他のキャラも何人か出す予定です。
※今回アンケートがあります。
此処はとある研究施設。
研究施設でありながら、施設内は破壊され電気も通らず、ほぼ廃墟化している。
そんな廃墟に少しの明かりがあった。
「………」
患者服の様な服を着て背負ってたリュックから食べ物を取り出そうとしている赤髪の少女だった。
明かりも少女が持っていた懐中電灯だ。
「……これしか無い」
リュックから取り出された物は非常食用のクッキー一枚。今はこれしかなかった。
少女は渋々クッキーをチマチマと食べなから辺りを見渡していた。………まるで警戒してるかの様に。
「…?どうしたの?」
食事をしていた少女が突如、リュックから変わった形の金属を取り出し、まるで意志があるかの様に金属に向かって喋りだした。
すると金属は光だし、少女に何かを伝えるかの様に点滅した。
「えっ!?」
少女は後ろを振り向く。
暗くて見えないが、奥から物音と何かの鳴き声が聴こえてくる。
それを聴いた少女はすぐさま荷物を纏めて、懐中電灯の光を弱めて、素足であるのも関わらず走り出した。
少女は知っている。先程の物音と鳴き声の正体を…。
目覚めた時は周りが暗く、辺りを探索してたら、『黒く巨大な怪物』に襲われそうになり、必死に逃げ続けた。
……しかし、此処には怪物達が何体も居た。
それからずっと怪物達に見つからない様に息を潜めて、隠れていた……何日も。
少女は怪物に遭遇しない様に遠くへと移動した。
一度足を止め、息を整え落ち着かせる。
「……?」
落ち着くと目の前に何か居る事を感じ、懐中電灯の明かりを強くして照らしてみた。
それは巨大な何かで詳しく調べると……『巨大な黒い怪物』だった。
「あ……ああ……」
怪物は此方に気付き、少女は怯えた。
そして…、
「うあああああああああ!!」
少女が全速力で逃げると同時に怪物がもうスピードで追い掛ける。
少女は怪物の恐ろしさを知っている。
強靭な顎で人を掴み、殺す事を。
尻から出す強力な酸で、人を溶かす事を。
少女は必死に逃げる。怪物に捕まらない様に。
だが…、
「ッ!?」
無我夢中で逃げ回って、ある格納庫に入ったが……『行き止まり』だった。
「ッ!…ッ!……ッ!」
何とか逃げ道を探そうとし壁を触りまくり、何かの電子番号を見つけ打ってみるが、電気が通ってない為反応しなかった。
「あ……ああ……!」
そして怪物は遂に少女に追い付き、酸を出そうと尻を向ける。
「ッ!!」
最早ダメだと涙を流し頭を抱えて諦めかけた時……、銃声が鳴り響いた。
「え?」
突然の事に少女は思わず頭を上げると……其処には無惨な死体となった怪物の姿があった。
すると足音が聴こえ、顔を向けると銃にライトを付けた一人の兵士が此方に歩いて来た。
「大丈夫か?」
兵士は少女に近付くと目線を合わせる様に膝立ちをし、安否を確認する。
少女は無言で頷くと、兵士は少女の頭を優しく撫でた。
「ぁ……」
兵士が少女の頭を撫でて安心させていると今度は複数の兵士がやって来た。
「軍曹」
「此方は怪物の駆除が終わったが、そっちはどうだ?」
「此方も怪物駆除が終わりました。……それと『生存者』を見付けました」
「生存者だと?」
その兵士の言葉に彼等は少女を見た。
「おいおいマジかよ…!」
「こんな惨状で生存者が居たなんて…!」
「とはいえ、もう大丈夫だ。我々が君を保護する」
「よし、地上に居る部隊と一旦合流する。ストーム1、その子を運んでくれ」
この施設で生存者が居る事に驚くが、無事だった事に安堵してる軍曹と言われた部下達。軍曹は一度地上に戻る事を指示しストーム1と呼ばれた兵士に抱えられる少女。
「……ど、何処へ連れて行くんですか?」
「地上だ。君を安全な所へ連れていく」
「……地上?」
知らない言葉に首を傾げる少女。
彼等はしばらく歩いていると通路がとても明るい所へと近付いて行く。
少女は思わず目を瞑り、少しずつ目を開けてみると……。
「………わぁ…!」
其処には何かも暗かった所ではなく、明るく何もかもが美しく見える所だった。
少女はようやく『外』へと出たのだ。周りには彼等と同じ様な格好した者達が何人も居た。
「…あ、あれは何ですか!」
「?…空だが?」
「その空にあるもくもくしたのは何ですか!」
「雲だ」
