バズれアリス   作:富士伸太

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書籍カバーとかできました。
人妻配信者(26歳)のセクシーな姿を見てもらえると嬉しいです。



◆アリス・ドライブ その2

 

 

 

 

 魔力で動く乗り物といっても、いろんな形があります。

 

 もう少し話を具体的に詰めていきましょう。

 

 二輪がいいのか、四輪がいいのか。

 

 乗り心地を優先するか、走破性を優先するか。

 

 そもそも現実味があるのかないのか。

 

 これを私の考えだけで決めるのもアレなので、ご意見を募集できればと思って生配信の形でやっていこうと思います。

 

 はい、拍手!

 

『わー』

『ぱちぱち』

『8888888』

★☆★スーパーアルバイター:待ってました \3,000★☆★

 

 あっ、スタチャありがとうございます。

 

 まず、そもそもの話として、私は自分の足以外の素敵な乗り物がほしいんですね。

 

 バイクとか。

 

 車とか。

 

 あるいは飛行機とか。

 

 あ、自転車は持ってます。

 

 ただ私がフルパワー出すと壊れるのと、自転車で走行可能な場所が案外少ないので、部屋を彩る素敵なインテリアと化しています。

 

 いずれは私の運転を想定した防御力特化のマウンテンバイクを作ろうとは思っていますが……。

 

 はぁー……。

 

 走りたいな、舗装道路……。

 

 地球人どもはコンクリートの道路のありがたさを忘れてるんだろうな……。

 

『そこで逆マウント取ってくるんだ』

『エヴァーン王国に舗装道路くらいあるだろ!』

 

 あるけど、軍とか貴族とかの馬車が優先で一般庶民は使えません!

 

『お、おう』

『あるんだ……身分制度……』

★☆★天下一ゆみみ:強く生きて \30,000★☆★

 

 ありがとうございます! ちくしょう!

 

 ……ま、それはさておき。

 

 プロジェクト・アリスドライブ第一号を発表しましょう。

 

 それは、こちらです……!

 

『うん……うん?』

『帆船の帆のついたゴーカート……?』

 

 仕組みとしてはごく簡単です。

 

 風魔法を私が放ちます。

 

 風を帆で受けて、ゴーカートが走ります。

 

 以上。

 

『本当にそれ効率的か!?』

『発想が古代人』

『いや、うん、わかるよ。わかるけどさぁ……』

『猛烈に嫌な予感がする』

 

 パッと思いついてなんとかなる案、これくらいしかなかったんですよ!

 

 火の魔法を放ち続けてジェットエンジンみたいにする案もあったのですが、森が焼けてしまうし後ろ向きに飛んでしまうので……。

 

『もっとやべー案と比較しても帆船ゴーカートがおかしいことには変わりないからな!?』

 

 ともかく!

 

 失敗は成功のもとです! ゴーゴーゴー!

 

『自分で失敗を確信してるじゃねーか!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 えー、一つだけよかった点があります。

 

 森の中だと木の枝が邪魔して全然走れませんし、そもそも泥に足を取られるという点はなんの解決も見せてなかったわけですが……。

 

『そこはツッコミたくてしかたなかった』

 

 でも水上だとけっこう速いですね。

 

『そらまあ、ほぼ帆船だからなぁ』

『普通にヨット買ったほう良くない?』

 

 そーなんですねぇ……。

 

 普通に風を受けて水上を走りつつ、無風のときは魔法でなんとかする……とかだとかなりの長距離航行もできそうですし。

 

 幽神霊廟の下の方には、海と浮島の迷宮があるらしいのでいずれ試してみたいと思います。

 

 でもなー。やっぱり陸上を走りたいんですよねー。

 

 なんかいいアイディアないかなぁ

 

『いっそ自動車メーカーとかバイクメーカーとコラボしちゃえよ』

『この大自然を使って好き勝手やれるなら手を挙げるところある気がする』

 

 うーん、それもそうですね。

 

 ただ、できるところまではドゥー・イット・ユアセルフの精神も大事にしたいので、万策尽きるまではがんばります。

 

『ふと思ったんだけどさ』

 

 はい、なんでしょう?

 

『アリスって空飛べるじゃん』

 

 はい、飛べます。

 

 ただ高度あげるとバランス取るの難しいんですよね。

 

 魔力の強さや魔術の上手さだけじゃなくて、けっこう適正が問われるんですよ。

 

『バランス感覚とか?』

 

 そうですね。

 

 空を飛ぶ魔法って、結局は自分自身に強風を吹かせて浮き上がってるだけなので、空中でのバランス感覚とか方向感覚を養うのが難しいんですよ。得意な人はほんと得意なんですけど。

 

『だったら、それを補助するようなのあればいいんじゃない? 空を飛ばずに浮遊するだけにして、バランスを取れるような何かがあれば、陸上を猛スピードで走れるような』

 

 ……あっ。

 

 そっ……それです……!

 

 

 

 

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