魔法少女まどか☆マギカ ~全てを開きし者は英雄となる~   作:ぼけなす

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「俺はロリコンじゃなァァァァァい!!」

by立花宗一郎


第四十二話 鍵無零は考える

 

 

 立花宗一郎は混乱していた。彼は従業員の鍵無零が謎の女性に拐われたあげく人質されるという事態に陥った。

 

 当然、彼は見捨てることができないパートナーである零を助けるために犯人の言うことを聞くしかなかった。第一段階は爆弾が入った大きなトランクを手に入れること。

 

 この犯人は慎重なのか段階に分けることにより零の自由を解放するという条件を与えた。第一段階のクリアでまずは零が無事だと知る。

 

 そして段階は最終段階まできた。ここまでを推理すると宗一郎の目撃証言を広めるため、と彼は考える。宗一郎を犯人にするつもりなのだろう。

 

 零は既に宗一郎の元に帰ってきてるが首には爆弾とおぼしきモノがつけられていた。宗一郎はやむ得ないと思い、警察の連絡はやめた。

 

 ここまで来たら最後まで行くべきだ。その前に爆弾がどんなのか見ようと零が勝手に開けた。

 

 ヤバいと宗一郎は思ったがそこにあった――――いやいた(・・)というべきか。全裸の少女だった。

 

「わたしを閉じ込めて誘拐したのは――――おまえかーー!!」

 

 唖然としていた宗一郎に掴みかかる長い黒髪の少女。宗一郎は呆気なく彼女の殴りかかる拳を無効化する。

 

 いったいなぜ? いつの間に?

 

 宗一郎は思考の渦に呑み込まれてる中で彼は零の視線に気づいた。それは冷たく蔑んだ目である。

 

「宗一郎さん……いくらオレが人質にされたからってそんな少女を連れて…………」

「違ァァァァァう!! 俺はロリコンじゃなァァァァァい!」

「む、お兄さん失礼ですね! こう見えてもしっかりおっぱいありますから!」

「どうでもいいわ!」

 

 カオス。一言表すならばそういうことだ。少女はふと自分がどういう状況か思いだし、カアッと紅くなった。

 

「さてさて警察警察」

「待て待て、今通報したらお前がボンッだから! ホントにボンだからな!?」

「それよりも服貸してくださぁい……」

 

 全裸な自分の羞恥心にウルウル目を潤ませる少女に、零は嘆息を吐いて服を造り出す準備に入った。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「スゴイね君! 糸をあっという間に服にするなんて」

「毎回思うのだが零。お前ホントに何者?」

「ただの行き倒れだった男ですが?」

 

 零がなんとたった十分で服を作り出したのだ。この男はある意味チートでは宗一郎は考える。

 

 その服を着た少女は宗一郎が用意したストロガノフを美味しそうに食べていた。

 

「俺は立花宗一郎。この『レパ・マチュカ』の料理人だ」

「その従業員の鍵無零だ。料理は微妙だが裁縫とか得意で接客が主だ」

「通称万能執事だ」

「そんな異名は要りませんって」

 

 「ところで君は?」と宗一郎は少女に聞いた。ペロリとストロガノフを完食していた少女は「そうだった」と言ってペコリと挨拶する。

 

「わたしはかずみ。苗字は……………………あれ?」

「オイオイ、忘れたのか? はっはっはっ♪」

「そんなわけないだろ零、はっはっはっ♪」

「ですよねー♪ はっはっはっ♪」

 

 笑い合ってから暫し沈黙後。零は聞いた。

 

「覚えてないんだな?」

「はい……住所、年齢、家族構成もスッパリと……」

「ヤバいな……」

 

 零の言う通り身元が不明な少女で記憶喪失だ。なんのために誘拐され、そしてなんの理由であのトランクに入っていたのかがわからない。

 

「おそらく人身売買とか……じゃないだろな?」

「零、シャレになんねぇからそれ。まあでもそれはないんじゃないのか? ここは日本だし」

「そうとも言えないさ。どんなに安全と言われるところであってもそれは表向きであり、隠れたところではやってる――――そういうのがあるものさ」

「お前が言うとホントにシャレなんねぇな。でも確かに俺とぶつかったヤツも怪しい少女だったしな……」

 

