スーパーロボット大戦Z×地球防衛軍6   作:白騎士君

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アンケートありがとうございました!

今回はある作品のキャラ達が登場しストーム1とストーム2と会話する話です。

誤字や脱字があれば遠慮なく言って下さい。


喫茶店

プライマーとの戦争が始まって二年が経った。

 

敵のコマンドシップの撃墜。この戦果が人類に大きな優勢と士気を高める事になった。しかし、新米のEDFの兵士にはクルールやクラーケン等のエイリアンに恐怖を植え付けられたり、戦闘経験不足も相まって新兵にはストレスが溜まり士気の低下が絶えなかった。

 

そんな中、その問題を解決しようとEDFである《喫茶店》が開店された。

その喫茶店はベース228にて営業しており、時より専用の車で各基地へと移動営業を行っている。この喫茶店が開店してからは大人気となり、EDFの兵士達にとって心の癒し場となった。

 

 

 

 

その名は……《喫茶リコリコ》。

 

 

 

 

 

EDF基地 ベース228 地下

 

この基地の地下施設の一角、其所に喫茶リコリコがあった。

その喫茶店に入店する数人の隊員の姿があった。

 

「おお、いらっしゃい『軍曹』」

 

「お元気そうでなりよりです。『中佐』」

 

「止してくれ。もう引退した身だ。今はしがない喫茶店の店長だ」

 

オレンジ色のヘルメットと右肩アーマーに薄紫色のアーマーを着た軍曹が歩行用の杖を使う黒人の店長に挨拶をする。

どうやら店長は元EDFの兵士らしく中佐の階級を持っていたらしい。

 

「よぉ店長!久しぶり!」

 

「ちょっと先輩!『ミカ』さんに失礼ですよ?」

 

「良いじゃねぇかよ。当の本人も堅苦しいのは無しって言ってるし!」

 

「やれやれ。お前は相変わらずだな」

 

と、軍曹と同じ『オレンジ色の右肩アーマー』をしている部下達も喫茶店に入店し厳つい部下が軽いノリに店長に挨拶し、真面目の部下が注意し冷静の部下は呆れていた。

 

「まぁまぁ、今日も何時ものか?」

 

「ああ、モナカとおはぎセットとエスプレッソを四人前で。それと今日は『ストーム1』も来る予定だ」

 

「ほぉ?あの英雄様がね」

 

三人を宥めるミカは軍曹達の何時もの注文を訊くと軍曹が答えるともう一人来る者を伝えるとミカは意外そうに呟く。

 

「まさかあのストーム1も此処に足を運ぶなんて世の中分からないわね」

 

と、軍曹が居るカウンターから離れた所でお猪口に酒を注いで飲んでいる女性が居た。

 

「あ、《戦略情報部》の酔っぱらい残念年増」

 

誰が残念年増だっ!!

 

厳つい部下が酒を飲んでいる女性に声を掛けると女性は怒りながらツッコミを入れた。

実は彼女は一応これでもこの喫茶リコリコの《店長補佐》でEDFの戦略情報部の中尉でもある。……一応これでもだ。

 

「また真っ昼間から飲んでるんですか?『ミズキ』中尉」

 

「仕方ないですよ。恐らく《また》お相手が見付からなかったんです」

 

「其処の二人!!一々一言うるさいわよ!!」

 

残りの部下二人に呆れてるとミズキと呼ばれた女性はまたツッコミを入れた。

 

「第一アンタ等は何か!自分達にはもう彼女が居ますって余裕かぁ!」

 

『……………は?』

 

ミズキの言葉に首を傾げる三人。

 

「《ジュリ》とは通ってた学校の後輩関係だ」

 

と、冷静の部下は言い。

 

「俺と《アサギ》は昔からの喧嘩友達みたいなもんさ」

 

と、厳つい部下は言い。

 

「《マユラ》とは只の幼馴染みですよ」

 

と、最後に真面目の部下言って知り合いとの関係をミズキに伝えるが…。

 

「その割りにはアンタ等めっちゃ仲良いじゃん!しかも呼び捨て!最近じゃ後輩が英雄に思いを寄せてるみたいに見えるし!何で私の所には男が寄って来ないのよっ!!」

 

『性格の問題です(だろ)(ですよ)』

 

揃って言うんじゃねーよてめぇら!!

