なんか、変な奴と暮らしてたら変な組織に人理を救えと言われて連れ去られた件。   作:にわかによる妄想劇場

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次回投稿で、オルレアンに入るので暫く間が空きます。


第7話 召喚

「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

「そんな適当な歌詞と音程でサーヴァントが来てくれる訳ないでしょ」

「そうは言いますがね、所長。俺も藤丸も魔法に関しちゃ、ど素人の範疇ですよ。後は精々、エ○スペクト・パト○ーナムって言うぐらいですよ」

「アンタねぇ、そんな知識でよくもあのオルトと同居できたわね。大概の奴なら速攻で死んでたわよ?」

「まぁ、俺だからなぁ。てか、それなら所長が教えてくださいよ。魔術師として一流なんでしょう?」

「機会があれば教えるけど、なんかムカつく!」

 

 召喚を行う部屋に到着し、適当な呪文を言いながら入室するとオルガマリー女史からのツッコミが入ったので会話をしながら、召喚に必要な材料である星晶石と言う物を準備してから召喚する段階に入った。

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。

 集う星の下もとはフィニス・カルデア。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

 閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

  繰り返すつどに五度。ただ満たされる刻ときを破却する。

     告げる。

 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

 聖杯の寄るべに従い、人理の轍わだちより応えよ。

 汝、星見の言霊を纏う七天。

 降くだし、降くだし、裁きたまえ、天秤の守り手よ   !」

 

 そして、俺からの進言で藤丸から召喚する事になったのでカンペに則って詠唱を唱えると召喚サークルが光って1人の英霊が召喚された。

 

「影の国よりまかり越した。スカサハだ。マスター、と呼べばいいのかな。お主を?」

「………誰?」

「北欧、いやケルトの伝承か? 詳しくないから何とも言えないが」

 

 そのサーヴァントは、暗めの紫色のタイツを着こなしている均衡の取れたプロポーションの女性であり、スカサハと言う真名を言ったので藤丸はピンと来てないが俺はそう言いながら周囲の反応を窺うとかなりの好感触の様子だ。

 何しろ、日本では馴染みが薄いもののケルトの伝承に登場する人物を英霊として呼び出したのだから、一般人だった彼としてはかなり運が良いと言っても過言ではない。

 その為、彼もスカサハに自己紹介している間に俺も必要な分の星晶石を召喚サークルに置いて詠唱を唱えると、新たなサーヴァントが召喚に応じてくれたのだが召喚し切る前にオルトが俺の前に立って警戒に当たってくれた。

 

 その行動と共に、スカサハみたいなサーヴァントとは違った何かを感じ始めたので俺も警戒心を持ち始めた一方で、オルガマリー女史達はそれまで我関せずの態度だったオルトの行動にざわめき始めていた。

 

「はじめまして、汎人類史のお友達! 私はククルカン。樹海の水と風と大地の守護者にして、えーーと……なんだっけ? ま、いいですよね、細かいことは。これからたくさん、貴方たちの文化を学ばせていただきます♡」

(………そっ、そう言う事かぁ〜)

 

 通常、サーヴァントと言うのは人類史の中で活躍した英雄などが人々によって祀り上げられて英霊となってから、サーヴァントとして魔術師に呼び出されるのだがククルカンと名乗ったサーヴァントはその定義には当てはまらない。

 彼女みたいなのは、オルトの様に外宇宙や別次元から来たサーヴァントで以前、レフだった存在から教えてもらった降臨者(フォーリナー)と言うクラスのサーヴァントなのだろう。

 そして、召喚時に感じたのはフォーリナーとして別格の雰囲気を感じ取ったからでよくよく観察すると、オルトと同じ感じを受けるのでやべー奴を呼び出しちまったと思いながら話しかけた。

 

「召喚したのは俺さ。名前は新倉 誠。ここ、カルデアでマスターをやってます」

「えぇ、よろしくね。マスター!」

 

 そう自己紹介をすると、ククルカンは満面の笑みを浮かべて反応してくれたのだがオルトに目を向けると警戒心を露わにしたのだが数秒間、視線を交差させた後で互いに右手を出してがっしりと握手したので、彼女達の間で何かしらのやり取りがあったんだろうなと察して何も言わなかった。

 

「あっつ!」

「ど、どうしたの!?」

「いや、これは………今になって令呪が使える様になったでござる」

 

 その為、次の召喚を促そうとした瞬間に左の手の甲に熱い物を感じたので反射的に熱い物から手を離す様な感じで、手を振ってから熱を感じた手の甲を見ると令呪の模様が発現していた。

 今までのオルトとの関係は、被検体と研究者と言う立ち位置で彼女の方が圧倒的に優位な状況だったので令呪と言う物がなかったのだが、ククルカンとの契約が成立した事で発現した様だ。

