なんか、変な奴と暮らしてたら変な組織に人理を救えと言われて連れ去られた件。 作:にわかによる妄想劇場
「はぁ………はぁ………」
「どうかしら?」
「いや………キツすぎでしょ」
サーヴァント3騎との戦闘で、俺は大した傷は負っていないものの姿が真っ黒な事からシャドウ・サーヴァントの方も大したダメージを入った様子がないので撃破は難しいんじゃないかと本気で思う様になっていた。
何しろ、俺の長巻と相手の武器がぶつかり合ったり、躱し合ったりしながらの戦闘をある程度、続けているのだがこっちは疲れて肩で息をしている状態なのに相手は宝具を使わず、呼吸も荒げていないので単独では圧倒的にこっちが不利だ。
マシュも参戦させても良いが、そうすると所長と藤丸が彼らの攻撃対象になりかねないから参戦させ難いんだよなぁ。
「フッ!」
「ぜあっ!」
「ぬぉう!」
そう思っていると、2騎のシャドウ・サーヴァントから仕掛けてきたので彼女?の片手剣と俺の長巻がぶつかり合った瞬間、ゾッと背筋が凍り付く感じを受けたのでサイドステップを踏んで左側に倒れ込む様に避けると、俺の体があった空間に右手を突き出したもう1騎のシャドウ・サーヴァントがいた。
(あっぶねぇ! 咄嗟に避けてなかったら死んでたかも!)
そう思いながら、構え直そうとした瞬間に3騎のシャドウ・サーヴァントの体をそれぞれ突き刺す様に、オルトから伸びた棘みたいな物が出てきたのでシャドウ・サーヴァント達はその一撃で消滅する事になった。
「ふぅ、助かったでござる」
「シャドウ・サーヴァントってのを学習し終えたからね。計算通りなら大抵のサーヴァントに対抗できると思うわよ」
「なら命を張った甲斐があるもんだ」
彼女の言葉に、息を吐きながら長巻の刀身を収納するとマシュ達が近づいてきた。
「凄いです! 誠さんもサーヴァントだったんですか?」
「違う違う。オルトによって仮面ライダーみたいな改造人間になっただけさ。さっきの戦いはかなりギリギリだったし、宝具も出せないしね」
「付いていけるだけでも凄いですよ!」
俺の戦いに、マシュや藤丸は興奮気味だったがオルガマリー女史は冷静にオルトと話し込んでいる様だ。
「意外ね。そう言うのに興味ないかと思ってたわ」
「人間は脆い。だから彼だけでも強くしようと思っただけよ」
そんな言葉が聞こえてきたので、興奮するマシュ達を宥めながら目星が付きそうな場所へ向かおうとすると声を掛けてくる存在がいた。
「よぉ。随分と面白い体してんな」
「んん? そう言うあんちゃんは話が分かりそうなサーヴァントだな?」
「ああ。遠巻きから見てたが泥を被ったサーヴァント3騎を相手に戦える人間なんて見た事ねぇ」
「死なねぇ様にするだけで精一杯だったさ」
声を掛けてきた存在、長めの青髪を後ろに流してデカい杖を持つ魔導師風の青年が近づいてきたのでマシュと藤丸は警戒心を露わにしたが、真っ黒なシャドウ・サーヴァントと戦った俺からすれば彼らとは違い、色がある青年に敵意は感じられなかったので長巻は展開しなかった。
「俺はキャスターのサーヴァント。訳あってヤツラと敵対していた」
「俺は新倉 誠。あっちにいる青髪の姉さんのマスターさ」
「ほぉ、随分とデケェ奴を見つけたもんだな」
「あぁ、色々と大変だが何とかやれてるさ」
「なら良いんだ」
互いに自己紹介をして、軽く会話をするとオルガマリー女史達は話が終わった様なのでロマニも交えた情報交換をする事にした。
正確には、カルデア側の状況とこの街に来た理由を彼に話すと彼もこの街における聖杯戦争について話してくれたのだが、聖杯の泥を被ったセイバーによって聖杯戦争は現状になったとの事だった。
その為、彼としてはこの狂った聖杯戦争を終わらせたいし、俺らとしても原因究明と問題解決をしたいと言う事で利害が一致したので目的の場所である大聖堂へ向かう事になった。
そこには、キャスターとさっき撃破した3騎以外の原因となったセイバーの他にバーサーカーとアーチャーがいるとの事だったのだが、問題なのはマシュの宝具に関してだ。
