今までの後藤ひとり2周目の
山田リョウ視点の話です。
なんだかめっちゃしっかり読んで考察して下さる方が多くて感激です。こんな妄想に付き合って下さりありがとうございます!
「どこから話そうか…やっぱり最初かな…」
「さっ最初…ですか?」
「うん、ぼっちがスタジオで完熟マンゴーだった時から」
「あっそこからもうダメだったんですね…」
インストバンドでのライブを終えて戻ってきたら
完熟マンゴーがいた…マジかぼっち
なんでここにいる?倒れて店長に引きずられて行ったのは見てたけど…というか隠れる気がないのか?
「ミスりまくった~!」
虹夏気付いてないのか?
「MC滑ってたね」
「あはは、私もたくさん間違えちゃいました…」
この子もか…
どうする?見つけて通報は簡単だけど…
「今日はありがとうサーヤちゃん、すっごく助かったよ!」
「いえ、私こそ貴重な体験ができました。ありがとうございます」
「それでなんだけどサーヤちゃん、もし良かったらなんだけど…これからも結束バンドのギターとして一緒に活動してくれるとうれしいんだけど」
ガタン!!
「え!?」
「お?」詰んだな…
「なっ何ですか!?」
「いいいい今あのダンボール動いたよね!?」
「うん、中に新鮮なナニか(ぼっち)が入ってる」
「新鮮な!?」
恨むなよぼっち…君のためだ…
「てーい」
「いやリョウ!何の躊躇いもなく!?」
やっぱりぼっちか…よくここまで来たと誉めてやろう…
だがここからどうする?
「え…とどなたですか?」
今のぼっちは完全に不法侵入のピンクジャージ…
通報&出禁でもう結束バンドともSTARRYとも縁を切る…
ごめん…
「…ファンです…」
「え?」
「結束バンドのファンになりました」
正気か?ぼっち…
「えっと…」
「皆さんの演奏がとても楽しそうで自分も音楽やるんですけど、初めてライブハウス来たんですけど、同世代でこういう場所で演奏してる御三方がすごく輝いて見えて、スゴいなカッコいいなと思えて、応援したいな支えたいなとも思えて、是非一言ご挨拶したいと考えましてつい出来心でスタジオまで入って来てしまいましたすいません、申し遅れました私後藤ひとりと申します大変申し訳ございません!!」
本気でそのゴリ押しとヘドバン謝罪で乗り切れると
思ってるのか…?ほら言わんこっちゃない…
どう見ても虹夏が怯えてるよ…でも…
「わかった!わかったから落ち着いて!」
そこまで無様な姿を晒してでも結束バンドに関わりたいのか…
不意に2周目で聞いたぼっちの言葉を思い出す…
虹夏の本当の夢を知ってぼっちが今なんのために
バンドしてるか聞かれた時の言葉…
『ギタリストとして皆の大切な結束バンドを最高のバンドにしたいです!』
「ロックだね」
「ロックなんですか!?」
ぼっちの高速謝罪もすぐ体力が尽きてその場にへたりこむ
「落ち着いた…?」
「はい…すいませんでした…」
「もういいから…えーと後藤…」
「ひとりです…後藤ひとり」
「ひとりちゃん私達のファンってことでいいんだよね?」
「はい!それはもう…」
「そっか、ありがとう!スゴいよリョウ、サーヤちゃん、初めてのライブでいきなりこんな熱狂的なファンができちゃったよ!」
虹夏、無理するな笑顔が引きつってるぞ
「私がいるんだから当然のこと」
「本当その自信はどこからくるんだ?」
「でもスゴいです!ファンができるってうれしいことですね!」
前向きだな…サーヤは郁代に通ずるものがある
「その…皆さんのお名前とか教えていただいても…?
