次の日、南と高山は東京駅から東京発10時08分発の上越新幹線「あさひ309号」に乗って長岡へ行き、長岡から富山へは特急「かがやき4号」に乗って富山へ向かった。
「有楽町で現金を奪って、警備員を射殺して逃走してるから、問題は何処で逃げたかですよね。」
「ええ、恐らく犯人は列車に乗って何処かへ遠くへ逃げたんじゃないか。」
「その、可能性が高いな。」
と、南は言った。
「彼は拳銃を持っているからな、何やらかすかは分らんぞ。」
「ええ。」
南と高山は長岡から、北陸本線経由の特急「かがやき4号」和倉温泉行に乗って富山へ向かった。
「とにかく、富山へ行って調べて見ますか。」
「ああ、富山県警を通じて捜査協力しておこう。」
と、南は言った。
長岡を発車し、柏崎を通り過ぎると直江津からは北陸本線に入る。
南と高山は、特急「かがやき4号」の車内で聞き込みをしていた。
「すみません、この乗客は見ませんでしたか。」
「さぁ、知らないな。」
と、聞き込みをした。
「いやー、見かけないね。」
「知らないわ。」
そこへ、車掌がやって来た。
「すいません、この客は乗っていませんでしたか。」
「さぁ、この客は知らんなぁ。」
「そうですか。」
特急「かがやき4号」は直江津を過ぎ糸魚川へ入った。
「親不知か。」
「糸魚川を過ぎると富山ですね。」
「ええ。」
13時42分、特急「かがやき4号」は富山駅に到着した。
「公安特捜班の方ですね。」
「はい、公安特捜班の南です。」
「同じく高山です。」
「富山県警の山根です。」
と、南と高山はパトカーに乗って行方を追った。
「えっ、日高らしき男が富山で目撃された。」
「はい、ホームでバックを持っている所を下車している所を目撃されています。」
「まだそこに、潜伏してる可能性がありますな。」
「とにかく、行方を追いましょう。」
「はい。」
「後、公安隊にも連絡して協力要請しよう。」
「はい。」
富山駅周辺と富山市内を捜索したが、日高の行方は見つからなかった。
「どうだ、入たか。」
「日高が立ち寄った形跡はありません。」
「そうか、とにかく周辺を捜索だ。」
「はっ。」
「何処へ、逃げたんですかね。」
一方、日高は。
「チっ、ここもいないな。」
ハードトップが日高が運転していたのだ。
「誰もいないな。」
そこへ、1人の女がやって来たのだ。
「あのー、待った。」
「今来たのか。」
「ええ、そうよ。」
「そうか、じゃあ乗れよ。」
そう言って、2人は車を走らせた。
一体、日高は何処へ逃げるのだろうか。
そして、事件は意外な展開になって来た。