 うーんと男二人が会話していると電話が鳴り響く。宗一郎が出ようとしたが、零はそれを一度止める。

 

「宗一郎さん、もし違う声だったら変わってください。おそらくそいつはかずみを誘拐したヤツです」

「なぜだ?」

「ちょっと尻尾を出させます」

 

 宗一郎は電話に出るとソラの予想通り、かずみを誘拐したヤツだ。

 

『オマエノ爆弾ハアズカッテイル』

 

 宗一郎は零に電話を渡した。

 

『三十分後BUYーLOTノベンチデ交換ダ。コナケレバ警察ニ――――』

「ああ? にゃんだって?」

 

 零からしわがれた声が出て、犯人は沈黙した。間違い電話と思ったのだろう。

 

「プッ……騙されてやんのー♪ お前もしかして年下じゃねぇの?」

『キサマ……フザケテルノカ? 警察ニ渡サレテモイイノカ?』

「いやいや渡されたら困るねー。なんせ、オレはその爆弾を仕掛けるように人質にされた哀れな子羊ですから。困りましたねー」

『ナラバ、アタシニシタガエ』

「うんうん従っちゃうよー。ま、その取り引きは悪くない。だから断る理由なんてないしねー」

 

 呑気そうに言ってる零だが、その手には紙に何かを書いていた。

 

「そうそうお前が誘拐した女の子かずみって言うのだけど、なんか知らなーい? 身元不明でどうしようか混乱して泣いてるのだけど」

(わたし泣いてないよ!?)

「ママー、パパスーって泣いてるから家族に連絡できるように計らってくれない?」

(パパのニュアンスがなんか違う!)

 

 すると電話口から笑い声が聞こえた。犯人はかずみの状況に愉快に思っているのだろう。

 

『ソレハイイ。ソノママナキツヅケロトツタエロ』

「OKOK。それじゃあ、そちらに店長ことオレのために動いてくれてる料理人が行くから頼んだよー♪」

 

 とフレンドリーな口調で言って電話を切った。零は紙に書いたことをまとめて何やら推理をしていた。

 

「もう、零くんは嘘ばっかり言って! おかげで嘘なのに恥ずかしかったよー……」

「悪いな。でもこれでわかったことがある。宗一郎さんも見てくれ」

 

 零が書いていたのは犯人の特徴と呼べるモノだ。

 

 まず犯人は宗一郎さんや零とは年下。おそらくかずみくらいと書かれていた。

 

「理由を聞いていいか?」

「第一に駆け引きに感情的だった。こういうやり取りは犯人はできるだけ短く簡潔に目的を伝える。

 

 まあ、自分の口調を知られたくないとか早く目的を達成したいのかはわからないが宗一郎さんのときだったらおそらく伝えて電話を切っていた」

「俺だと?」

「ぶつかった犯人は宗一郎さんが歳上の男と知っている。つまり一種の安心感があったんだ。

 

 答えがわかっていたら不安は解消されるという心理だな。だが、オレが出たということで犯人は慌てた。

 

『こいつは誰だ!? 知ってる男じゃない!』。それによって電話口の犯人は焦っていたはずだ。要するに出鼻挫かれたってことだな。

 

 よって犯人はコミュニケーションの経験は長けていない人間だ。んで次は……」

 

 次に書かれていたのは女性という項目だ。

 

「これは『アタシ』という口調からだ。オネェ口調の年下の男子なんてそんなにいない。何より宗一郎がぶつかったのは女だった」

「まあな……。でもこれはわざわざ書く必要があったのか?」

「書かないとわからないこともあるのさ。ほら、年齢が下で女である。そして電話で駆け引きがそこそこできるとしたら女子中学生って当てはまるだろ。んで最後のこれはその中学生の目的だ」

 

 最後に書かれていたのはかずみ本人または関係者に危害を目的としていることだった。

 

「犯人はかずみが苦しんでいることを望んでいた。つまり目的はかずみかその関係者だ。

 