ライブでは自己紹介とかされてなかったので…」
サーヤが気になるんだね…当然か
「あー!そういえばそうだったね!私はドラム担当の伊地知 虹夏」
「で、こっちの表情わかりにくいのがベースの山田リョウ」
「こんにちは」結局4度目の邂逅か…
「それでこっちの子なんだけど…実は今日急遽入ってもらったサポートギターの子でね?」
「富田サーヤですよろしくお願いします」
ぼっち、サーヤを見る目がコワイよ
「本当はギターの子がいたんだけど突然やめちゃって」
「よ、よく見つかりましたね…ど、どちらにいたんですか?」
ぼっち…それを聞くのか…
「それがね、リョウとどうしようかって相談してたら『今の時間なら下北沢駅周辺探し回ればギター背負った子の2、3人すぐ見つかる』って言うからその通りにしてみたんだよ!」
おしゃべり虹夏め…
「そしたら丁度駅から出てきたサーヤちゃんを見つけたって訳だよ!もう奇跡だね!」
「あっえと…リョウさんはなんでそう思ったんですか…?」
やっぱりそうくるよね…仕方ないか…
「ああ、それは…これ」
「えっこれ…」
というかぼっちguitarheroの現状わかってなかったんだね
「この人の影響でギター始めてる子が多い。下北沢は特に」
「私も知ってるよー、ずっと前から滅茶苦茶上手いので超有名だよね!」
「私もこの人の弾いてみた動画大好きなんです!」
「あっあっああ…」
絶望してるな…当然か
今日会ったばかりだけどサーヤが良い子なのわかるし…
「あっあの…今日はステキなライブありがとうございました…あとすいませんでした…もうこんな無茶はしません…ではこの辺で失礼します…」
帰ったか…さて…
「サーヤちゃん、さっき中断しちゃったからもう一度聞くんだけど…これからも結束バンドのギターとして一緒に活動してくれないかな?」
「はっ…はい!私で良ければ。まだまだ未熟ですけど頑張りますね!」
まあそうなるよな…
問題はここからだ…サーヤが帰った後…
「ねえリョウ…」
「何?」
「新しいギターの子見つかってよかったね」
「うん」
「あとあのファンの子…ひとりちゃんだけど…あの手のファンってどう接したらいいかな?熱狂的…っていうかかなりクレイジーな部類に入るよね?」
「そうだね」やっぱりどう扱っていいか困ってるな…
「だっ大丈夫だよね?ちょっと友好的にしたら興奮して後ろから
グサーッ!とかされないよね?」
「されないされない」
ぼっちにそんな度胸はない
「むしろ突き放してはいけない…逆恨みしてどんな報復をしてくるかわからない」
「そっそそそそうだよね!折角できたファンだからね!大事にしよう!」
「そうそう、受け入れてやらないと後がコワイ」
脅すようなこと言ってごめん虹夏…
「という感じだったんだよ…」
ぼっちの顔のパーツがみるみるずれていく…
「あっわわわ私がそんなに虹夏ちゃんを怖がらせていたんですね…すっすいません…」
「でも1番危なかったのはその翌日…」
「ぐえぇ!?更にですか?」
あれはぼっちか…?私達よりも早くSTARRYに来て…
「昨日の今日でもう来てくれたんだ!けどごめんねーまだ営業時間じゃないし、ライブの予定もまだ全くないんだよねー」
虹夏、コワイのはわかるけど袖を引っ張らないで伸びる…
「そそそその今日はお願いがあって参りました!」
「お願い?」
「こっこここでバイトさせてもらえませんか?ファンなので!近くで応援してたいので!!」
メンバーになれなかったのにそうまでして…ぼっち
「b……ひとり、行動力エグいね」
あっぶないまだあだ名付けてないんだった…
「ガチで私達のファンなんだね、丁度今日その話もしようと思っていたところだから入って入って!」
「あっはっはい!」
グイーグイー…
あー…袖伸びた…
「リョウ…いいんだよね?大丈夫だよね?」ボソボソ
「うん受け入れないと後ろからグサー」ボソボソ
「わっわかった…」プルプル
ノルマの話からバイトの話へ…
「人生初バイトだから緊張しますね…でも最初から同期のバイト仲間がいるなら心強いです!」
サーヤ…もうぼっちとバイトできる気でいるな…
虹夏は…
「私もリョウもいるから心配ないよちゃんとフォローするし!」
腹を括ったか…
「人手が多ければ惰眠を貪れる時間が増える…!」
「その分給料さっ引くからな?」
虹夏の警戒心がなくなるまでフォローしないとだな…
そして好きな音楽の話からギターボーカルの話へ…
「…ボーカルもまた探さないと…」
そういえば郁代をどうやって呼び戻そうか考えてなかったな
「あっあっあの!よろしいですか!?」
「おおう!?どうしたのひとりちゃん?」
「その、わ、私に心当たりがあるので誘って連れてきてもいいですか?」
確かにぼっちが連れてこないと厳しいか…
「え?本当に?助かるよー!」
「そっそれでなんですけど、その子を連れてくるまで他の子を探すのは待っていただきたいのですが…すっすいませんただのファンに過ぎない私がこんなお願いするのはおこがましいとは思うのですが何卒!何卒!」
圧が…ぼっち、会って2日目の人への距離感じゃない
フォローする身にもなってくれ…
「う、うんわかったわかった。でもあんまり長くは待てないよ?」
あっもう片方の袖が…
「は、はい!来週には必ず!」
伸びた…
帰る前にあだ名呼びにさせてもらおう…
「最後に1ついい?」
「ん?なにリョウ」
「ひとり…ぼっちって呼んでいい?」
でないとまた呼び間違えそうだ…
「お前そんなデリカシーのないあだ名を!」
「さすがにそんな呼び方は…」
「い、いえ!むしろぼっちって呼んで下さい!!」
「いいんだ!?」
「そんな感じで虹夏を怖がらせながらも両袖を犠牲にぼっちをバイトさせられるように取り計らったんだよ」
「圧が強くてすいません…距離感バグっててすいません…」
「極めつけが郁代を連れてくる時…」
「あっまだあるんですね…」
ピコン
「あれ?ぼっちちゃんからだ…なにこれ?」
「EDM?エナジードリンク?買い出しの注文ですか?」
「…」
ぼっちマジか…郁代連れてくるの1週間早い上にこっちにはサーヤがいるんだぞ…全く同じロイン送って同じように鉢合わせできると思ってるのか…?