改造人間の俺とは違い、紛いなりにも擬似サーヴァントである以上は宝具が使えてもおかしくないのだが、真名がわからない英霊が能力を譲渡しただけなので宝具の使い方はおろか、名称すら分かっていない状態だった為、キャスターの彼がマシュに特訓を付けて宝具を使える様にしてから大聖堂へ向かう事にした。
☆☆☆☆☆
「 地下工房でアーチャーと戦ったのは僥倖だな」
「ああ。あれで嬢ちゃんが戦力として使える上に経験値が上がったんだから一石二鳥だろ」
大聖堂へ向かう道中、地下掘りして作った工房でシャドウ・サーヴァントであるアーチャーに対して、対サーヴァント戦の経験を踏ませると言う事で彼との戦闘はマシュとキャスターに任せて一休みしているとオルトが念話で話しかけてきた。
〈マスター、オルガマリーの件なんだけど〉
〈どうだった?〉
〈色んな経路で辿っても肉体を感知できない。恐らく、破壊工作の際に爆発四散している可能性が高いわ〉
〈了解した。その事はまだ誰にも言うな。面倒になりかねない〉
〈分かった〉
内容は、オルガマリー女史の生死に関する事だったのだが生存は絶望的との事でオルトには口止めしたのだが、その理由はカルデアに帰ると言う共通の目的が俺らにはあったので安定したチームワークができているのだ。
その中で、今ここで彼女は既に死んでいるなんて言った次の瞬間に自分を認識できなくなって蒸発されても困るから、と言うこっちの都合も含まれているのだが事が終わった段階で言うしかないだろう。
勿論、かなりゴネられるだろうが納得してもらわないと困るのでその際は憎まれ役を買って出るしかない、と思うと少し憂鬱だったりする。改造されたと言っても人間なんだし。
そんな訳で、大聖堂の元に来たのだがそこには日本でも有名なアーサー王物語に出てくるアーサー王を、セイバーと言うクラスのサーヴァントに落とし込んで生まれたのが黒い甲冑を身に纏った少女だ。
「妙な気配を感じると思ったら貴様らだったか」
「ちょいと訳ありでね。普通の人間じゃねぇ事は認めるさ」
「まぁ良い。私の目的はこの聖杯戦争を勝つ事なのだからな」
「そーかい」
そして、そんな少女が俺とオルトに目を向けたので平然と答えたのだがサーヴァントとしては破格の魔力を有していたので、俺1人の力だと無理ゲーなのだがオルトが前面に出ると逆にあっという間に終わってしまうので念話でオルトにある要請した。
〈戦闘になったら魔力炉のリミッター解除、よろしく〉
〈分かった〉
俺の中に埋め込まれた魔力炉は、全力運転をすればサーヴァントと互角に戦えるのだが俺自身の未熟さもあって上手く使いこなせなかったので、今まではリミッターで出力をかなり絞っていたのだが目の前のサーヴァントの強さもあって、解除キーを持つオルトにリミッターの解除を頼んだ。
するとある程度、解除してくれた様で体中に力が漲るのを感じたので長巻の刀身を展開するとセイバーが構えたのと同時に、魔力量が増えたので宝具が来ると思った瞬間、2人の声が重なった。
「
「
アンケートを見れば分かると思いますが、ゲームにおけるイベント等に関してです。
本編とは別に、今までゲームとして行われたイベントに本作主人公やオルトを参加する場面を読者の皆さんは見たいのかな?と疑問に思ったので、気軽に投票して頂ければ助かります。(実際に参加するかは別ですが)
因みに、作者としては1番最後の本編をサクサク進めたい派です。
ゲームにおけるイベントを本編に出してほしいかどうかに関するアンケート
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いる:全部出して♡
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いる:季節物などに限定
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どっちでも良い
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いらない:本編を優先してほしい
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いらない:そんな事より、本編進めろ