まだまだぼざろ熱が冷めない私
書くのはすんごく遅いけど…がんばるぞい!
14歳動かすの楽しいけどムズい…
話の流れ上途中リョウ視点に変わります
え?この人今なんて言った?ギターヒーロー?
何でわかるの?適当にチョロっと弾いただけなのに…
「guitarheroさんですよね!そうなんですよね!」
『あっあの…どっどちら様で?』
「あっ申し遅れました~あたしぽいずん♡やみ14歳
で~す☆それで、あなたはguitarheroさんですよね?」
あっ苦手なタイプの人だ…画面越しでも会話とか無理…
「あの~?」
「……(無)」
「このキャラは設定でぇ…聞こえてます?何か喋ってください~」
(この人…レッスン中のぼっちのギター聴いて初見でguitarheroって見抜いた?言動はふざけてるけどただ者じゃないな…)
「あの今オンラインレッスン中なんで邪魔しないであげてください」
「そうですよ!うちのバンドのギター2人の大事な時間なんで邪魔しないでください!」
「えっ?オンラインレッスン?guitarheroさんが…?」
『あっはい…そっそうです…わっ私諸事情で家から出られなくて…それでそっそちらの結束バンドのギターの2人に教えてるところです…』
「…マジ?」
「はい、そうですよ!後藤さんのレッスンのおかげで台風の中でのライブも文化祭ライブも大成功だったんですから!」
「そうです!後藤先生はすごい人なんです!」
『うぇへへへ…そっそんな大したことなんてないですよ…』
「やっぱりguitarheroさんじゃない!そりゃすごくて当然でしょ!あなた達どんだけ恵まれた環境で練習できてるか自覚してるの!?…でも納得だわ。今日は、まだ無名なのに台風の日や文化祭でのライブで大盛り上がりしたバンドがいるって聞いて取材に来たんだけど…合点がいった!」
この人結束バンドの取材に来たんだ…私のせいで結束バンドが有名になるチャンスを邪魔しちゃったかな…
「駆け出しバンドの話題性に興味をもって来てみたけど予想外の収穫だわ!」
「あのーすみませんウチでの迷惑行為はやめてもらえませんか?」
「そうだそうだ!お姉ちゃんやったれー!」
「ふぇぇ…ごめんなさい…」
ふぇぇ?
「セッセツドアルコウドウヲオネガイシマスネ…」
「もう、お姉ちゃんの役立たず!…皆!そろそろライブの準備しなきゃ!」
『あっもうそんな時間でしたか…すっすいません今日はあんまり練習できなくて…』
「大丈夫ですよ後藤先生、また次回お願いします!」
「あー待ってguitarheroさん!まだ聞きたいことがたくさん…」
「そこまでです佐藤愛子さん」
え?リョウさん今なんて?アイコサン?この人のことかな?
「んが!?なっ、なんで名前を!?」
「ネットで調べたら簡単に本名わかった…この時代名前さえわかれば他に色々わかっちゃいますよね」
「ぎゃーーーっ!!わかりましたすいません!大人しくライブ観てますので!!」
「じゃあごとう先生そういうことだから落とすよ」
『あっはい』
リョウさん、強引にあのぽいずんさんから私を遠ざけてくれた… でもみんなは大丈夫かな…今日のライブに影響しなきゃいいけど…
「そういうわけなんで取材はライブ後でいいですか?」
「わっかりました~がんばってくださ~い」
(本名バレはビビったけど…とりまguitarheroさん直々に教わってるギターがどんなものかお手並み拝見ね)
\コンバンワーケッソクバンドデース/ \シモキタモリアガッテマスカー?/
ライブ終了後
「みんなお疲れ~お客さんも増えてきてて良い感じだね!」
「MCは相変わらず滑ってたけど」
「お疲れさまでした!イソスタによると何人か秀華祭で
ファンになって来てくれた人がいたみたいですよ!」
「はるばる私たちのライブを観に…うれしいですね!」
来てくれたお客さんを見送り各々感想を言い合っていると
こちらに詰め寄ってくる人影が1つ…佐藤愛子である
「ぽいずん♡やみよ!本名は勘弁してください!ってそれどころじゃなかったあなた達!」
(まだぼっちに関して何か言って来るのか…?普通に取材しないならもう帰ってもらいたいんだが…)
「さっきは練習の邪魔してごめんなさい…guitarheroさんは私にとって神様みたいな存在だからつい」
(まあ今やチャンネル登録者数120万人だからな…音楽業界に与えてる影響も相当なものだろう)
「最初は文化祭ライブで盛り上がったバンド、実はguitarheroプロデュースだった!!って記事でも書こうかと思ってたんだけどライブを観て考えが変わった…
あなた達、今のままじゃ勿体無いわ!絶対売れるから
もっといろんな所でライブしなさい!」
(えっなにこのぽいずん急に…)
「っていうか“ガチ”なんでしょ?あの完成度でガチじゃないなんて嘘よ…でもまだ宣伝とか全然してるように見えないし…guitarheroさんと関係が…?あの人は諸事情で家から出られないって言ってた…まさか…guitarheroさんの復帰を待ってる…?」
(やっぱり侮れないなこの人大体合ってる…便乗するか)
「そうです」
「えっちょっリョウ!そうなの!?」
「えっ後藤先生が?そうだったですか!?」
「リョウ先輩初耳なんですけど!?」
「やっぱりそうなんですね!guitarheroさんが加わってから本格始動するバンド…こんなの取材しない手はないじゃない!」
「おい、もう店閉めるから帰ってもらっていい?ていうか帰れ」
「誰!?凄い重装備してるんだけど!」
「店長ですよ~」
(店長よっぽどこのブリっ子苦手なんだな)
「まっまだ話は終わってないですぅ是非このぽいずん♡やみに結束バンドの密着取材おばー」
「本名わかってるしこれで実家もわかりますねぇ意味わかります?」
「ぎゃー!この人でなし!!帰る帰るぅー!ごめんなさい!あばよ☆」
(やっと静かになった…)
「ちょっとリョウ!詳しく話してよ!」
(なってなかった…)
そろそろライブ終わる頃だけど連絡しても大丈夫かな?