 おそらく記憶を無くす前のかずみがやったこと、またはその関係者が何かやらかしたことによる復讐だろ」

「わ、わたしが!?」

「まああくまでも推理した内容だ。はっきり言って宗一郎さんには危害を与える気配はない……が、かずみ。お前だけは保証できない」

 

 零はどうするべきか考えた。このままかずみを渡せば相手の思う壺だし、かずみを渡さなかったら、自分は爆死して宗一郎さんが疑われる。

 

 それは避けなければならない。するとかずみは二人に提案した。

 

「わたしが行くことを前提で提案があるけど、乗る?」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 かずみの作戦は自分が再び誘拐犯に拐われることだ。だが、それだけで終わるつもりはない。彼女の服にはGPSの付いた発信器を仕込ませたのだ。糸の中に零が仕込ませたらしい。

 

 そのGPSを頼りに零が追跡し、彼女を助ける手筈だ。

 

 そのときかずみは誘拐犯に勝てると聞かれたがそれは宗一郎が保証した。それを聞いたかずみは苦笑しながら思う

 

(……前にきた土地を乗っ取ろうとしたヤクザが来たとき撃退したって。しかもフライパンで……)

 

 シュールな光景だが、その武勇伝にはまだまだ続きがあり、そのヤクザが逃げるとき気づかれないように追跡し、その組の武器を全て台無しにして爆破したらしい。宗一郎はそれを聞いてとりあえず拳骨を落としておいた。

 

 余談だがその組員全員警察行きである。

 

 つまり零は強い。だから誘拐犯には負けない。そんな自信がある。

 

「(そろそろ時間だ)」

「(了解)」

 

 時間だ。電話が鳴り、宗一郎は出た。

 

「ブツは?」

『ソノベンチノ裏ダ』

 

 宗一郎はベンチの裏にあったトランクを自分のトランクに入れ替えた。

 

 一方、零は気配を消して柱から様子を窺っていた。零は宗一郎に渡した気づかれないように作った首輪のトランシーバーからどういう状況か見ていた。

 

(今、宗一郎さんがどこにいるか見ていないとわかっていないやり取りをした……)

 

 つまり犯人は近くにいる。零が辺りを見回すと宗一郎に近づく中学生二人がいた。一度犯人かと思われたが、すぐに否定した。

 

 どうもこの二人が犯人ではない気がしたからだ。

 

「あなた今、トランクをすり替えましたよね。改めましてよくて?」

「犯罪の匂いがするんだな~」

 

 一人は眼鏡で黒髪のロングでもう一人は橙色の肩にかかるくらいの髪の長さの少女だ。

 

「お前達は……?」

「通りすがりの女子中学生。海香とカオルでっす!」

 

 カオルが自己紹介したとき宗一郎はこの二人がかずみを誘拐した犯人だと思い込んだ。

 

『宗一郎さん、多分その子達は違う。ただの中学生です』

 

 しかしトランシーバーから零が否定する。宗一郎もそういう感じがしないから違う気がした。偶然、彼女達は通りすがりの中学生だ。

 

 零と宗一郎は作戦に支障が出ると踏んで冷や汗を流す。

 

 さらに悪いことにカオルがトランクを奪って爆弾を取り出した。

 

(まずい……今ので!)

 

 その直後、宗一郎は警察達に囲まれる。爆弾処理係を含めた警察官の前に女刑事が銃口を向ける。

 

「そこまでよ立花宗一郎。あなたがこのショッピングモールを破壊することがわかっている」

 

 このタイミングで警察?

 

 零はふと疑問に感じた。宗一郎の都合が悪いときに警察が来るなんて偶然とは思えない。

 

「何を根拠に?」

「この人の通報があったからよ」

 

 女刑事の隣には中年の気弱そうな男がいた。宗一郎と零はその男を知っていた。

 

((あのときの詐欺師!!))

