魔法少女まどか☆マギカ ~全てを開きし者は英雄となる~ 作:ぼけなす
ではどうぞ
前回までのあるすじ。
千香が誘拐されたでござる。
「というわけでオーク共は生きて帰さない」
byソラ
(ソラサイド)
千香が誘拐したヤツはかつて彼女を造り出した国が併合された魔王軍の部隊の仕業だ。確かドレスデンだっけ?
まあそんな国が併合された魔王軍だ。情報によればオークの集団が彼女を連れていくところを見たそうだが、それ以上の情報はない。
オイ、完全に手詰まりじゃん。なので、だ。
「というわけで滅びろ」
「ふざけんなァァァァァ!」
絶賛魔王軍の拠点を手当たり次第ぶっ潰してます。まあ、数打ちゃ当たるという発想である。
なんか知らない国の城を拠点にしていたみたいだったので囚われた人を解放して革命を起こしてぶっ潰すという王道的なやり方をしている。
楽しいよね、弱者が強者を蹂躙するの。
オレは誰かが囚われた部屋を門番しているヤツを八つ裂きにして、部屋に突入。囚われたお姫様を助ける王子様になるつもりはないが、まあとりあえず助けとこと思ったわけだ。
さてさて囚われのお姫様のお顔はどんなのかな?
「おお……なんというシワくちゃなジジイ顔。これが最近のお姫様ブームか?」
「違うわい。わしはこの国の王じゃよ……ごほごほ」
なんか病を患ったじいちゃんがいた。この国の王って……おや? 背中に昆虫のような羽が。
「あんた虫の擬人化さん?」
「なんじゃい。妖精という種族を知らんのか若者」
「まあな。師匠は亡くなって種族が途中で学べなくなったんだよ」
「クカカカ……なるほど。独学でなんとかするつもりか?」
「まあな。……ってじいちゃん苦しそうだな」
「病だからのう……。…………若者よ」
じいちゃんはオレに手を伸ばしてきた。
「どうかわしの娘を、カルディナを救ってくれんかのう……」
「オレにメリットが見当たらないんだけど」
「この国の王の勅命じゃよ。レアじゃぜ。死にかけの王様の最後の勅命じゃぜ?」
「死にかけジジイの最後のお願いしか聞こえないが、まあ。そうだな……」
じいちゃんの手を握る。目をしっかり見ると悲哀に満ちていた。しかし今のでホッとしていたようになっていた。
「聞いてやるよ。気まぐれだけど」
「あいわかった……これでわしは……逝ける…………――――」
じいちゃんは目を瞑り、動かなくなった。すると革命軍にリーダーにした男が入ってきたので、オレはそいつ言った。
「カルディナという娘の情報をできる限り集めてくれないか? この国の王の最後の勅命として」
(??サイド)
千香は囚われていた。手足に首に手錠をかけられ、オークの団長に視姦されている。オークの周りには彼の奴隷が撫で回し奉仕していた。
千香はそれを見て呆れていた。
「相変わらずということですか。オークの団長――――ゴラン」
「グブブブ、初体験の男に対してひどいんじゃねぇのか? なぁ、人形!」
バチンッと叩かれ、千香は地面に叩きつけられた。彼女はこれまで情欲を晴らす人形として扱われ、そして戦う兵器として見られていた。
――――人形。彼女にはそれがふさわしいくらい感情を感じさせない少女だった。
「にしても人形に心が宿るとは、死神様々だな。目の前で殺せばこの人形はどうなるかなぁ?」
いやらしく笑うゴランは千香の衣服を乱暴に破る。彼女がこれからされることの予想はわかっていた。
慣れていたことなのに、なのにとても嫌だ。彼にだけ触れてほしいところを揉まれ、蹂躙されるのは嫌だ。
その願いを否定するかのようにゴランは無理矢理千香の口を蹂躙した。
「む~!? うぅ……」
「グブブブ、安心しろ。時期に気持ち――――」
刹那、壁が吹き飛んだ。そこからゴランの部下であるオーク達が飛んできた。
何事、と彼は侵入者を見た。
「モグモグ……あ、やっと見つけた」
