ルフィ「なんだよトラ男、話って」
ルフィを誰もいない場所に連れたローは開口一番にルフィに言った。
ロー「麦わら屋、お前ウタにキスしろ」
ルフィ「は!!??はァ~~~~~~!!!???」
鳩が豆鉄砲を食らったようにルフィ固まった。
ルフィ「い、いやなんでだよ」
ロー「ウタワールドから解放されるためだ」
ルフィ「それはトットムジカってやつを倒せばなんとかなるんだろ?」
ロー「ウタがトットムジカを使わなかったらどうする?それだけで俺たちはゲームオーバーだ。そもそもだ、ウタにトットムジカを使わせるということはウタに攻撃するということだ。麦わら屋、お前に出来るのか?」
ルフィ「そ、それは・・・・」
ロー「それにウタと戦うにしても麦わら屋、今のお前は足手まといだ」
ルフィ「なんだと」
ルフィはローに食って掛かろうとして逆に首元に刃を向けられた。
ロー「反応できなかったようだな。見聞色はどうした」
それは正しく沈黙が答えだった。ローが刀を納め話が戻る。
ルフィ「でもよお、なんでキスなんだ?」
ルフィから真っ当な疑問を問われた。
ロー「海軍の奴が言っていただろ、ウタを説得したとき状況が悪化してウタは能力を暴走させたと。つまるところこの世界の構築と維持こそがウタの能力と言えるわけだ。現実のウタが死んでもウタワールドは消えない。ならば逆にウタワールドの中のウタを倒せばどうなる?俺の予想が正しければウタワールドの核はこの中にいるウタだ」
ルフィ「じゃあ戦って倒せば・・・・・・」
ロー「お前ウタと戦えんのか?」
その問いかけにルフィはまたも沈黙してしまう。
ロー「何故キスさせるかはウタに大きな精神的ショックを与えるためだ。ウタを倒しうるにはそれが一番効果的だ。それで本当にウタワールドから解放されるかは保証はできないがな」
ルフィ「じゃあなんで俺なんだ?」
ロー「お前とウタは旧知の仲なんだろ?少しでも可能性を上げるためだ。俺も含めて他の連中だと怒らせるだけだろうしな」
ルフィ「俺相手でも怒るかもしれねえだろ!!」
ロー「かもな。正直先の読めない賭けだがウタが能力の維持を忘れさせるほどの衝撃を与えられるのは恐らくお前だけだ」
ルフィ「それキスじゃなくてもやりようがあるんじゃねえか?」
ロー「なんだ?お前には他に策でもあるのか?無いなら従え」
無論そんなものはルフィには無かった。
ルフィ「・・・・・わかった。他に方法が無いのなら」
その顔はギア2のように蒸気が出ていた。