古明地こいしの異世界旅行   作:アステラ000

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どうも、湊本です。

今回は短いです。

こいしちゃん視点


3.5話

私の隣でリムルが緑色の人とお話ししながらぽよぽよ跳ねている。

 

この緑色の人は、ゴブリンっていう種族なんだって。初めて聞いた。幻想郷では見たことないな。

 

ゴブリンたちのお話はとっても面白い。最近、すごい神様が居なくなっちゃって…魔物?が活発になってるんだって。冒険者っていう人間が、森に入ってきたりもするんだって。

 

魔物と人間は敵同士なのかな。戦ってるのかな。このゴブリンたちはなんだか弱そうだし、すぐに退治されちゃいそう。

 

…あれ、もう村に着いたみたい。もっと人里みたいな感じだと思ってたのに、ボロボロの小屋がちょっと建ってるだけだ。

 

ゴブリンって人間に似てるけど、あんまり賢くないのかな?

 

そうだ、私のペットにしたらどうだろう。普通の動物たちと違って言葉が話せるから、おねーちゃんみたいに心を読まなくてもいいし、すごく良さそう!

 

ゴブリンたちに案内された小屋で座って待っていると、おじいちゃんゴブリンが入ってきてお茶みたいなものをくれた。

 

あ、リムルがお茶碗に覆いかぶさってる。スライムってお茶を飲む時はそうやって飲むんだ!じゃあ、何かを食べる時はお皿に覆いかぶさるのかな?

 

リムルとおじいちゃんゴブリンがお話しを始めた。終わったらみんなに、私のペットにならないか聞いてみよっかなぁ。

 

貰ったお茶を飲んでみたけど、全然美味しくなかった。苦くって飲めない!こんなのよりも、お燐が入れてくれる紅茶のほうがすっごく美味しいのに。

 

おじいちゃんゴブリンのお話しによると、どうやらゴブリンたちは狼の魔物のがろーぞく?に襲われてるみたい。狼だったら、おねーちゃんが飼ってた気がする。そのがろーぞくもペットに欲しいなぁ。

 

「強き者よ、どうか我らに守護をお与えください!さすれば、我らは貴方様に忠誠を誓いましょう!!」

 

がろーぞくは強くてゴブリン達じゃあ勝てないんだ。リムルなら勝てちゃうだろうなぁ。洞窟の中でもいろんな魔物をスパスパ切っててかっこよかったし!

 

「いいだろう。お前たちの願い、暴風竜ヴェルドラに代わり、このリムル=テンペストが聞き届けよう!」

 

リムル、ゴブリン達を助けてあげるんだ。優しい!

 

あれれ、でもこれじゃあゴブリン達はリムルのペットになっちゃうかな?う〜ん、残念。私も新しいペット、欲しかったのに。

 

「ちなみに、コイシは俺と同格の存在だ。そこんとこよろしくな。そうだな…俺の妹だと思ってくれればいい。」

 

「はっ!リムル様、コイシ様、どうかこの村をよろしくお願いします…!」

 

…妹?ってことは、リムルはお兄ちゃんかな?

 

そっかぁ…リムルは新しい家族なんだ!おねーちゃんやお燐やお空とは別の、家族なんだ!

 

このゴブリン達も、私のことをお燐達みたいに『コイシ様』って呼んだし、きっとリムルと私のペットになってくれるってことだよね?

 

すごいすごい!早く帰っておねーちゃんに自慢したいなぁ!

 

でも、ここは幻想郷じゃないみたいだし…リムルと一緒にいるとなんだか面白いことがたくさん起こりそうだし!

 

 

私、もうちょっとここにいよーっと!

 




原作ととくに変える点もなく進めづらくなったら、こうしてこいしちゃん視点をいれてごまかしていこうと思います()

こいしちゃんの中ではペット=家族

基本的にはリムル視点もしくは部下視点でお送りします。


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