 

ミズキは男が寄らない理由に愚痴っていると三人は声を揃えて指摘する。無論、ミズキがカウンターを叩きながら怒号を飛ばす。

 

と、彼等のやり取りをしている間にミカは注文の菓子を用意し、軍曹達の前に菓子を置いた。

 

「……今日は《あの子達》は居ないのか?」

 

「ああ、皆勉強の方面に集中してる。今年中にEDFの訓練学校に入学する予定だ。お前さんが保護した《マユ》ちゃんも時々此処に来て一緒に勉強してるよ」

 

「そうか…」

 

「そういえば軍曹、お前さん遂に昇進の話しを受けるって話を聞いたな」

 

「へぇ~、アンタが昇進ね~?何時も現場優先で『肩書きの地位には興味無い』って言ってたのに、どういう風の吹き回しよ?」

 

軍曹の昇進の話。

 

本来彼は現場主義者として高い地位には興味を持たず、仲間達と肩を並べて共に背中を護り合う事を彼は望んでいた。

 

そんな彼が昇進をする事を受け入れた事に二人はそれが気になった。

 

「敵司令船を撃墜したとはいえ、未だにプライマーの戦意は衰えていない。今後、新たに入る新兵達の育成の為にもっと手を広げる必要があると思っただけだ。それに、新型の《コンバットトルーパー》の《特殊戦技教導隊》にも推薦された」

 

「特殊戦技教導隊……そうか遂に《Mk-Ⅱ》の量産配備が始まるか」

 

「あの《亡霊》と呼ばれたじゃじゃ馬が量産ね。てっきりストーム1しか扱えないと思ってたわよ」

 

軍曹の言葉に二人は意外そうにしていた。

 

《コンバットトルーパー》。

 

それはEDFの上層部が極秘に開発を進めていた《新型人型機動兵器》。テロリスト用に鎮圧目的とされた《コンバットフレーム》とは違い、コンバットトルーパーは《対巨大異星人用》にも想定され第一世代の《シュッツバルト》がプライマーとの開戦時に投入され大きな戦果を上げて有利に進められた。

 

またストーム1用に開発された第二世代《ゲシュペンスト》の活躍もあって《ゲシュペンストMk-Ⅱ》の開発並び《量産配備》計画が決まり、プライマーのコマンドシップ撃墜作戦には数十機、オーストラリア方面には《ホワイトディンゴ隊》等の一部の部隊に数機の先行配備型が配備されプライマーに大きな打撃を与えた。

今後の量産態勢に入る為に新兵にも扱える様に新型OSの構築する際にEDFの車両や戦闘機にコンバットフレームの操縦技術に軍曹を含めた優れたパイロットを選抜した《特殊戦技教導隊》が結成する予定だ。

 

……実はコンバットトルーパーは一部のEDFの上層部が《既に》プライマーの事を知っていて事前に開発してたのではないかという噂があるらしい。

またコンバットトルーパーの開発者はまだ《10歳》の子供という噂もある。

 

「遅くなりました。軍曹」

 

と、其処へ新たに来店して来たのはかの英雄の《ストーム1》だった。

 

「よぉ大将!待っていたぜ!」

 

「やぁ、いらっしゃい英雄殿。《喫茶リコリコ》へ」

 

厳つい部下とミカがストーム1に声を掛ける。

ストーム1はそのまま軍曹の隣の席に座った。

 

「少し遅かったが何かの手伝いをしていたのか?」

 

「ええ。プロフェッサーや副主任の《束》さん、科学研究部の主任の《夕呼》さんから《ミョルニル・アーマー》の機能実験の手伝いをしてました。《チーフ》はプロフェッサー達と一緒にアーマーの同期を行ってます」

 

「噂の《ストーム1専用》アーマーですか?」

 

「1年前は専属のオペレーターにコンバットトルーパーすら自立で動かせるサポートAIを貰ったのに、今度は専用のアーマーなんて大将が羨ましいぜ!」

 

「……あの技術研究部の主任と副主任に科学研究部の主任は一体何処までヤバい兵器を開発する気よ?最近《クルミ》は主任達の所に行って例の《人型兵器》の解析を手伝ってるし」