 

 零は青筋を浮かべた。あの男が犯人だ。自分の首輪に爆弾を仕掛けて、そして宗一郎を嵌めようとしていたのだ。

 

 殴りたい衝動に駆られたがすぐに冷静になって宗一郎に伝える。

 

『宗一郎さん、今ので時限爆弾がセットされた! 今すぐその場から離れて!』

 

 宗一郎はカオルから爆弾を奪い、手にとるが女刑事が銃口を向けて警告する。

 

「動かないで。動けば撃つわ」

(ああくそ! めんどくさいなぁ!)

 

 零は気が気でいられなかった。時限爆弾のタイマーは三分でセットされていた。おそらくもう時間は一分を切っている。

 

 誰もがヤバいと思ったときかずみがトランクから飛び出た。そして宗一郎を守るかのように前に立つ。

 

「ちょっと待ったア! この人は悪い人じゃない!」

 

 女刑事と詐欺師は予想外と言った顔をしていた。

 

「な、何なの? 立花は誘拐までしたっていうの!?」

「違う。立花さんは誘拐されたわたしを助けてくれた!」

「それと爆弾は別よ。立花宗一郎はここの料理店のオーナーに仲違いして、追い出されたって言う経緯があるの。動機があるのよ!」

 

 事実だ。宗一郎はここに勤めていたことがあったがここの料理長のモノは客を騙すような代物だった。ゆえに彼が仲違いした。

 

 その経緯について知らされてない辺り、都合のいいようにあの詐欺師が解釈させたのだろう。

 

「でも……でも違う! わたしには記憶はないけど覚えてる!」

 

 かずみに脳裏に蘇るのは誰かの言葉だ。

 

『物語に登場する悪役の法則。食べ物を粗末にするやつは本当の悪人で生きてエンドマークを迎えられないんだ』

 

 この誰かの言葉でかずみは宗一郎を信じることができた。零を信頼することができた。

 

「お兄さんはご飯粒一つを大事にする。だから悪い人じゃない。撃っちゃダメだよ!」

 

 それには女刑事も唖然としていた。周りが静まり返り、一人だけその言葉に笑みを浮かべる。

 

(馬鹿馬鹿しい理由だなオイ。……だけど嫌いじゃない)

 

 まるで『彼女』のような純粋なお人好しだ。零は苦笑していたが『彼女』とは誰か思い出しそうになった。しかしすぐに意識を現実に向けた。

 

 爆破まで時間がないのだ。

 

「爆弾が本物かどうか確認してからでも撃ったって遅くないでしょう?」

「もうそんなに時間はねぇよ!!」

 

 かずみの提案を無視して零は宗一郎から爆弾を奪う。自分なら解体できるはずだ。

 

 なぜかは知らないがこの爆弾が解体できる知識がある。

 

(駄目だ……。最低でも一分はかかる! それだとタイムアップでボカンだ!)

 

 ならば外にと考えたが屋上まで時間がかかるし、外だと危害に及ぶ可能性がある。

 

 万事休すか、と零は目を瞑る。するとかずみから鈴の音が鳴る。彼女が何を願ったのかわからないが、零が持つ爆弾がナニカに変わる気配を感じた。

 

(これは……魔法(・・)――――ッ!?)

 

 頭に頭痛がはしる。

 

――――脳裏に浮かんだのは黒髪の少女とピンクの髪の少女の笑顔

 

 記憶喪失である自分は『魔法』という言葉をトリガーに呼び起こされている。

 

「貸して!」

 

 海香という少女が自分から爆弾を奪い、それをカオルへ投げた。

 

 カオルはそれをサッカーボールのように受け取り、それを蹴りあげる。そして爆弾は爆発した――――玩具の爆発を起こして。

 

 そう爆発は花火のような小規模なモノに変わっていたのだ。

 

「おもちゃ?」

「なんだよ……イタズラかよ」

 

 それを知った女刑事以外の警察官は拍子抜けとばかりに嘆息を吐いた。

 

「女のくせにでしゃばるからだよ」

 

 一人の警察官が呟いた一言に女刑事は歯を食い縛った。詐欺師は舌打ちして宗一郎を睨む。

 

(まだオレに仕掛けられた爆弾がある……)

 

 零は詐欺師がどう出るか観察しているとポケットから携帯を取り出していた。そこを彼は捕らえた。

 

