ぼっち・ざ・ろっく・おぶ・ざ・ひーろー!   作:あいむ

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ジャンピングロックガールズ with ボーイ

 

 

 前回のあらすじ

 

 郁代のイソスタによって青春コンプレックスを拗らせてしまったぼっちは遂にその原形を保てなくなってしまった。

 残された私たち4人。このまま原作の主人公であるぼっちが元に戻らなければこの作品の存続が危ない。

 そんな中、私山田リョウに1つの天啓が降りてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何? Ban[ピ────────ー! ]go!!!!! が最終回? だったら私たちも最終回だ! ぼざ神を決めてやる!」

 

 こうして、残された4人は生き残りをかけた死闘のゲームを繰り広げ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私が勝ち残った。

 

 そして勝者となった私は自身の理想の世界を叶えたのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という訳で今回から私、山田リョウが人の金で美味しいご飯を食べまくる美食ドラマ『山田のグルメ』が始まり

「始まらないから! 勝手にストーリー捻じ曲げないで!」

 

 はい、どうも。山田さんから地の文変わって星乃湊音です。ぼっち・ざ・ろっく・おぶ・ざ・ひーろー! はまだまだ終わりませんので皆様お付き合いお願いします。

 まあ……そんなこんなで青春コンプレックスを拗らせた後藤さんを元に戻すべく俺たちは手を尽くした。

 

「そうだ! 後藤さんにもイソスタの楽しさを分かって貰いましょう!」

「でもどうやって?」

「そんなの簡単よ! 後藤さん! 一緒に写真撮りましょ! はいチーズ!」

 

 今にも崩れそうな後藤さんに近づき、喜多さんは自撮りツーショットを撮ろうとした。

 しかし、後藤さんのノイズは留まることを知らず、流石の喜多さんも困惑していた。

 

「皆さん! 後藤さん全然元に戻りません!! どうしましょう!!」

「……俺が行く」

「え? 星乃くん何とか出来るの!?」

「これでもこのメンバーでは俺が後藤さんとの付き合いが一番長いので。やれるだけやってみます」

 

 俺の作戦は「音楽でインターネットへの恐怖を和らげよう戦法」。

 後藤さんはギタリスト。つまり音楽であれば口で説明するより受け入れやすいはずだ。

 早速、後藤さんの耳にイヤフォンを突っ込み音楽を流す。これで1曲終われば後藤さんも元通りになるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、思ってた時期が私にもありました。

 

「ヴァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァァァァァァァァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァァア゙ア゙ァァァア゙ア゙ァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ァァァァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!」

「なにこれ!? 何が起きたの!?」

 

 音楽聴かせたら悪化した。何故だ。

 

「星乃くん! どんな曲聴かせたの!?」

「これですけど……」

 

 後藤さんに付けていたイヤフォンを外し、伊地知さんにその曲を聴かせた。割とポップというか……明るめの曲で良いかな〜と思ったんだが。

 

「うん、これ逆にぼっちちゃんの青春コンプレックス刺激しちゃう奴だね!!」

 

 伊地知さんから迫真のツッコミを受けました。……選択ミスったなこりゃ。

 にしてもどうするかな……。後藤さん更にブレが酷くなったし……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とりあえず一旦写真撮ろ。

 

「やってる場合か!!」

 

 はい、伊地知さんからの迫真のツッコミいただきました(本日2回目)。

 まあ、あれこれ手を尽くしたけど一向に後藤さんは元に戻らない。果たしてどうすればいいんだ……。これガチで最終回にしないといけないオチになる? 

 

「……こうなったらあの手しか無いね」

「伊地知先輩……一体何を……」

「星乃くん、喜多ちゃん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼっちちゃんを叩き起すよ!!」

 

 伊地知さんの方法は……ひたすら説得するというものだった。まああらゆる手は尽くして今これだしもうここはこうするしかあるまい……って感じになってるけど……まあいいでしょう。

 

「ぼーっちちゃーん!!」

「後藤さーん!」

「後藤さーん!」

「ぼっちー」

「SNSはいいから帰ってきて──!!」

「今なら唐揚げ棒あるよ──!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………………………はっ! 唐揚げ! 

