麦わら屋、お前ウタにキスしろ   作:涙巻き

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先ずはローの主観からはじまります


ローの考察

 ルフィ「はあ!???」

 目の前の男は正に鳩が豆鉄砲を食らったように固まった。

時は少し遡る。

 

 

ウタワールドからの解放に仲間を集らせ、恐らく元は公民館のような跡地でコビーとブルーノの説得の成功を待っているとドアドア固有の円が空中に現れた。だがいつもより小さい。その小さいドアから体をねじりながらコビーが出てきてそして小さくなったブルーノが現れた。

ルフィ「コビー、ウタに会えたのか?」

コビー「それが……」

ロー「どうやら説得は失敗に終わったようだな」

ブルーノ「そっちは?」

バルトロメオ「見ての通り戦力は集めたべ」

 あとは麦わらの一味がウタの弱点を見つけてくれるのを待つのみである。しかし、ローは不可解さを感じてコビーに聞いた。

ロー「因みに聞くが説得は海軍、お前がやったんだよな?」

コビー「ええ、もちろんそうです。力不足ですみません。」

ロー「別に責めてねえよ。単純にお前が無事でCPがこうなった理由が知りたいだけだ」

コビー「それは……」

 コビーは説得したときの状況を語りだした。

 

 

コビー「僕が来たときにはライブ会場はかなりざわついていました。ウタさんが天竜人も磔にしてしまっていたからです。それで僕はもうこれ以上は止めるよう言ったんです。ですがウタさんは「みんな苦しんでるのに、なんで」と聞き返されました。僕は何も応えられませんでした。不甲斐ないばかりです。

 だから僕は矛先を観客に変えてウタワールドの真実を観客に伝えたんです。多分それがいけなかったんだと思います。観客達の間で言い争いが起こりウタを非難するもの、擁護するもので分かれてのパニックを起こししまいました。

 ウタさんに再度説得しようとしたら今度はウタさんが観客達に問いかけました。みんな自由になりたかったんじゃないのか、病気やいじめから解放されたかったんじゃないのか、海賊達に怯えずに済む毎日が欲しかったんじゃないのかと。

 そこで観客の誰かが言ったであろう「帰りたい」の一言にウタさんは凍りつき、観客達の間でまたも争いが激化。ウタさんはパニックになって暴走。観客達を次々におもちゃ等に変えていきました。

 僕らは寸前の所で逃げてきたという次第です。」

 

ロー「説得するどころかますます事態を悪化させたというわけだな。」

コビー「申し訳ございません」

 あとはもう麦わらの一味がウタの弱点を持ってくるほかなくなった。どうにかしてウタを倒さないと俺たちが解放される可能性は皆無だ。戦うにしても今の麦わら屋を戦力に数えるべきか否か。ていうかこいつの見聞色ならあの程度の攻撃は簡単に回避出来るだろうに対峙するたびに簡単に捕まりやがって。

 それに戦力増やしてどうこう出来るのか?ウタワールドというのは要は自身の夢に皆を連れ込んでるような状態だ。夢の中ならそれこそ四皇さえ倒せるだろう。夢なんだから。どれだけ戦力集めようとウタに無双されるのがオチじゃないのか・・・

 駄目だな、弱気になってる。とりあえず最悪を想定して何か作戦を建てないと。もう一度ウタの能力を振り返るか。ウタの能力、歌を聞かせた者を眠らせウタワールドに連れていく。能力の本質はウタワールドへの連行と維持と見るべきか。普通ならそれほどの力を使えば消耗が激しく眠ってしまう。それがウタワールドの解除方法。だがそれもネズキノコを食べたせいで不可能になった。このまま現実のウタが亡くなればウタワールドが閉じて二度と戻れなくなる。そして俺たちはウタワールドの中にいる以上ウタ相手に戦ってどうこう出来る可能性は限りなく低い。それこそ海軍がやったようにウタを怒らせたりパニックを起こすのがやっと・・・

 !?、待てよ。ウタを精神的に揺さぶればこの状況は変化する。それこそウタワールドのウタを倒した場合ウタワールドは維持されるのか?試す価値が有りそうだ。実際失神で能力が解除された前例はある。麦わらの所の狙撃手がそれでドフラミンゴの支配の心臓部を崩したのだからな。あとは如何にしてウタを失神させるかが問題だな。 

 

 

 

 

 

 

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