「んな!?」

「オレの首輪……それをつけたのはあんただろ?」

「何を言って――――ッ!」

 

 詐欺師は零の瞳を見てしまった。その目は深淵とも言えるくらい青く深い闇。常人がする目をしていなかった。

 

「逆怨みで宗一郎さんに危害を与えようとした――――覚悟はデキテルダロナ?」

 

 冷たい一声で詐欺師はブクブク泡を吐いて失神した。それから自分に仕掛けられた爆弾を解除する。

 

「刑事さんだよ」

 

 ふとかずみの一言で零は女刑事を観察した。動揺している。かずみの直感が正しいと思えた。

 

 動機はあの警察官の一言だ。どうも『女』という理由だけで自分の立場が有利ではない職場を担当させられているかもしれない。

 

 そのための出世かと零は推理する。

 

(詐欺師を利用して自分に手柄を得るようにしたってことか?)

 

 かずみは女刑事をしつこく疑っていると海香とカオルがそれを制して、彼女との関係を話す。

 

 どうやら三人の両親は海外出張で海香の家に三人で住んでいるらしい。

 

(これで一件落着――――と言いたいところだが、どうもまだ終わってなさそうだな……)

 

 零は視線を感じた先を見たが既にいなくなっている。おそらく誰かが見ていたってところだろう。

 

(海香に、カオルか……。電話で得た情報を伝えておくか……)

 

 零はそう思って海香とカオルに話しかけるのだった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 視線を向けていた少女――――飛鳥ユウリは事の結末を見ていた。

 

(あの男、こっちに気づいていた……)

 

 零はユウリに気づいていた。気づいた上であえて見逃された。

 

(笑っていた……あの男。笑っていた……!)

 

 それはおぞましいナニカを見たよう気がした。ユウリはあの男とは関わりたくない。だが、同時に欲が出てきた。

 

「だが、あんな強い男が魔女化(・・・)したら最強の魔女になるってことじゃない?」

 

 だからこそ得る。あの男を魔女化させ、自らの復讐を果たす。

 

「その前にお礼参りしないとなぁ……かずみ」

 

 飛鳥ユウリとの関わりで零は巻き込まれる――――それは彼の誕生したわけと存在理由が判明することになろうとは誰も考えていなかった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 鹿目まどかは一人帰宅していた。放課後、彼女はまず記憶を呼び起こさせる魔法少女――――佐倉杏子を捜していたからだ。

 

(マミさんが既に魔法少女としての記憶を取り戻していたなんて……)

 

 気合いと根性とブラコンパワーで思い出したらしい。さすがはお姉ちゃんである。

 

 もっともソラが逝ったことにショックを受けて一時期魔女化の危機があったがすぐに持ち直してくれた。

 

 ちなみにマミは魔法少女ではなく『魔法が使える人間』となっていた。ソラの神器で魔法少女を普通の少女に戻せるという新たな発見があったからだ。

 

 それを実行したことによりマミは魔法少女ではなくなり、魔力の代わりに生命力で魔法が使える人間となった。デメリットとしては身体が少々脆いがその代わり魔女化しないというメリットがある。

 

((円環の理)がいなくなった影響で、また魔女が生まれるようになった。早く、ほむらちゃんを救わないと悲しむ少女が増えていく)

 

 まどかがそう思っているといつの間にか景色が変わる。そこはサーカス劇場を模した魔女結界だ。

 

「ようこそ鹿目まどか。ボクの劇場に♪」

 

 歓迎するよ、と天ヶ瀬千香は言った。まどかが持つものをある意味最強の敵にバレてしまったのだ。

 

 




千香に見つかった!

果たしてまどかの明日はどこだ!

さて話は変わりますが、零の頭はとてもよくできています。そして彼が何者なのかがヒントが出ていますし、もうお分かりですよね?

ですが『彼』ではありません。『彼』は死にましたので、零は別人です。

まあ、関係ないことないですが。

次回、私は一人じゃない!

――――鹿目まどかは一人じゃない。彼と繋がる少女達が彼女の味方だ!!
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