侵入者――――ソラはいか焼きをくわえていた。エネルギーが消費したため、補給するためであったりする。
「今日はお前が食事当番だろ。早く帰って飯にしてくれ。お前の師匠も待っているから」
ソラは無神経なことを言った。すると千香は泣き笑いを浮かべていた。うれしいそうなのはソラの気のせいではなかった。
彼女はソラが来てくれたことがうれしかったのだ。
「このクソガキがァァァァァ!」
ゴランは部下に命じてナメた態度をしたこの少年を殺すように命じた。ソラはすぐに殺し合いをするという意識を切り替えて、迫ってきた石斧を振るうオークの顔面に神器を平行へ切り裂く。切り離された魂が抜けたそのオークの身体がズズンと倒れた。
それを見て萎縮したもう一匹に至近距離から炎で焼き殺した。
あっという間に部下を殺したこの少年にゴランは強敵と判断し、更なる増援を行う。
――――そこからは言うまでもない
オークは力業でごり押しすることが多く頭はあまり使わない。なのでソラのトリッキーな動きと神器で蹂躙され、あっという間に殲滅した。
ソラの次のターゲットはゴランだ。すると彼は命乞いし始めた。
「宝か? 女か? 好きなだけくれてやる。だから……!」
浅ましいことこの上なかった。ソラは千香に視線を向けると彼女は頷いた。まあ元から彼がすることは決まっていた。
「別にいいよ」
「じゃ、じゃあ!」
「だって――――どのみち殺すから」
それを聞いたゴランは絶望した顔になった。ソラはゴランがしてきたことを知っていた。強姦、窃盗なんて生ぬるい。多くの家族を引き裂き、女は犯し、男は見せ物にして殺す。この奴隷達はみんな貴族など出生らしい。
「全てやるから! な? なぁ!?」
「じゃあ、お前を殺してそいつらを奪うよ。お前だってそうやって満足に生きただろ?
――――だから安心してとっと死ね。クソザコ」
処刑宣告と共に彼は垂直斬りでゴランを殺し、魂無き肉体を風魔法でバラバラにした。
「ゴラン様ァァァァァ!」
「なんで、なんで殺すのよォォォォォ!?」
それを見た奴隷達の一部が発狂して彼を非難し始めた。そんな彼女達にソラはわらって言った。
「何? あのブタを愛してたの?」
「そうよ! だから――――」
「その愛ってほんとの愛なの? そう思っているなら亡くなったあんたの父親に同情されるな。オレなら、滑稽でバカだなって笑ってやるけど」
ソラの言葉で非難を筆頭していた女性が崩れ落ちた。ソラが出会ったじいちゃんと同じ羽が生えていた。
おそらくこの人がカルディナだが、もうソラにはどうでもいいことだ。
閑話休題
ソラと千香は自らの拠点に帰ろうとしていた。するとソラの袖が千香に引っ張られる。彼女の顔はなぜという疑問がありそうだった。
「ねぇ、ソラ……」
「んだよ?」
「なんであんなこと言ったの?」
「怨まれてもいいから生きてほしかったって思ったから。それがあのオークに奪われた王様の願いだったしな」
気まぐれなのは本当だ。なぜかあの王様の願い叶えたくなったから行動した。
「死ぬってことは肉体だけでなく、精神的もあるんだ。だからオレは千香が生きていることがうれしいんだ」
彼はそう言ってそこから口を開かなかった。結構恥ずかしがっていたと思われる。千香はクスリと笑って彼の腕に抱きついた。
仲の良い兄妹のように彼と彼女は帰るべき場所に帰るのだった。
「さあ、このムチでボクをいじめて!」
「どうしてこうなった……」
一週間後、恋する乙女だった千香は覚醒した。ここに第二の変態が誕生したのだ。
つまり、変な方向で頑張っちゃったのだ。
変態化しちゃった千香……。ソラは切実に最初の千香に戻ってほしいと願ってます。
まあむなしい願いだけど!
次回、契約
――――そして彼は契約する……友のために。自身が決めた復讐のために