「リョウ、よく分からないんだけどエナドリいっぱい買っていけばいいのかな?」
「たぶん」
ああもうしょうがない、やれるだけやってあげるけど…
「エナジードリンクをたくさん買うんですね?任せてください!1番安く手に入れられるところ探しますよ!あっ箱買いがいいですよね?」
「ありがとうサーヤちゃん!頼りになるね~」
待て待てサーヤ、いらない…今その有能っぷりいらない
「待って」
「何?リョウ」
「全部同じ味は飽きる…最低4種類くらいで飲み比べしたい」
「おいこら」
「えーと…あっありました!このレッドプールバラエティーセットなら6種類の飲み比べできますよ!」
「おー!じゃそれたくさん仕入れよう!」
「なん…だと?」
おいレッドプール何出してくれてんだ
「いや~サーヤちゃんのおかげで買い物早く終わったよ~荷物持ちも手伝ってくれてありがとね!」
「いえいえ、これくらいなんてことありませんよ!」
マズイ…先にSTARRYに着いてしまう…
ぼっちだけで郁代引っ張ってこれるか…?
無理だな、途中で気付いて逃げられるのがオチだ
ん?あれは…?
「ん?リョウどした?」
「…あーちょっとこの古着屋がキニナッテー…」
「なんでちょっとカタコトなの?」
「古着屋さんですか?私入ったことないんですよ」
いいぞサーヤ
「ちょっと見ていく」
「いやエナドリ抱えたまま入るの?」
「あーそーかーじゃー虹夏持っててー」
「あっちょっおいっ!…もう」
「あっ私も少し持ちますよ」
ごめん虹夏…そして早く来いぼっち…!!
「あっあれぼっちさんじゃないですか?」
「え?どれどれー?」
やっと来たか…
「お!ぼっちちゃーん!よく分かんないけどエナドリ沢山買ってきたよ~…あっ」
ニゲタギター!! アヒイイイイイ!!
よし、任務完了…かな?
って顔してるな…おいぼっちこれは貸しだぞ?
どっかで絶対奢らせるから…
「わっ私が浅はかでございました…」
「うん、わかってくれたならもういいよ…カレーご馳走になったし…」
「あっはい…その、あっありがとうございました…」
「はいお説教おしまい。で、これからの話だけど…」
「あっはい」
「次はオーディション…あるよね?」
「そっそうですね」
「郁代とサーヤはどう?」
「オ、オーディション通るだけなら…なんとかなるかと…思います」
「つまり問題はその後ってことだね…さすがに台風は回避不可だから…」
「わっ私も出来る限りのことはします…!」
「うん、よろしく……ぼっち」
「あっはい」
「今度は絶対乗り越えよう」
「…!…はい!!」
次回オーディションと師匠の師匠
↓おまけ
8割自分の確認用
現在の各キャラの状況整理
①後藤ひとり
このぼっちちゃんはアニメ8話~9話の間くらいで
1周目を終えています。なので虹夏ちゃんの本当の夢を
知っていますが江ノ島には行ってません。
現在2周目、結束バンドに入れなかったが
ファン1号兼ギター2人の先生、作詞担当をさせてもらう
ただし山田リョウがフォローしてなかったら
とっくにSTARRYを出禁になってた
交通事故を起こすライブの日を越えたら
結束バンドに加入できるかも…?
②山田リョウ
現在4周目、ぼっちが1周目から3周目まで悉く事故に遭うので結束バンドに入れないことで回避させようとした
ぼっちの雑な行動に対して裏で色々頑張ってた苦労人
ちなみに本編では言ってないが合計で200年位生きてる
③伊地知虹夏
性格や行動はほぼ原作通り。ただしぼっちの第一印象がスタジオまで乗り込んでくるクレイジーなファンなのでまだ少し警戒心を持ってる。まだぼっちの本気ギターを聴いてないので喜多ちゃんとサーヤちゃんより少しうまいくらいに思ってる。
④喜多郁代
性格や行動はほぼ原作通り。ただこの時点でguitarheroの存在は知っている。
弾いてみた動画(スローテンポ限定)の手の動きを真似る練習を取り入れているので指の動きだけは完璧。
しかしその指が何のコードでどんな音が出るかはわかってない
結果アニメ4話時点での実力とさほど変わらない。
⑤富田サーヤ
guitarheroの影響でギターを始めたら、
ぼっちよりも先に虹夏ちゃんに見つかって
結束バンドに入ることになったオリキャラ
ギターの腕前はアニメ8話の喜多ちゃんくらい。
あくまでギターだけで歌うのは無理