特急「北越」魚津・糸魚川殺人事件   作:新庄雄太郎

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そして、犯人は新潟へ逃亡。


第6章 哀愁越後路

南と高山は、水族館の中を捜索した。

 

「何、観光バスに乗っていたと。」

 

「ええ、無線で情報があったそうです。」

 

「よし、捜索だ。」

 

「うん。」

 

と、その時だった。

 

「主任、あそこ。」

 

「はっ、日高だ。」

 

「うん。」

 

「東京の強盗殺人犯の日高だな。」

 

「はっ、くそっ。」

 

「あっ、待てーッ。」

 

「どうした、高山。」

 

「日高だ、日高が逃げた。」

 

「えっ。」

 

駐車場へ行くと、日高は女が運転するハードトップに乗り込んで逃走した。

 

南と高山は、覆面パトカーに乗り、サイレンを鳴らしてハードトップ追いかけた。

 

「くそー、しつこい警察だ。」

 

と、日高は猛スピードで逃げ回っていた。

 

日高が乗ったハードトップはその場で停車した。

 

「アンタ、どうするの。」

 

「おめぇは、構わず逃げてくれ。」

 

「えっ。」

 

「いいから。」

 

「私も、行くわ。」

 

「そうか、行くぞ。」

 

「う、うん。」

 

そして、南と高山も追いつめたが、その場で逃げられてしまった。

 

「くそー、逃げやがったか。」

 

「何て、足が速いんだろう。」

 

と、南と高山は県警本部へ戻り、竹山警部に報告した。

 

「もう分けありません、あと一歩って所で逃がしてしまい。」

 

「ああ、大丈夫だよ、心配しなくても。」

 

「そうですか。」

 

風見は、魚津から列車に乗って糸魚川へ向かった。

 

「そうか、糸魚川へ行くのか。」

 

「ええ。」

 

「じゃあ、元気でな。」

 

と、男は風見を見送った。

 

魚津を発車して、風見は糸魚川へ向かった。

 

「やっと、来たわ。」

 

そう言って、風見は糸魚川へ下車した。

 

「あら、あなたも来ていたの。」

 

「ええ。」

 

「そう。」

 

天下の険として有名な親不知、子不知海岸。親不知駅を中心とする青海駅、市振駅間約15kmの総称で、親不知駅・市振駅の間が親不知、親不知駅・青海駅の間が子不知と呼ばれています。

 

「えっ、昨日はあなたは魚津へ。」

 

「はい。」

 

「へぇー。」

 

一方、日高は。新潟県の糸魚川まで逃げ込んでいた。

 

「フフフ、ここなら大丈夫だろう。」

 

「ねぇ、これからどうするの。」

 

「何言ってるんだよ、俺たちは逃げ回るんだよ。」

 

「何で。」

 

「俺は警察に追われているんたぜ。」

 

「ねぇ、自首したら。」

 

「そうはいかん、捕まったら俺は殺人犯なんだから。」

 

「俺たちは、逃げ回るんだよ。」

 

と、日高は言った。

 

一方、南と高山達は特急「北越1号」の殺人事件の推理をして見た。

 

「一昨日起きた、殺人で犯人は金沢から乗っていた事が分かった。」

 

「主任、やはり彼女は金沢から乗っていたって事ですね。」

 

「そうだ。」

 

「なるほど。」

 

と、早速調べて見ると。

 

金沢発6時13分 特急「北越1号」発車

 

犯行は、津幡から高岡辺りで毒殺

 

富山着6時56分 下車

 

そして、日高に会う。

 

そこから、車に乗って魚津へ向かう。

 

「主任、つまり毒殺事件の犯人は女って事か。」

 

「ええ。」

 

と、南は言った。




次回は、最終章。

謎はすべて、解けた。

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