ストライクウィッチーズ 転生者はネットスーパーと……持ち。 作:北方守護
ラルは椅子に座ると武昭を見た。
「さてと……それで君はなんで、こんな所に居たんだ?」
「えっと、言っても信じてもらえるか分からないんですけど……」
「構わない、話すだけ話してもらおう、それを聞いてどうするか考える」
「そうですか、ありがとうございます、それじゃ話しますけど……」
武昭は今までの事をラルに話して、それを聞いたラルは何処か信じられない様な表情をした。
「ふむ……君は一度死んで神様に転生させてもらって、この世界に来た所をサーシャに会ってここに来たと……」
「まぁ、信じられないのも分かりますけど、俺自身信じられない事ですからね」
「だが、その君がここにいる事が証拠だろ?」
「俺の話を信じるんですか?」
「まぁ、信じるにしろ信じないにしろ、私としてはこの基地で問題を起こさなければ良いと考えただけだ」
「そうですか……そう言えば、神様から転生特典って奴を貰ったんですけど見てみますか?」
「ほう……どんな物か興味があるな……それはどの様な物だ?」
武昭の言葉を聞いたラルは不敵な笑みを浮かべた。
「まぁ……見えるかどうか分からないですけど、やってみますか、オープン」
「なっ!?なんだ!それは!!」
武昭が唱えると空中にネットスーパーの画面が浮かび上がり、それを見たラルは驚きながら武昭のそばに来た。
「え?司令は
「あぁ、だが武昭がそう言うって事は見える人と見えない人がいるという事か?」
「はい、俺もどういう条件か知りませんけどウィッチの中でも見えない人は見えないみたいです」
「そうか……それで、コレはどの様な魔法なんだ?」
「はい、コレはネットスーパーって言って、こうやって、ここに果物が見えますか?」
「あぁ、見えるが……おや?触れないのか?」
「どうやら触れるのは俺だけですね……こうやってリンゴを3個とこっちから果物ナイフと紙皿と爪楊枝をカゴに入れて……注文っと」
「なっ!?一体、どこから箱が……上に穴は……開いていない……」
中空から箱が落ちてきたのでラルは慌てて天井を見たがいつもと変わらなかった。
「驚きますよね、俺もこの服と靴を買った時は驚きましたから……はいっ、どうぞ司令」
「あ、あぁ……まさかこんな所で、これほど新鮮なリンゴを食べれるなんてな……んっ!?」
「どうました、司令?もしかしてリンゴは嫌いでした?」
「そうじゃない!こんなに甘いリンゴは初めてなんだ!」
「そうですか、口に合って良かったです……え?司令?」
リンゴを食べたラルは武昭の両肩を掴んだ。
「武昭……今のお前には頼れる者がいないんだよな?」
「は、はいっ……ここに来て初めて会ったのが司令達ですから……」
「そうかそうか……では武昭は今からこの基地の炊事係として赴任してもらう?構わないな?」
「えぇ、俺としては受け入れてくれて嬉しいんですけど……あのー……少し離れてもらえませんか?」
「ん?何か問題でもあるのか?」
「えっと……司令のその立派な物が……当たってるですけど……」
武昭の言葉を聞いて自分の体勢に気づいたラルは慌てて離れたが軽く頬を染めながら両手で胸を隠す様にした。
「ま、まぁ、そういう事だからこれからはよろしく頼む……」
「は、はいっ分かりました……それじゃ俺はこれで……」
「ちょっと待て、サーシャが来るまで待っているんだ」
「そうですか……じゃあ残ったリンゴでも食べますか?」
「うむ、変に見つかってもダメだろうからな……それにしても武昭は器用なんだな」
「えぇ、俺は料理は得意なんで、司令は「ラルだ」え?」
「その、なんだ…私の事はラルで構わないぞ……私も武昭と呼んでいるのだから」
「わ、分かりましたラルさん……」
2人は残ったリンゴを食べていたが軽く頬を染めていた。
その後、武昭は戻ってきたサーシャに部屋に案内された。
武昭が出た後の部屋で……
「まさか、私がこの様な気持ちになるとは……上がりも近いから、良いかもしれんな……」
ラルは頬を染めながら何かを考えていた。