魔法少女まどか☆マギカ ~全てを開きし者は英雄となる~ 作:ぼけなす
by朱美まどか
エピローグ的な話をすればかずみは『昴かずみ』となり、普通の女の子として学校に入学した。またカンナも同じ学校に転入してきた。彼女達は親友になったそうだ。
……たまに百合百合しいが。
さて杏里あいりは海香のところに遊びにいく。もう恨みはないが、むしろ心労の悩みを聞いてくれというお願いだった。
『鹿目まどか』に渡された電話でユウリの変態行動に頭を悩ませる毎日である。どうしてこうなったが口癖になっている。
そしてキュウべぇは今日もまともな魔法少女となる人材を探していた。『淫究ベータ』はなぜか魔法少女服を、かわいくセクシーにというスタンスがあり、そしてその魔法少女は大体が変態化している。
今日もまともな魔法少女が襲われて(性的に)ヤられそうになった。キュウべぇと淫究ベータの戦いは後に、『魔法少女』VS『変態少女』と戦争になるのではなかろうかと海香は考えている。
そんなモノが勃発しないようにキュウべぇには死ぬほど働いてもらう必要がある。がんばれキュウべぇ。
さて、ソラとまどか達は見滝原に帰り、まどか達は『鹿目まどか達』を演じることとなった。それもそうだ。
なお、ソラは高校も通えないのでアルバイトを始めようとしたのだが、見滝原高校の理事――――お登瀬さんに買われ、事務員として働くこととなった。なんでこうなった……と彼は呟く毎日が始まるのである――――
☆☆☆
草原の世界の真っ昼間。二人の子どもと母親が絵本を読んで、その本は母親が閉じた。
「はい、これでおしまい!」
「えー!?」
「この続きはー!?」
小さな子ども達二人がピンクの髪の女性に文句を言う。
「うーん、でもここから先はR指定だから大人になってからね♪」
「えー……」
「お袋のケチ」
「まなかァ? だーれがケチですってぇ?」
「いだだだだだ!!」
グリグリとお仕置きされるまどかに少し似た強気な少女が涙目で「ギブッ、ギブッ!」と叫ぶ。すると気弱なメガネの少女がまどかの服の裾を引っ張る。
「ま、まどかママ……」
「ん? なぁにほのかちゃん♪」
まなかはお仕置きを解除され、「フンギャ!」と地面とキッスするがまどかはスルー。ほのかと面と向かい合っていた。
「おと……じゃなかった。ソラはなんでおかあ……じゃなかった。ほむらさんに殺されることを受け入れたのかな」
「それは話をした通りに自分の間違いに気づいてほしかったんだよ」
「だけど死ぬことは……」
「そうだね。私も間違いだと思う。でも、私は最近間違いじゃないと思うんだ」
「え?」と俯いていたほのかはまどかの顔を見た。まどかの顔は母親の慈愛を込めた表情だ。
「あの人は自分の命を懸けてまでほむらちゃんに伝えたかったんだ。力なんて孤独しか生まない。力だけで相手を縛るのは自分を孤独にするって……。それにカンナちゃんのことを責めていたけど、実はそれはソラくんもそうだったんだ。あの人は自分のしてきたことが最低最悪なことだとわかっていた。だから疲れた、と思ってあんな終わり方をしたんだ」
「…………」
「まあ、でもほのかちゃんに聞くよ? ――――今のパパは不幸?」
不幸じゃない。戦いが終わり平穏な世界で平穏な日常で笑って、驚いて、泣いてる彼が不幸なわけではない。
楽しんで充実している。そんな気がしてならない。
「お袋~、他の話をしようぜ~」
「はいはい。あとお袋じゃなくてママと呼びなさい!」
「ママス」
「よろしい戦争だ」
そんなノリでいつもの追いかけっ子が始まる。ほのかの元に気持ちよい風が吹いた。
――――見上げた空は綺麗な青空
――――どんな壁だって越えていきそうな大空
ほのかは追いかけっ子をする二人を追いかけていく。残された本が風でページが流されていき、ある文字が浮かぶ。
――――『おしまい』と
以上でソラの過去はおしまいです。キテレツというかスゴい過去になってしまいましたね……。
ノリで思い付いたネタやお話がここまで発展するとは思いませんでした。さてさて、最後に出てきたのは全てを終わらせた青年と少女達の子どもです。
まどかが母親してるだと!?と思う方がいると思いますが、彼女は根は心優しい女性です。良い母親になると思ったからこう書きました。
Skyアイスさん、ルミナスさん、織村・F・当麻さん、斬刃さん、スノウバークライトさん、イカの目さん、unknow さん――――そしてお気に入りを登録していただいた皆様と読んでいただいた皆様。
短い小説でしたが自分の自己満足に付き合っていただきありがとうございます。
こうしてソラの物語に終止符を打つことができました。
…………え? まだ終わらない?
あ、番外編がちょこちょこ残ってますから。と、まあそんな感じで本編は終了でここから先はエキストラ。
ソラ達の高校生活を書かせていただきますm(__)m
不定期更新になりますが、ご了承ください。
――――さてと、やっと四季の物語を再開できそうですねー(ニヤリ)