 

「まさか、今までここに来る前の俺と同じだったんですか?」

「あーうん、そうだね。オルトの事を知れば知るほど、サーヴァントとマスターっつー関係に当て嵌められないからなぁ」

「そうだったんですか」

 

 俺の異変に、ククルカンが心配そうに見てきた一方で藤丸が驚いた様子で聞いて来たので、変な誤解が生まれない様に素直に応えておいた。

 何度も言っているが、オルトは人類にとっては強すぎて向こう100年は下手な干渉は避けるべきだと言うのが、事情を知っている魔術師達の見解なのでサーヴァントとして彼女と契約しなくてもとやかくは言われなかった。

 とは言え、俺と彼女の関係は令呪と言う限定された契約で収まらない程に深まっているので例え、最初の契約がククルカンの様なサーヴァントでもオルトは何も言わなかった。

 

「まあ、これからもよろしくだぜ。ククルカン」

「よくわかんないけどよろしくー♪」

 

 そんな訳で、俺の召喚時に些細なゴタゴタはあった物の召喚自体は滞りなく進んで3騎ずつ来てくれたのだが問題はサーヴァントのクラスだ。

 藤丸の召喚に応じたサーヴァントは、ランサーのスカサハ以外にキャスターの不夜城のキャスターとバーサーカーの清姫とある程度、クラスがバラけて来てくれたのに対して俺の場合はフォーリナーのジャック・ド・モレーと謎のヒロインXX来たので、中々の色物だなぁと遠い目をして招き入れた。

 

(普通ならもっとバラけてもおかしくないだろ! ぜってー何かしらの強制力が働いてるって!)

 

 普段から、俺以外の人物に興味をオルトが今回の召喚で来てくれたサーヴァント達で和気藹々としている中で、そんな事を思っているとロマニが肩を叩いてこう言ってきた。

 

「まぁ、どんまい」

「いや、中々にキツいでござるよ〜。もっと他のクラスのサーヴァントが来てもおかしくないんだけどなぁ」

「それだけ、アンタがおかしいってだけでしょ。折角、来てくれたんだからしっかりと働かせないさい」

「うっす、所長」

 

 その言葉に軽くボヤいていると、オルガマリー女史が普段通りの態度で言って来たのでため息を吐きながら、腹を括って答えてからオルト達の会話に参加するのだった。

 

 

 

 オルト side

 

(ふふん。まさか、彼女の奥底にあるこの世界の未来で発生する出来事に別の私が絡むなんて楽しみだわ)

 

 この世界に来て早5年。マスターの改造もひと段落して、その能力も今回の特異点で実証できたから後は経験値を貯めさせて、成熟した頃に美味しく頂く目的が大きく進んだ事に喜びを感じながら彼が召喚する場面に立ち会った。

 私自身、彼の同居人で改造する怪しい研究者と言う圧倒的なポジションに居る以上、召喚に応じなければ顕現する事すら難しいサーヴァント達とは彼との距離感が大幅に違うので誰が来ても特に気にしていなかった。

 だけど、最初に来たのがククルカンと言う女神であり、私と同じ気配を感じたのでよく観察すると別世界の私の心臓だと分かったし、そんな私を見て彼女も私の事を理解した様子だったので固い握手をする事ができた。

 

 ただ、その世界にマスターが居なかった事が気になったのだけど私が干渉した事で今のマスターが居る事から、私の干渉の有無がきっかけのマルチバース的な感じなのだろうと結論付ける事にした。実際、私自身も別世界から来た訳だしね。

 そんな訳で今はまだ、善良なマスターの同居人と言う体で行こうと思いながら今後の方針を決めるミーティングに参加する為、召喚による軽いショックを受けるマスターの背中を摩って慰めながらミーティング室へ向かった。




ど、どう言う事だってばよ(第二弾のアンケート結果を見ながら呆然)
アンケートを作った当初はある程度、偏るだろうなぁと思ってたらフォーリナーがダントツだったでござる(後は2位争いが3つか4つと、それ以外が薄く散らばってる感じ)
なので、早い段階でフォーリナーは本作主人公の元に集まる様に調整しますから今度、召喚のアンケートを取る際はそれ以外で取ろうと思います。
エクストラクラス?すっかり失念していたので、今度からちゃんと入れますから許してください!何でもしますから!

本作主人公の召喚に応じたサーヴァントはどんなクラス?

  • セイバー
  • アーチャー
  • ランサー
  • ライダー
  • キャスター
  • アサシン
  • バーサーカー
  • ルーラー
  • アヴェンジャー
  • アルターエゴ
  • ムーンキャンサー
  • フォーリナー
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