確立されたわ。此方としては大成功よ。…………今この場で貴女に私が始末される可能性もあるけどね、どうするの?」

「やめておくわ、貴女たちは新しい幻想郷に必要だもの。『あのルール』を普及されるために、これまでの慣習や常識に囚われない勢力の出現を私は待っていたのだから。…………もしかして、それも見越した上での幻想郷への移転騒動だったのかしら?」

「さあ、どうでしょうね」

 

 

 少しだけ語尾を強めた紫の問いかけに対して、レミリアは何処吹く風で首を傾けた。いくら敗北を受け入れたといっても『運命を操る程度の能力』を解説してやるつもりは毛頭ないらしい。しばらく顔を背けていると紫も諦めたのか、幼い吸血鬼から視線を外して戦いの余波を受けた地上へと目を移した。そこに広がるのは変わり果てた風景だ。

 

 

「少しばかり、やり過ぎたかしら?」

「これが少しなの?」

 

 

 思わず苦笑した両者。

 ひとまず屋敷を囲む広大な森の一部が無くなっているのは仕方ない。強大な妖怪同士がぶつかったのだから地形の一つや二つは変わる、それくらいは普通の光景だ。しかし湖に突き刺さっている『列車』たちは戦いの異様さを鮮明に物語っていた。スキマ妖怪が廃棄された路線ごと外界から呼び出した、一両あたり二十トンを越える合金の塊。それを時速にして三桁を越える速度にて紫は突撃させた、もちろん直撃した際の威力は語るまでもない。

 それらの物理兵器の殆ど全てをレミリアは魔槍グングニルで防御、もしくは両断していた。恐るべきは吸血鬼の怪力と飛行能力、そしてレミリアの冷静な戦略眼だろう。奇妙なオブジェが浮かぶ湖、そこに住む小妖怪や妖精にとってはいい迷惑である。そんな惨状を作り出した元凶であるレミリアもまた、紫から目を外して紅魔館へと真っ赤な視線を送っていた。彼女の読んだ『運命』の通りならば、フランドールはここで変わることができるのだ。

 

 

「敗北から学びなさい、私の愛しいフランドール。この世界はあなたの『能力』で壊せないものに溢れているということを、今度こそ自らの心臓に刻み込みなさい。そうすれば、きっと狂気なんかに負けない。だってあなたは私の妹なんだから」

 

 

 ここからは見えないはずの妹へ向けて、レミリアは微笑んだ。徐々に鎮火していく火柱は、まるで妹の狂気が消えていくようだ。きっとあの娘は生まれて始めての敗北に学ぶだろう。この世界は自分が思っているより強く、安心できる場所なのだと。そして、あの白い鴉天狗と同じように『壊れないもの』を既に自分が両手いっぱいに持っていることに気がつくだろう。あの娘を大切に思っている者はレミリアだけではない。

 故に、レミリアは幻想郷に感謝する。大切な妹を成長させてくれる、きっかけを与えてくれた楽園に礼を述べた。もっとも、狂気に打ち勝ったからといっても引きこもりの方は金髪の泥棒猫の登場まで治る予定はないようだ。まあ、そちらの方は気長に待つとしよう。

 

 

「ようやく紅魔館の全員でピクニックの一つでも出来そうね。ふふ、今から楽しみだわ」

 

 

 概ね計算通りに事が運んだレミリアは満足そうに笑う。それは先ほどまでの威厳に溢れた姿が嘘であったように、見た目相応の子供らしい無邪気な笑顔だった。そんなレミリアの姿に毒気を抜かれながらも、紫は少しだけ憂鬱な気分だった。それは参戦した二人の鴉天狗たち、文とはたてに原因がある。形はどうであれ、『天狗』の力を借りてしまったのだから。

 

 

「はぁ、あの二人が味方してくれたのは助かったけれど、これで天魔に借りを作ってしまったわね。あの老天狗がどんな要求をしてくるのか、今から頭が痛いわ」

 

 

 八雲紫は溜め息をついた。

 あの二人が自らの意思で助太刀したのか、それとも命令だったのかは紫には判別できない。だが天魔は『部下である』二人の少女たちが成したことを自分の手柄のようにするに違いない。それはとても面倒なことである。しかも間接的とはいえ藍の危機を見事に救われた以上、その要求は決して安くはないだろう。かなり吹っ掛けてくるに違いない。

 とりあえず紫は勝ち誇った顔で高笑いする天魔を頭の中で蹴り飛ばしたが、同時に一先ずは二羽の鴉天狗たちに感謝することにした。彼女らのお陰で八雲紫は自身の命の次に大切な藍を失わずに済んだのだ。それは本当に幸運だった、もちろん刑香を救ってくれたこともだ。

 

 

「あの鴉天狗たちが現れなかったら、この異変に『わざわざ刑香を参加させた』目的が水泡に帰してしまうところだったわ。まったく、刑香は門番の足止めだけで良かったのに紅魔館に侵入するし、切り札の藍は傷を負って倒れるなんて大誤算よ」

 

 

 すとん、と紫は自分のスキマに腰掛ける。

 「それは座れるのか?」と不思議そうな顔を向けてくるレミリアには答えずに、お気に入りの扇子を広げた。彼女も『能力』を秘密にしたのだから、その小さなお返しだ。太陽の昇り始めた地平線を見つめていた紫は眩しそうに目を細める。

 

 

「まあ、全体を眺めるならそこまで悪い結末ではないかしら。私の手勢は全員生存、それに霊夢も少しだけ成長できたみたいだし…………良しとしましょうか」

 

 

 それでは異変を終わらせるとしよう。後々のためにも、できるだけ穏やかに、救いを持って結末を迎えさせる必要がある。そのためにもう少しだけ彼女に頑張ってもらわなければならない、八雲紫が最も頼りにする妖怪たる彼女に。パチン、と紫は扇子を閉じた。

 

 

「藍、頼んだわよ」

『御意』

 

 

 頭に直接流れ込んできた式神の凛々しい声に、紫は満足そうに頷いた。祭囃子の音は静まりかえり、妖怪の時間である夜は終わる。まるで賑やかな宴を締め括るがごとくに『吸血鬼異変』は終結する。

 

 

 




先日、素敵な贈り物をいただきました。
活動報告に上げさせてもらっております、お時間があればお越しください。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。