ルフィ「お前ら、無事だったか!」
仲間達が次々と鏡の中から姿を現したのを見て、ルフィは嬉しそうに立ち上がった。
チョッパー「ルフィー!!」
サニー「サニー!!」
チョッパーとサニー号はお互い飛び上がり空中で頭をぶつけてしまった。
ゾロ「なんだ、こりゃあ」
ルフィ「サニー号だ」
ナミ「可愛いー!」
フランキー「どんな改造しやがった!?」
オーブン「戻ってくるはめになっちまうとは」
オーブンは舌打ち混じりにぼやく。
ブリュレ「ごめんね、オーブンお兄ちゃん」
コビー「ロビンさん、ウタを倒す方法はわかりましたか?」
ロビン「昔の記録によると、ウタウタの世界に取り込まれた者は、自分の力で現実に帰ることはできない。絶対に。ただし、ウタウタの実の能力者がトットムジカを使えばチャンスは訪れる」
ルフィ「トットムジカ?」
ロビン「古代から続く、人の思いの集合体。寂しさや辛さなど心に落ちた影。魔王とも呼ばれる・・・・」
コビー「それは兵器なんですか?」
ロビン「触れてはならない者としか読み取れなくて・・・・・」
ロー「そのトットムジカとやらを、ウタウタの実の能力者が使った時、どんなチャンスが?」
ロビン「記録によると、トットムジカを使い呼び出された魔王は、このウタウタの実によるウタワールドだけじゃなく、現実の世界にもその姿を現すみたい。そのため、魔王を接点としてウタワールドと現実が繋がってしまうらしいの。その時、魔王を二つの世界から同時攻撃すれば、魔王を倒しウタワールドを消すことができる」
ロビンの報告にローは落胆を抱いた。現実との連携はもちろんのことウタがトットムジカとやらを使う理由が無い。ウタの計画はもう9割方完遂している。にも関わらずウタ自ら弱点を晒す真似はしないように思うからだ。少なくとも俺ならば決してやらない。ウタがトットムジカが弱点となることを知らなければ使う可能性もあるとは思うが、あまり期待しない方がいい。ロビンが言った自分の力では絶対に帰れないも見方によればいわゆるいかなる能力だろうと帰れないと取ることも出来る。やはりウタワールドでウタ本人が倒されれば希望は有るようにも思える。
突くべきは能力の弱点よりもウタ個人の弱点。
ロー「麦わら屋、お前ウタの苦手なものや恐怖を抱くものは知らねえか?お化けが怖いとか高い所が怖いとか」
ルフィ「なんだよ急に」
ロー「いいから答えろ」
ルフィ「う〜ん・・・・・・知らね」
つくづく使えねえなこの男。ていうかこいつもわかってんのか?トットムジカをウタに使わせるということはウタを攻撃する作戦でもあることに。とてもじゃないが対ウタ戦線に麦わら屋が使えるとはとうてい思えない。
はあ・・・・駄目だな、作戦を練り直さないと。如何にしてウタを失神させるか、その手段だけが思いつかない。
何をすればウタは驚く・・・・・そういえばウタはライブの最初の方で麦わら屋を見て驚いていたな。麦わら屋はウタの弱点になるか?麦わら屋の行動でウタを驚かせればあるいは・・・・・・!?
ロー「麦わら屋、面貸せ。話がある」