 

遅れた理由を訊く冷静の部下。その事についてストーム1は専用のアーマーの事で遅れたと伝えると真面目な部下の噂の事を思い出し、厳つい部下は専属のオペレーターにサポートAIを貰ったのに今度は専用のアーマーが貰える事に羨ましがり、ミズキは両主任達の開発する当初の過激を越えた過激の武器や兵器に流石に少し引いている。

 

因みに《クルミ》とは喫茶リコリコで居候してる者で、昔EDFに何かやらかした事でその贖罪として主に戦略情報部の仕事をしている。

今はプロフェッサー達と共に保護したスレッタ・マーキュリーと共に施設で発見された《人型兵器》の解析の手伝いをしている。

 

「……初めてこの喫茶店に来たが以外に和風感が強いんだな」

 

「まぁな、戦場に行った者達の癒しの場にはこれが一番と思ってな。さて英雄殿、何をご注文しますか?」

 

「……ふむ」

 

早速喫茶リコリコのメニューの品を見て何か頼もうとするストーム1。

すると…、

 

「先生、この問題の解き方を教えて欲し…」

 

其処へ髪にリボンを付けたショートボブの金髪の女の子が階段から下りてくるとストーム1と目が合った。

 

ああーっ!!英雄さんようやく来てくれたんだ!

 

「君は《千束》ちゃんか。退院した後働いてると聞いたが、此処で働いてたのか」

 

「うん!うん!英雄さんとプロフェッサーさんに先生に助けられたお礼として喫茶リコリコしの従業員としてやってるんだ!後々、この店の一番のオススメはなんと直々に千束さんが作る《錦木千束スペシャルエレガントパフェ》!お一つ如何!?」

 

と言い、《錦木千束》は目を輝かせながら自身が作るパフェをストーム1に勧めると…。

 

「じゃあこの錦木千束スペシャルエレガントパフェを一つ」

 

~~っ!!ありがとうございます!この世で一番なゴージャスなパフェを作って来ますので!

 

ストーム1はオススメの千束のパフェを頼む事にした。

それを聞いた千束は一番嬉しそうに厨房の中に入って調理しに行った。

 

「へへっ、此処でも大将は人気者だな!」

 

「無理もない。ストーム1に救われた者は数多く居る。あの子も救われた内の一人だ」

 

「おい千束。何時まで先生に答えを聞いて……あ、いらっしゃいませ」

 

次に下りて来たのは額をさらした濃い茶髪のショートヘアをアシンメトリーにセットした子だった。

 

ストーム2のメンバーを見掛けると挨拶をした。

 

「よぉ《フキ》元気にしてたか?後で店長と一緒にボードゲームしないか?」

 

「いえ、自分は勉強がありますので…」

 

「今日は大将も来てんだ。折角なんだから話でもしていけよ」

 

「大将…?」

 

厳つい部下の言葉に首を傾げる《春川フキ》と呼ばれた少女は見渡しているとストーム1と目が合った。

目が合ったストーム1はフキに軽く手を振った。

 

「…………す、ストームワンンンンンンンンンンッ!?!?

 

予想外の客に思わず驚いてしまうフキ。

 

「どうしたんっすか先輩?」

 

すると、フキの声にもう一人下りて来た。

 

「ん?おおーっ!ストーム1っす!モノホンのストーム1が来てるっす!」

 

茶色のツーブロックヘアをした少女『乙女サクラ』がストーム1を見掛けると目を輝かせて声を出す。

 

「おおーい!二人共、英雄がリコリコに来たっすよ~!」

 

「おいバカ!来店して来た客の邪魔をするな!」

 

と、サクラは上の階に居るもう二人を呼ぼうとして上に戻ろうとし、それを聞いたフキはサクラに注意するがもう行ってしまった。

 

「…すみません。アイツ、ストーム1さんが何時来るかと呟いていたもので」

 

「気にしなくて良いよ。賑やかなのは嫌いじゃないから」

 

「お茶をお持ちしました」

 

フキは騒がしさにストーム1に謝罪するが本人は特に気にしていなかった。

すると横からお茶が入った湯飲みを持ってきた黒髪のロングヘアーの少女。カウンターに置くとストーム1に一礼して上へと戻った。

 

「今の子は?」

 

「ああ、《井ノ上たきな》。うちの新しい新人だ」

 

「お待ちど~う!《錦木千束ちゃんスペシャルエレガントパフェ、ストーム1スペシャル》で~す!」

 

先程の子の事を真面目の部下がミカに訊くと新しく喫茶リコリコに入った新人と答えるミカ。

 

其処へストーム1が頼んだ品を持ってきた千束。その品は器が大きく両手で持たないと持ち上げられない程の盛り付けかされていた。

 

「ああ千束。見つけた…って、なんじゃこりゃあああああああああああ!?