 

 こうして結束バンドの絆により後藤さんは人の形に戻り、自我も取り戻した。え? 半分唐揚げの力だろって? ハッハッハ、君のような勘のいいガキは嫌いだよ。

 

「とにかくぼっちちゃんも元に戻ったことだしアー写撮影再開しよー!」

 

 その後、伊地知さんが仕切り直てくれてアー写は再開された。

 しかし、ポージングとか写真の写り方などの問題にぶつかっていた。

 

「あ! じゃあジャンプとかどうですか? 絵になりますし皆の素の感じとか出ると思うんですけど!」

「お! それいいね! 喜多ちゃん天才!」

「有識者は言っていた……OPでジャンプするアニメは神アニメだと」

「え? ‎山田さんアニメ分かるんですか?!」

「つまりアー写でジャンプすれば神バンドになれる!!」

「成程!」

「こらそこ2人だけで盛り上がらない」

 

 因みに最近は某特撮でもOPジャンプをしているんですよねなんて俺が考えてる間に話はポンポン進み、その方向性で写真を撮ることになった。

 

「じゃあハイチーズで撮りますよ〜」

 

 そのまま俺がシャッターを切るタイミングで皆がジャンプ。その瞬間を逃さないようにカメラに収めることが出来た。

 

「どんな感じになった?」

「今確認しますね。えーっと……」

 

 写真を確認した瞬間、俺の思考は止まった。

 後藤さん達がジャンプした1番いいタイミングで撮れてはいたが……

 

 

 

 

 

 

 

 その写真の後藤さんのスカートが捲れ……パンツが写っていた。

 

「おーい……星乃く〜ん」

「…………ます

「え?」

「覚悟は出来ます!」

「はい?」

「この罪は受け入れます! どうぞ縛り上げて山に埋めるなり海に沈めるなりしてください!!」

「いやいきなりどうした!?」

 

 そして、伊地知さん達の確認タイムが入りこの現状を理解したようだ。

 

「いやホントマジですみませんでしたお望みとあれば死罪で……」

「いや……あたし達極道でも処刑人でも無いんだけど……。……ぼっちちゃんは?」

「無価値なものを写してしまってすみません…………こんなもののせいで星乃くんを死罪にしてすみません……消してください」

「こっちはこっちでもっと可愛い反応期待してたんだけどな……」

「で、湊音か写真(どっち)消せばいいの?」

「普通写真だよね!?」

 

 山田さんがなんか怖いことを言ってる気がするけどこれが罪なら受け入れよう。今の時代は些細な事でもセクハラになるからねうん。

 だから消しゴ〇〇〇ックで消されてやるのさ。

 

「ぼっちちゃんからもお許し出たし星乃くんも頭上げて! 不可抗力なんだし!」

 

 何とか仲を取り持ってくれた伊地知さんに感謝。こうして私は明日に命を繋ぐことがでしたのでしたまる。

 ……コホン。とりあえず調子を戻していこう。

 

「はい、アー写!」

 

 先程と同じ手法で写真を撮った。確認もしたけど今度はパンチラも無い。何とか死罪は免れたようだ。

 

「おっ! 良いじゃん!」

「後藤さんは……まあ表情暗いですけどご愛嬌って感じでいきます?」

「うっ……またまたすみません……」

「でもバンド感に青春っぽさが追加されてるよ!」

「写真のデータ送って貰っても良いですか?」

「あっ私も……」

 

 カメラを受け取った結束バンドのメンバーは大盛り上がり。アー写はあれがベースになるんだろうなぁ……。なんか羨ま……ゲフンゲフン。

 

「そうだ! もう1枚撮らない?」

 

 そんな中、伊地知さんから再撮影の提案が来た。バージョン違いでも撮るのだろうか? 

 

「あ、じゃあ俺カメラ係やるので……」

「そうじゃなくて……ほら! アー写とは別に星乃くんも含めたやつも撮ろうと思って!」

 

 ……え? 今なんと? 

