とある桜が散る有様   作:ウィルフル

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第二話

とりあえずスマホをポケットにしまい込みながら

「で、アグモン?だよな?」と、とりあえず襲われない事を確かめつつ話し合う姿勢をとる。

 

「元ガイオウモンのな!!」と、胸を張るアグモンに

 

「原因不明の退化した現アグモンさん」と、詰める言葉を投げかけると、わかりやすく凹んで拗ねるアグモンを無視しつつ

「ここはデジタルワールドのダークエリア、であってるよな?」と、問いかければ

 

「そうだぞ、ガイオウモンになって、もっと強くなりたくて、それで来たんだ」と、アグモンが答える

「なのに成長期まで退化してるなんてぇ!!」じったんばったん、七転八倒しながら悶えるアグモンにため息を吐きつつ

 

「なぁ、とりあえずなんだが、まずダークエリアを脱しないか?」と、提案する

このアグモンを放っておいても、危険極まりないダークエリアで無事で済むとは思えないし、

何より、意思疎通可能で積極的に敵意を向けてこないデジモンだ、武器も何もない人間一人よりかはマシだろう。そう思っての提案だったのだが

 

「ヤダ」取り付く島もない答えが返ってきた

 

「ヤダって・・・さすがに成長期のまま一人で行くのは危ないだろう?少しの間手を組m「ヤダ」

言葉を食いながら言ってきた。

ぴきっ、と青筋が立つ音がしたが、まぁ待て。と自分を静止する。まずは安全の確保をしなければ、と考え直し、

「お前ひとりじゃ危険だろう?俺もそうだ。だかr「イーヤーダー!」

駄々っ子の如く首を振る様子に、ため息を吐く。

「なんでそこまで」と、ため息と一緒に言葉が漏れると、

 

「ガイオウモンにもう一度進化するためだ」と、子供の様だった声に、芯が乗る

「唯、一匹で極める強さが要る。誰かと一緒には至れない」と、信念の乗ったアグモン声色に、一瞬呑まれる。

 

逡巡、しかして、この決意、信念に対して自分が変えられることはないだろう。そう思って立ち上がる

「仕方ない。俺は俺で、ダークエリアの脱出を目指す」と、踵を返す

 

キョトン、と呆けた顔をするアグモンに、またな、と手を振ると

「い、良いのか?!」と、戸惑った声で言う

「に、人間は、グループを作って生きるんだろ?独りでいいのか?!」と、言葉が投げかけられる

 

「独りは慣れてる」と、そう言葉を返しながら、前を見る。

ダークエリアに来るときは、ほかのエリアとの境界を無理やり切り開いていたよな

そう思い出して、どうやって出ようか思考を巡らせる

 

 

 

「行っちゃった・・・」歩いていく背中を見ながら、アグモンは呟いた

人間一人で大丈夫かな?安全なところまで一緒に連れて行ってやろうかな?

そんな思考が巡るけれども、ブンブンと頭を振って考え直す

『強くなる』その為に、生き抜いてきたんだ。退化していようが、死に直面しようが、ソレだけは、変えられない。

ただ、このエリアからは出ないと、鍛え直そうにもどうにもならない。

ここに来るときは、・・・どうしてたっけ?と、思考を巡らせながら

アヌビモンを探すのが良いかな。と、自分の道を模索する

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