南と高山は、水族館の中を捜索した。
「何、観光バスに乗っていたと。」
「ええ、無線で情報があったそうです。」
「よし、捜索だ。」
「うん。」
と、その時だった。
「主任、あそこ。」
「はっ、日高だ。」
「うん。」
「東京の強盗殺人犯の日高だな。」
「はっ、くそっ。」
「あっ、待てーッ。」
「どうした、高山。」
「日高だ、日高が逃げた。」
「えっ。」
駐車場へ行くと、日高は女が運転するハードトップに乗り込んで逃走した。
南と高山は、覆面パトカーに乗り、サイレンを鳴らしてハードトップ追いかけた。
「くそー、しつこい警察だ。」
と、日高は猛スピードで逃げ回っていた。
日高が乗ったハードトップはその場で停車した。
「アンタ、どうするの。」
「おめぇは、構わず逃げてくれ。」
「えっ。」
「いいから。」
「私も、行くわ。」
「そうか、行くぞ。」
「う、うん。」
そして、南と高山も追いつめたが、その場で逃げられてしまった。
「くそー、逃げやがったか。」
「何て、足が速いんだろう。」
と、南と高山は県警本部へ戻り、竹山警部に報告した。
「もう分けありません、あと一歩って所で逃がしてしまい。」
「ああ、大丈夫だよ、心配しなくても。」
「そうですか。」
風見は、魚津から列車に乗って糸魚川へ向かった。
「そうか、糸魚川へ行くのか。」
「ええ。」
「じゃあ、元気でな。」
と、男は風見を見送った。
魚津を発車して、風見は糸魚川へ向かった。
「やっと、来たわ。」
そう言って、風見は糸魚川へ下車した。
「あら、あなたも来ていたの。」
「ええ。」
「そう。」
天下の険として有名な親不知、子不知海岸。親不知駅を中心とする青海駅、市振駅間約15kmの総称で、親不知駅・市振駅の間が親不知、親不知駅・青海駅の間が子不知と呼ばれています。
「えっ、昨日はあなたは魚津へ。」
「はい。」
「へぇー。」
一方、日高は。新潟県の糸魚川まで逃げ込んでいた。
「フフフ、ここなら大丈夫だろう。」
「ねぇ、これからどうするの。」
「何言ってるんだよ、俺たちは逃げ回るんだよ。」
「何で。」
「俺は警察に追われているんたぜ。」
「ねぇ、自首したら。」
「そうはいかん、捕まったら俺は殺人犯なんだから。」
「俺たちは、逃げ回るんだよ。」
と、日高は言った。
一方、南と高山達は特急「北越1号」の殺人事件の推理をして見た。
「一昨日起きた、殺人で犯人は金沢から乗っていた事が分かった。」
「主任、やはり彼女は金沢から乗っていたって事ですね。」
「そうだ。」
「なるほど。」
と、早速調べて見ると。
金沢発6時13分 特急「北越1号」発車
犯行は、津幡から高岡辺りで毒殺
富山着6時56分 下車
そして、日高に会う。
そこから、車に乗って魚津へ向かう。
「主任、つまり毒殺事件の犯人は女って事か。」
「ええ。」
と、南は言った。
次回は、最終章。
謎はすべて、解けた。