罰ゲームで告白して来たのだけど、そんな彼女より俺を一々脅してくるボクっ子娘がウザい 作:ブラックマッハ
「罰ゲームだけど私と付き合ってくれるよね?」
再び沙優がそう言った。つまりあの罰ゲームの告白ゲームが続行していたのだった。
あれで終わりだと思ったら、監督のあゆみは満足していなかったみたいで、又同じシーンをされてしまう。
「ああ、君と付き合えて幸せだな」
「えそれって私の事が好きってこと?」
え、上目遣いで聞いて来たのだけど、こんなに可愛かったか?幼馴染だって言うのに全く今まで気がついていなかった。
俺が知らない彼女の事を知れてビックリした。
「ああ、好きだぜ!!付き合って」
「カット」
俺と沙優はギャグ漫画みたいに転びそうになってしまった。
沙優がキレてあゆみに近づく。何故直ぐにカットなったのかが分からなかった。
再び彼女達は磁石みたいにくっつき俺は、又ここにいろと指示を受けてしまい、俺はここにいるしか方法がなくなってしまったのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
私は何故あゆみがいいところだったのにカットをしたのかは分からない。
あゆみは隠し事をしている。
そう思っても別に不思議な事じゃないと思う。だけどあゆみは、正直に話してもらえるだろうか?
そして答えを私なりに出してみた。
難しくて答えが出なかったって答えしか出なかった。
「あゆみ、どうしてカットしたの?いいところじゃない」
「少し面白い実験結果をしてみたんだけど聞いてみない?」
「何よ早く言いなさいよ」
「前よりもっと良い告白が返って来てる気がしない?」
そう言われてみると、前回より焦らされて良かった気がすることに気づく。でも私はあれで満足している。
「私は、満足をしているの!!」
彼女に大きな声で言った。言ったらそうねと頷いた。私の事を知っているから分かる事だったのだろう。
「しっかりして貴方が頼りなの!!貴方がカットする度に私達の話し合いが始まるのだから」
「待っている、タケマサが可愛そうだと思うのね」
私はギュッと手を握ったまま頷いた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
ボクは心の中で阻止をしたいと思ってしまう。ボクの秘密をタケマサには、バレたから隠すのが必死なんだ。
だから本当は、その秘密をばれたくない沙優には隠し通したい。
屋上に行くまでは、沙優の事だけで頭がいっぱいだった。でもボクはボクなんだ。だからボクは変わらないし、そのままでいたいと思う。
ごめんよ沙優ボクの秘密を守るために裏切ってしまって。
だからどうか他の男を好きになって欲しいと願ってしまうボクは悪いボクっ子娘だ。
「さぁ行きましょう。タケマサが待っている」
沙優、行こうか?向き合うべきなのかもね。
本当のボクと偽物の私を。誰にバレてもいいように気にしない心が大事なのかも。
「行きましょう、沙優」