少女は泣いていた。
「お父さん…お母さん……起きてよ…!」
何時もの様に両親と共に買い物を楽しんでいたが、突如爆発音が鳴り、建物が崩壊、両親は子を護る様に少女に抱き付き瓦礫から護った。
結果、少女『だけ』が生き残り、両親は亡骸へと成り果てた。
少女は亡骸になった両親に何度も声を掛ける。………最早無意味だと、知らず。
「ひっ!」
後ろから物音がし、振り返ると其処には『巨大な黒い怪物』が居て、少女を見ていた。
少女は思わず悲鳴を上げると怪物は少女に襲い掛かろうと顎を開いて突進して来た。
「ッ!!」
少女は顔を下げて痛みに堪える。
しかし、来たのは『銃撃音』だった。
少女がゆっくり顔を上げると、怪物が撃たれ続け破片が飛び散り体液を出しながら絶命した。
怪物が動かなくなると足音が聴こえる。
振り向くとアーマーやヘルメットを着て、銃を待っている兵士が此方に歩いて来た。
「もう大丈夫だ」
と言い兵士は少女に安心させようと頭を撫でる。
「あっ!」
少女は思わず声を上げる。兵士の後ろに『足が長い多脚ロボット』が接近してきて、攻撃をしてこようとしてたが…。
突如、白と黒のカラーをしたロボットが持っている刀で多脚ロボットの足を斬り、左手に持ったアサルトライフルの様な物で撃ち続けて多脚ロボットを破壊した。
「良くやった『チーフ』」
《問題無い『ストーム…』。少女は?》
「子供は無事だ。……その子の両親は死亡してる」
《……オペレーター、少女の両親遺体を戦闘終了後、回収を頼む》
《………分かりました。それと『ストーム…』が別エリアにて戦闘がまだ継続しています。救援をお願いします》
「了解だ。少女を保護した後、後続の部隊に預けて向かう」
チーフと呼ばれたロボットやオペレーターとそう会話すると兵士は少女を抱っこしてチーフの所へ向かう。
「ねぇ、お父さんとお母さんは?」
少女は兵士に自身の両親問うと、短く答える。
「……君の両親はもう起きれないんだ。…今はゆっくり寝かせてあげよう」
そう言うと兵士は再びチーフの所を向かう。
近くまで来るとチーフは膝を付き、コックピット部分を開いた。
『誰も居ない』コックピットに乗り込もうと…。
「………夢?」
少女は目を覚ますと、辺りを見渡すと自身の部屋の中で軍の制服が壁に掛けてあった。
今自分が此処に居るまでの経緯を振り返った。
(私は連邦軍に入隊して…此処、月面のルテチウム基地に居る戦技研究班に配属する事になって……そして昨日着いたばかり……あの夢は一体……)
振り返ると先程の夢を考えた。
少女は記憶喪失だった。
一年戦争のコロニー落としで両親を失って戦災孤児となり、その時の精神的なショックでそれ以前の記憶が失い、気付いた時には施設に収容されていたとの事と医師は言ってたらしい。
しかし、あの夢は妄想ではなく、あの場に居た様な感覚だった。
時刻を見ると起床する10分前で少女は制服に着替えて、自身の機体の調整とシミュレーションを行いに部屋を出た。
夢で見た兵士は
遠くない内に
少女と再会する
多元世界と言う名の世界で
『スーパーロボット大戦Z×地球防衛軍6』
制作中
この小説に登場予定のEDFのオリジナル新型人型機動兵器。見た目はどれが良い?
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戦術機(マブラヴ)
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パーソナルトルーパー(スパロボOG)