 

「いや〜、折角グループに招待したんだし……。記念に1枚撮っちゃおうよ!」

 

 そのままスマホをみると結束バンドのグループから招待が来ていた。いつの間に……。

 

「いや……でも俺ってバンドのメンバーじゃないですよね? なんて言うか……なんか偶々近くにいたバイトみたいな感じって言うか……」

「うーん、そんな事言っても今更って感じじゃない? それになんだかんだ星乃くんが手伝ってくれてるお陰で成り立ってるみたいな所もあるし」

「賛成です!」

「まあそうだね」

「わ……私も……良いと思います!」

 

 うわ……なんか泣きそうなんだけど……。なんて言うかこう……正式に仲間として認められた感じになっちゃうよ……。

 

「でもカメラどうします?」

「あ、私自撮り棒持ってきてるのでこれで撮りましょう!」

「流石喜多ちゃん、用意いいね!」

 

 喜多さんはそのまま慣れた手際で自撮り棒を伸ばしていく。

 

「じゃあどういう感じで撮ろうか?」

「私リョウ先輩の隣が良いです!」

「出来れば私は端っこで……」

「うーん……じゃあ2列に別れよっか! 喜多ちゃんとリョウが前で……後ろはあたしと星乃くん、ぼっちちゃんって感じで並ぼっか!」

 

 という感じになり……上手くカメラに収まるように密集しているのだが……

 

「(いやいやなんで俺真ん中なの!? なんか感覚バグっちゃったのか色んな匂いするんですけど!?)」

 

 俺の周りからはフレグランスの匂いだったり防虫剤の匂いだったり野草の匂いだったり……なんか1周回って落ち着いてしまう。ていうかこれ口に出したらガチで捕縛されそうで怖い。

 

「それじゃ撮りますよ〜。皆さん、ピースと笑顔お願いしますね!」

 

 はい、アー写! の掛け声と共にフラッシュがたかれた。

 撮れた写真を確認すると満面の笑顔の伊地知さんと喜多さん、真顔でピースというシュールな絵面の山田さん、それで……俺と後藤さんは慣れないながらも頑張って笑顔を作ろうとしてる感じだった。

 

「お! これはこれで良いじゃん! グループのトプ画これにしようよ!」

「良いですね! 写真のデータ送りますね!」

 

 こうして、ロインのグループに2枚の写真が送られてきた。

 こういうさ……紅一点の逆パターンに自分がなるとは思わなかったよ。あれ? 今人生の運殆ど使ってる? 俺明日事故にあったりしないよね? 

 

「皆さん……今日は本当にありがとうございました。このことは生涯の宝として記憶に焼き付けておきます」

「既にクライマックスになってる!? 

 ……まあ、これで人気バンドへの夢にまた1歩近づいた! 結束バンド、これから本格始動だよ!」

 

 まあ……伊地知さんが楽しそうだし良いかな。

 

「夏までに曲作成(予定未定)! それからライブ(予定未定)! デモCD配布(同じく)! そして冬にファーストミニアルバム発売(同じく)! 

 ゆくゆくは下北沢のエモエモなエモロックバンドになる! (予定は未定)」

「確定情報が何1つ無いですね!」

 

 うん……まあ……伊地知さんが楽しそうだしいっか……。うん。

 

「まあ確かに曲もまだ出来て無いからね〜。そこはぼっちちゃんとリョウにお願い…………ってあれ? リョウは?」

「あれ? さっきまでそこにいたんですけど……」

「……またか。ホント、リョウは自由なんだから〜」

 

 それからは山田さんもいなくなった事だし今日は解散する事になった。

 自転車を押しながら帰っていた所、携帯の着信音が鳴る。

 

『星乃くんも改めて宜しくね!』

 

 伊地知さんからだ。

 ほんとにマメだよな〜。まあ、そこが良いところなんだけど。

 スマホをポケットにしまおうとした時、再びロインの着信音が鳴った。

 また伊地知さんからかな……と思っていたが今度のお相手は後藤さん。そして気になる内容は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「助けてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 え? 何事? 

 

 

 

 

 

 

 





マイペースで更新していきたいです。

今回高評価をくださった方々
☆9 三十路スキー@JK星歌さん
誠にありがとうございました!



コメントや評価など何時でもお待ちしておりますので是非お願いします!!

それではまた次回。


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