「あっ!何か通りました!」
「あれは鳥…多分鳩だ」
「あの光ってるのは何ですか?」
「太陽だ。直に見ない方が良い、眩しいぞ」
少女は周りが初めて見た様に好奇心でストーム1に訊いてくる。その問いにストーム1は答えてく。
すると彼等の前に装甲車の様な救護車の様な物が来て、後ろの部分が開く。
「キャリバンが来た。ストーム1、彼女を」
「了解。……」
「……どうした?」
「スゥ……スゥ……スゥ……」
「寝てしまった様です」
軍曹が少女をキャリバンに乗せる様に指示を出す。ストーム1が返事をするが、中々キャリバンに乗らないストーム1に彼が居る方に首を向ける軍曹。
其処には先程好奇心ではしゃいでた少女が寝息を立てながら寝ていた。少女が寝始めた事をストーム1は皆に伝えた。
「ハハ、あんなに大将に元気に質問してたのによ!」
「とはいえ無理もありませんよ、あんな環境下だとろくに寝れずにいたんでしょうね」
「だが、怪物達が居る中で彼女は我々が来るまで生き延びていた。……奇跡としか言うようが無い」
「その理由もあの施設を調査すれば分かる事だろう。……とはいえ、あの様な施設が何故『今まで』見付からなかったんだ…?」
少女や謎の施設等数々の疑問がありながら、彼等はキャリバンに乗って軍施設の病院へと向かう。
それからしばらく経ち、例の施設ではEDFの調査班や回収班が施設を調べていた。
そんな中、輸送機は施設にて発見された『人型兵器』を二機で基地へと輸送し始めた。
一ヶ月後…。
「………………ふわぁ~」
気の抜けた欠伸を出しながら起き上がる保護された少女。
あの後、EDFに保護された少女はとある夫婦の仮の養子となった。
起きた後、洗面所に行き顔を洗い、髪を整えて、『義母』からプレゼントされたヘアバンドを付けて、リビングへと向かった。
「お、おはようご、ございますすす!」
「ふふ、おはよう。別に緊張しなくて良いのよ?私達は形だけとはいえ家族なんだから」
「は、はい!」
緊張しながら挨拶をする少女を見ながら、緊張しなくて良いと伝える義母。
そう言われながら少女は椅子に座り、朝食のトーストを食べる。するとテレビでとあるCMが流れた。
『地球を守るため~、大勢の戦士が必要だ~』
『「さあ共に戦お~う。 アクセス待っているぞ~」』
「あら、『スレッタ』は本当に好きね。EDFの宣伝の歌は」
「えへへ。こ、この歌を聴くと思わず歌いたくなっちゃって…!」
CMの宣伝の歌に思わず歌ってしまうスレッタという少女。
それを義母に指摘されるとスレッタは照れてしまう。
すると義母はある事を話す。
「スレッタ。今日の昼一緒にお買い物をしましょうか!」
「お買い物……ですか?」
「今日の夜に『あの人』が久し振りに家に帰ってくるの。今日の晩ご飯であの人やスレッタが好きな『チーズバーガー』を作ろうと思ってるの」
「っ!……ち、ちちちちチーズバーガーですか!?す、スゴくたたたた楽しみです!」
「ええスレッタ。あの人の為にもとびっきり美味しいチーズバーガーを一緒に作りましょう♪」
「はいっ!」
と言いスレッタは夜の晩ご飯が楽しみで待ちきれない気持ちで朝食を続けた。
そんなスレッタの姿を見ながら義母は愛する夫の言葉を思い返す。
ー彼女……『スレッタ・マーキュリー』は不明な違法施設で育った。……恐らく『クローン人間』の可能性がある。…それでも………『人間として、女の子として』見てくれないか……?ー
(大丈夫よ貴方。スレッタは立派な可愛い女の子よ、私が保証する)
義母はそう思いながら静かに微笑んだ。
暗闇の世界に居た少女は
光と家族を手にした。
しかし…、
運命は少女を戦いへの道に誘う。
『スーパーロボット大戦Z×地球防衛軍6』→『地球防衛軍Z』
現在も制作中
水星ちゃんはマジで幸せになって欲しい…。
オルフェンズみたいな結末だけは勘弁してくれ…。
この小説に登場予定のEDFのオリジナル新型人型機動兵器。見た目はどれが良い?
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戦術機(マブラヴ)
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パーソナルトルーパー(スパロボOG)