ゲームしてたらパルデア地方に何故かいる『元』24歳は自分です 作:DELTA-nuinui
ネモと別れて俺はテーブルシティからも出ようと『そらとぶタクシー』をチャーターしようと、マップを開いた瞬間に
ロトロトロトロト
と俺のスマホロトムが鳴って、一瞬ビクッとなりながらスマホロトムの通話を開けると相手は、ペパーだった。
『よぉ!デルタ!今何処にいるんだ?』
ペパーの質問に俺は「テーブルシティだよ」と答えると、ペパーが
『おぉ!なんてタイミングがいい子ちゃんなんだ!なぁデルタ!ちょっとサンドイッチの材料が切れそうなんで、買ってきてくれないか?』
と俺にパシリ通話をして来た。
俺は面倒くさそうに「え〜」と言うとペパーは面白いくらいに慌てて
『あー!別にタダでやらせる訳じゃねぇって!ちゃんと買ってきた分の代金は払うって!』
ペパーの言葉に俺は「当たり前だわ!」と突っ込むと、俺はため息をついて仕方ないので「わかったよ」と答えた。
『サンキュー!んじゃよろしく頼むぜ!場所はゼロゲートな!よろしくちゃんだぜ!』
ペパーは俺にそう伝えると、通話が切れて、買ってきて欲しいサンドイッチの具材一覧がメッセージで来た。
俺は「はぁ〜」とため息をつくと「行くか」と言ってピーチアカデミーを背に、コライドンに乗って、右奥へと進んで行った。
俺はトマトスライスやアーリーレッド、ハンバーグなどの(このゲームでは)定番から、トーフやポテトサラダなどのサンドイッチタワーバトルでは、総崩れ待った無しな具材も買ってゼロゲートへと、そらとぶタクシーで飛んだ。
「いやぁ〜まさかパルデアチャンピオンのデルタさんを乗せられるなんて今日はついてますな〜!ガハハ!」
6羽ほどのイキリンコが牽引するタクシーを操縦する人の話に「あはは……」と愛想笑いをしていると、目の前にゼロゲートが見えてきた。
するとゼロゲート付近から飛んでくるものがあった。
それは俺が乗っているタクシーと同じような感じだが、タクシーと違って1人乗り用な感じのイキリンコ牽引車だった。
そこに乗ってる人はコチラにメガホンを向けて話しかけてきた。
『そこのタクシー止まってください。この先はパルデアの大穴となっております。許可のない方は通行できません』
と警告してきた。
ゼロゲートの封鎖が解かれたので、毎日何人かは無断で侵入して痛い目にあったり、行方不明になったとオモダカさんや四天王の人達が頭を悩ませてるのを俺は『この世界』に来てから時々聞いてた。
今、このタクシーに警告を出してるのはポケモンリーグが設立した。
パルデアの大穴の警備を行ってる人だと分かった。
俺はタクシー運転手さんに
「すみませんここで下ろしてください。あの人とは自分が話します」
と伝えてゼロゲートへのトンネルの手前で下ろしてもらった。
そして、そこへ先程俺に警告を出してた警備の人を乗せたイキリンコ牽引車がゆっくり降りてきた。
俺は牽引車から降りてきた警備員さんに「お疲れ様です」と会釈する。
すると向こうも俺に気付いて、俺の方へ歩み寄って来る。
「君は確か!……パルデアチャンピオンのデルタくん!どうしてここに?」
と聞かれたので、俺は「はい。実は友達のお使いで来ました」と言うと丁度
「お〜い!デルター!お疲れちゃんだぜ〜!」
とゼロゲートに繋がってるトンネルから手を振って走ってくるペパーの姿があった。
「ほいペパー、これ」
俺はペパーにサンドイッチの具材を渡した。
ペパーは「おぉ!サンキューちゃんだぜ!」と言って俺に代金を渡す。
このやり取りを見てた警備員さんは
「なるほど、そういう事だったんだね」
と納得してくれた。
するとペパーが俺に言ってきた。
「なぁデルタ!俺、エリアゼロでマフィティフや他のポケモン達と特訓するんだけどお前も来ないか!?」
ペパーの誘いに俺は少し考えた。
(まぁ……暇だし……行ってみるか)
俺は「いいよ」と言って、ペパーと一緒にエリアゼロへ行こうとした所で警備員さんに呼び止められた。
「あーちょっとごめんね。デルタくん……ペパーくんはエリアゼロの立ち入り許可証が出てるから入れるんだけど……君は?」
と聞いてきた。
警備員さんの質問に俺ではなくペパーが
「おいおい、俺が入れるのにデルタが入れないなんてことないだろ?」
と何故か俺に言って来た。
警備員さんは「う〜ん……」と悩んだ。
「でもなぁ……いくら君がチャンピオンだからって、もし何かあったら……」
警備員さんが悩んでいるが、俺はペパーと警備員さん2人に言った。
「じゃあ今からポケモンリーグに行って、エリアゼロの侵入許可証を貰ってくるよ」
俺の言葉を聞いて警備員さんは「それがいいね」と賛成した。
ペパーは「分かったちゃんだぜ!んじゃあデルタが来るの待ってるからな!」と言ってきた。
俺は
「待ってたら時間もったいないだろ?」
と突っ込んだ。
するとペパーは
「それもそうだな!んじゃ行ってくるぜ!」
と言ってゼロゲートへと走って行こうとした所で「デルタさん」と声がした。