ピコン
あっリョウさんからだ…
『明日ぼっちの家に行くから』
え…?
翌日の昼過ぎリョウさんは本当に家にやって来た…
少し緊張するけど玄関を開けて出迎える
「あっリッリョウさん…おっお久しぶりです…」
「いやほぼ毎日連絡取り合ってるよ」
「あっちっ直接お会いするのは久々なので…」
7歳の時リョウさんの家で会って以来だから約8年ぶりかな?
「あっでも今日はどうして家に…?」
「皆に話した」
「え?」
「だから皆に全部話した」
全部?…え?全部とは?
「私やぼっちが何周もしてることとかぼっちが何で2月まで外に出られないのかとか全部」
「えーーー!?」
人生1大きな声が出たかもしれない…
「ぼっちうるさい」
「あっはいすいません…でっでも言っちゃったんですか…?虹夏ちゃん達信じてくれなかったんじゃ」
「うん、全然」
ですよね
「でも理解はしてくれた…ねえ皆」
みん…な?
「ぼっちちゃん!…でいいんだよね?リョウから私はそう呼んでたって聞いたんだけど本当にこのアダ名で大丈夫?」
「後藤さん!先生じゃなくて一緒にやりたいなら言ってくれれば良かったのに!私も後藤さんとバンドやりたいわ!」
「ぼっちちゃんさん先生!呼び方長いですね…ぼっちさんでいいですか?」
「みっ皆さん…どうしてここに」
「話をするために全員で来た、上がっていい?」
「あっはい…」
2周ぶりに友達が家に来てくれた気がする…
まさか引きこもってたのにこんなことになるなんて…
私の部屋に行くまでに大はしゃぎする両親に皆を紹介
したり、会って5秒で打ち解ける妹と陽キャギター2人の
コミュ力に脱帽したりと久しぶりのメンバー達との
やり取りが懐かしくて既に涙腺が…私も歳をとったな…
まだ15歳なのに…
やっとこさ4人を私の部屋へ通し話を聞くことにする
しかしバンドメンバーとはいえ3周しておいて未だに
代わり映えしないこんな殺風景な部屋に招いてバチが
当たったりしないだろうか…
「どっどうぞ、すっすみません…何にもない部屋で…」
「大丈夫だよ…ぼっちちゃん?エヘヘこの呼び方慣れないね」
「ここが先生…じゃなかったぼっちさんのお部屋」
「ここでずっと引きこもって…私達のために…」
「みっ皆さんそっその、わっ私の事情を全部聞いたって…」
恐る恐る訪ねる…何せ私とリョウさんが何周もしてる
なんて現実感皆無な突拍子もない話だもん…
呆れられて引かれても当然なファンタジーな内容を
何で受け入れてくれてるんだろう…?
「うん、リョウから大体ね!最初は何言ってんだろう頭おかしくなったのかな?って思ったんだけど…話聞いてくうちになんか説得力あるなって思えてきてね」
「guitarhero…後藤さんのこの動画、私のために上げてくれたのよね?」
「あっそれは…」
【初心者必見】ギターとベースの違い教えます
喜多さんが自分で気づいてもらうために上げた動画…
「私ね…この動画のおかげで結束バンドに戻ることができたの!その後も度々初心者向けの動画上げてくれてたのが全部私のためだってリョウ先輩から教えてもらって…後藤さんがguitarheroだったのはそりゃ驚いたけど…でもそれ以上にちゃんとお礼言わないとって思ったの!だから後藤さん、ありがとう!」
「あっいえそんな…」
「私もguitarheroさんの…ぼっちさんの動画があったから結束バンドに出会うことができました!ありがとうございました!」
「あっはい」
サーヤちゃん…
「という訳でぼっち単刀直入に言うね?一緒に結束バンドやろう」
「え?」
それは私が16歳になるまで保留なのでは…?
「ぼっちちゃんのことも全部…はまだ信じれてないけど、90%で死んじゃうなんて言われたらそりゃ引きこもるよね!」
「でも私達は後藤さんとバンドやりたい!」
「ぼっちさんとならもっと楽しいバンドになると思うんです!」
「でっでも私は…」
「大丈夫、ぼっちが16歳になるまでは家に居ながらバンド活動できるように私達も頑張るから」
私は…私は…
「ぼっち」
「…」
「もう充分我慢したでしょ?そろそろ自分のために生きていいんだよ?…はいこれ」
「これは…?」
黒地に白く“結束バンド”がデザインされたバンドTシャツ…
私ももう持ってるけど…
「裏、見てごらん」
「…っ!!」
2周目で私がデザインしてサーヤちゃんが直してくれた
5つの輪が絡み合うロゴ…
「ぼっちちゃん!ようこそ結束バンドへ!」
「一緒にやりましょう後藤さん!」
「ぼっちさん!」
「おかえりぼっち」
「あっ…あっ…」
その場に崩れ落ちる…もう無理我慢できません…
「うっあぁぁぁぁぁん…あっありがどうございばずぅ…」
30年以上待ち続けた…待ち焦がれた…
毎日毎日死なないために生きてきた…
でもやっぱり私は…結束バンドのギタリストがいい…!
このメンバーでバンドやりたい…!
この5人でチヤホヤされたい…!
この日私は46年で最高の瞬間を迎えた…
次回 最高のバンド
最終回じゃないよ?