 

フキが千束の方を向くと品の大きさに目が行き、思わず驚いてしまった。

 

普段の錦木千束スペシャルエレガントパフェは栗きんとんや黒蜜、小豆、ソフトクリーム、抹茶アイス、白玉など、さまざまなトッピングがなされてるが、今回ストーム1来た為にトッピングする量が倍となり器がワッフルボールではなく普通の器に盛り付けられ、ワッフルボールの代わりに周りにシガレットクッキーがトッピングされ、パフェ自体が大きくなってしまった。

 

「…………」

 

これには流石のストーム1も唖然してしまった。

 

「……スゴい量だな」

 

「当然だよ~。錦木千束さんスペシャルエレガントパフェは私の気分次第でゴージャスになるからね~、英雄さんが初めて来たから奮発しちゃったよ♪後これお茶…ってあれ!?もう用意されてる!?」

 

冷静の部下は思わず引いており、千束は自分の自作のパフェは気分次第で豪華になると伝えてストーム1にお茶を渡そうとするが、何時の間にかお茶が置かれてる事に驚く千束。

 

「ああ、たきなちゃんって子が持ってきたんだ」

 

「ええっ!?たきながっ!?そんなぁ~!それも私がやろうとしてたのに~!」

 

「いやそれ以前に、千束っ!何だこのトッピングの量はっ!」

 

たきなが持ってきたとストーム1が伝えると千束は残念がってるとフキが大量のトッピングされたパフェの事を問い出してきた。

 

「ん?だって今日は英雄さんが来てるんだよ?しかも私の気分は今絶好調!錦木千束スペシャルエレガントパフェもゴージャスにしないと~♪」

 

「なぁ~にがっ!ゴージャスにしないとだ!そういうサービスは止めろって言ってんだろうが!リコリコに赤字を増やす気か!」

 

「イヤですー!これは私が発案したパフェですー!だからトッピングを増やしても問題ありませんー!」

 

「大有りだっ!!バカっ!!」

 

大量にトッピングした千束の理由にキレるフキ。錦木千束スペシャルエレガントパフェの値段は1200円たが、千束の気分次第で更にゴージャスにしてしまい、しかも1200円のままなので危うく喫茶リコリコを赤字にしてしまう可能性があるのだ。

 

フキと千束が言い合いになってる一方、

 

「……美味い」

 

「大将、マジで食う気かよ…」

 

「無理はするなよストーム1」

 

「ええ、明日も任務がありますから」

 

「自分だったら、絶対に明日腹壊しますよ」

 

錦木千束スペシャルエレガントパフェ(ストーム1スペシャル)を黙々食べているストーム1。そしてその様子に呆れて心配するストーム2メンバー達であった。

 

 

 

 

 

 

 

その頃…、ミカは店の1階の休憩室にてある資料を読み返していた。

 

(確かにお前の言うとおり、いずれEDFは何時までも英雄に頼らせる訳にはいかない。彼が《亡くなった》後もプライマーの様な地球外敵対異星人が現れる可能性もある。………だが、この《計画》が千束達や後の入隊者達、そして英雄の為になるのか?楠木)

 

ミカが読み返してた資料にはこう書かれていた。

 

 

 

 

《ストーム1後継者育成計画》

 

 

 

 

またの名を……、

 

 

 

 

 

《スパルタン計画》




さて、この予告を投稿するのも後2話位なりました。

次回もお楽しみに!

EDFとZEUTHの交流は?(因みにアークエンジェル組の嫌われ展開はしません)

  • 友好関係
  • 敵対関係
  • 時に協同、時に敵対
  • 構わない作者の好きにやれ!
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