クイーン・アンズ・リベンジが史実でフリゲートの30m級
ゴールデンハインドが史実でガレオンの30m級
ジャックドーデカすぎ問題
他の船は"物語"補正でかさ増し
ヘロドトス「それはすまなかった。 カサンドラを見ていたから、神話の英雄はもっと凄いものだと記してしまった。」
「予定変更だ。直接正面から戦おう。...一度距離を置き、風上へと向かう!」
船長はグレート・イナグアの偵察から帰還した後、冷静さを保つように舵を握った。
「何か問題がありましたか?」
アサシンたちはその判断を黙って了承し、ただマシュだけが疑問を口にした。
「いいかい、ジェニー。相手の船長は女だ。ガレオンを率いていることは普通の船乗りじゃない。船乗りとしてメアリ以上かもしれない。でもね、もし互いの技量を見過無ければ、血を流す前に交渉に入れるかもしれないよ」
相槌をうちながらも、名前を間違えられたり釈然としない様子のマシュに諭すわけではなく自嘲気味な本音を教える。
「アサシンであっても、船乗りの、いや。 海賊の欲は捨てきれてないみたいだ。」
「そんなに暴力が好きなのですか?」
不安と侮蔑が入り交じる視線に直面しながら、自分が間違ったことをしていないことを確信しているにもかかわらず、罪悪感を感じた。
「とにかく、しばらくは待つんだ。説明するから。」
ジャックドーは、グレート・イナグアの東岸を離れ、北に向かって回り込んで、再度西岸に向かう。その間に偵察で見たことの詳細をマシュを含むアサシンたちに教えた。
「港は湾の深くにあって、交易艦隊の使っていた外桟橋に船はいない。狭い湾の中じゃガレオンが出てくるまで臼砲の的にしかならない。 そこで、俺の腕の見せどころだ。 いや、訂正しよう。 俺たちのジャックドーのだ。 全速力で港に突っ込む。」
入港し係留の時、最も避けるべきことは座礁である
そのために水先案内をつける必要があった
さらに、風上から限界までフルセイルで湾内に接岸する行為は船底を割に行くようなものだと言い加えた
しかし、ジャックドーの乗組員たちは目をつむってもグレート・イナグアの桟橋に係留することが可能であった。かなり盛った言い方だが、間違いではない
それは、展帆と畳帆の速さや、船長の航路と風を見極める"目"などジャックドーの船員たちの技量の為せる行為である
「これだけ腕を見せつけてやれば、まともな相手なら喧嘩売ってこない。」
まともでではない場合。船乗りとして合理的な判断ができない"道理が通じない敵"はこの限りではない
白兵戦になったとしても、船長に比肩する白兵戦能力を有するバエクとアヤ、カサンドラの存在があり誰も不安はもたなかった
「海戦にならなければ、余計な血は流さずに済むだろう。」
仮にエドワードの想定を超えた敵意と船員の技量でならば,ノロマな豚じゃなければ? とエドワードは自問して海賊の血が騒いだ
エル・インポルートとラ・ダマ・ネグラのように狂気じみた船を生み出すことで知られたスペインでジャックドーはブリッグの中では規格外の巨大さと武装を持ちフリゲートどころか戦列艦にさえ見劣りする攻撃力ではない
「さあ、予想を超えてくれよ! 船長さんよ! 」
エドワードはその瞬間信条を忘れることにした