デーデッデッーデデデ!デデッデデッー!
北欧異聞帯をなんとか攻略したカルデアはクリプターであるオフェリアを捕虜として北極圏に近しい場所から発せられた信号を頼りに彷徨海にたどり着いた。
ホッと息をついたのも束の間、いつの間にか侵入していたコヤンスカヤによってカルデアのマスター藤丸立香と新所長ゴルドルフ・ムジークは毒入りケーキを食べてしまったのだった。
毒は中国異聞帯由来のものであったため、解毒するために中国異聞帯に行くことになったのだった。
そして、クリプターである芥ヒナコによる襲撃を受けたカルデアだったが、戦闘中にヒナコに通信が入る。
「なによ、デイビット」
『すまん、奴が出た』
「は?」
すると、奪った筈のシャドウボーダーが項羽を轢く。
中から出てきたのはORTマン。
「サイドブレーキをかけ忘れた男、ORTマッ!」デーデッデッーデデデ!
どうやら項羽を轢いたのは故意ではなかったらしい。
「そうか、間違えただけか。許そう」
(((許すんだ!?)))
「敵の優しさに咽び泣く男、ORTマッ!」デーデッデッーデデデ!
その場において敵も味方も同じことを考えていたと後に立香は語ったとか。
ORTマンは項羽に向き直ると、
「究極生物マシーン馬殺し、ORTマッ!」デーデッデッーデデデ!
そう言うと飛び上がり、どこからともなくオルパルドンを呼び出し技の名前を叫ぶ。
「ORTストリングス!そして、ソードビッカー!」
「グワァァァ!」
「項羽さまー!?」
((やられたー!?))
「さらばだ!」
そう言うとORTマンは去っていったのだった。
因みにシャドウボーダーは普通に盗まれたし、所長達は収容された。
何をしに来たんだORTマン。
気を取り直した立香達はなんとか収容所から脱出する方法を探していたのだが、通路の方からコヤンスカヤが走ってくる。
「コヤンスカヤ!?」
「カルデアのマスターさん!?いえ、今はそれどころではっ」
「ORTストリングス!」
「キャー!」
コヤンスカヤはなんとORTマンに追いかけられていたのだ。
「ORTマンはORT感覚によって壁越しでも敵を見つけられるのだ!」
「なんです、そのふざけた名前の割に無駄に強い能力!?」
「ORTマンはなんでコヤンスカヤを追いかけ回してるわけ!?」
「獣狩りの男、ORTマッ!」デーデッデッーデデデ!
そう立香に答えるかのように決め台詞を吐くと、再びコヤンスカヤに襲いかかる。
「ちょ、獣狩りって私に気がついて!?いや、よく見たらこの人冠位の降臨者じゃないですか!?なんでエクストラクラスの冠位なんてものがいるんですか!?」
「ORTストリングス!トドメだッ!」
「ま、待って!」
立香がそう叫ぶと蜘蛛糸で身動きの取れないコヤンスカヤにトドメを指すのをやめ、立香の方を向いたORTマン。
「まだ、解毒する方法を聞いてないんだ!」
「赦す!」(半ギレ)
「なんで会話成立しているんです?」
「では、さらばだ!」
そして、ORTマンはまたもや去っていったのだった。
しかし、立香達は未だ囚われたままであった。
因みにコヤンスカヤはORTマンに牢から出された上で追いかけ回されていたりする。
ホントに何がしたかったんだORTマン。
異星の神に嫌がらせをして帰る男、ORTマッ!
デーデッデッーデデデ!デデッデデッー!