ハリー・ポッター実況プレイ トム・リドルの親友ルート   作:すも

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初投稿です。



【】の会話は蛇語で会話している設定です。


Part10(魔法省の掌握〜ヴォルデモート卿の帰還)

魔法省の掌握を目指す実況プレイはーじまーるよー!

 

前回ゴーント家の嫡男となるマールヴォロが誕生しました。誕生前に少しばかり調()()しましたがあれはウィリアムなりの親心です。マールヴォロもイケメンで頭がよくなったので文句はないでしょう。1954年になってルシウス・マルフォイが生まれたので誕生祝いに賢者の石をプレゼントしました。ヴォルデモート卿がイギリスに帰還した際マルフォイ家が協力してくれると確約してくれましたね。

 

 

 

 

大体の純血の名家達とコネクションを作ることができましたので、これからは魔法省や半純血の魔法使いも仲間に引き入れるようにします。

 

『魔法法執行部だが、ヴォルが本格的に活動する前に味方にしておきたい。あそこさえ押さえておけば魔法省は掌握したも同然だ。国際魔法協力部や魔法運輸部などは後回しでいいだろう』

 

というわけで早速勧誘を始めます。贅沢を言えば早いうちに闇祓い局を買収しておきたいですが、あそこは魔法省では例外的に真面目な局なので難しいですね。

 

『名家の方に紹介してもらったが狼人間登録室か、地味だな。まあ少しずつ買収していけばいいか』

 

まずはマグル製品不正使用取締局などの閑職にいる役人達を買収していき少しずつ切り崩していきます。

 

『……簡単に味方になったな。資金援助しただけで泣いて感謝されるとは、出世街道から外れた役人は大変だな』

 

ヨシ!資金援助したら簡単に勧誘できました。今のゴーント家はウィリアムが錬金術師として活躍し、さらにマルフォイ家などの名家の援助もありますので資金は潤沢です。

 

『この調子で進めるとしよう』

 

暫く勧誘活動が続きますが地味なので加速します。

 

 

 

 

『君がウィリアム・ゴーントか。君の名声は海を越えて我が国にも聞こえているよ』

 

現在ウィリアムはスカンディナビアにおります。一流の錬金術師としてダームストラングで講演してほしいと依頼されたためです。ウィリアムは天才なので講演なんて朝飯前ですよ。

 

『実に有意義な講義だった!ニコラス・フラメルの再来と呼ばれるのは伊達じゃないな』

『ありがとうございます』

 

評価は上々ですね。講演には学生以外にも成人の魔法使いも多く参加していました。講演後にパーティーが行われているので外国の名家に取り入ることにします。

 

『君なら賢者の石を作れるだろうと噂されているが、今日の講演を見る限り本当だろうな』

『ええ、近いうちに作成して見せますよ。亡き師に誓って』

 

ヨシヨシ、上手く取り入っていますね。イギリスの純血の名家達との付き合いで鍛えられた交渉スキルが役に立ちました。

 

『ダームストラングは素晴らしい学校ですね。いずれ次男をここに通わせてもいいですか?』

『勿論構わないとも!喜んで歓迎するよ』

 

次男は成長したらダームストラング校に入れるようにします。北欧の名家から嫁をもらってコネクションを作ってもらいます。見た目はそこそこのイケメンで頭脳明晰、そして性格は穏やかで仲間思いな感じに調()()しましたので女には困らないでしょう。いざとなれば賢者の石と命の水をちらつかせればいいですし心配はしていません。

 

 

 

 

イギリスに戻り魔法省への勧誘活動を再開します。加速を多用しますがご了承ください。

 

『よし、ウィゼンガモット法廷のメンバーの1人を味方にできたぞ。妻の治療の対価としてヴォルへの協力を誓ってくれた』

 

1957年となり、司法機関であるウィゼンガモット法廷にもウィリアムの魔の手が伸びて勧誘できるようになりました。

 

『彼は魔法法執行部長と親しい間柄だ、これを利用して魔法法執行部長を味方に引き入れるか。ウィゼンガモット法廷メンバーは既に4分の1がこちらの味方だが勧誘は引き続き行う』

『いやあ、ありがたいね。もう一人の僕も助かっているだろうさ』

『ヴォルもヨーロッパやアジアでの勧誘が大体済んでいるようだし近いうちに帰ってくるだろう。それまでに準備をしておかないとね』

 

ヴォルデモート卿は世界各地で勧誘を続けています。勢力としては世界各地の悪の魔法使いや闇の魔法生物、グリンデルバルドの残党達も吸収したので原作より遥かにヤバいです。

 

『どうです?貴方が彼に忠誠を誓えばこの命の水は貴方のものですよ?』

『う、ううむ』

 

現在魔法法執行部長を勧誘しています。今の魔法法執行部長はクラウチ・シニアと違って俗物なので命の水をちらつかせて交渉してます。きっと成功するでしょう。

 

『命の水を飲めば貴方は永遠に権力の座に就くことができる。そして私の伝手を使えば貴方は魔法大臣となってイギリス魔法界に君臨できるのです』

『……わ、わかった!彼に、あの御方に忠誠を誓おう!!』

『フフ、ありがとうございます。では誓いの証文を……彼の下で素晴らしい未来を築こうじゃありませんか』

 

ヨシ!魔法法執行部長の勧誘に成功しました。闇祓い局は手を付けていませんが、魔法法執行部長とウィゼンガモット法廷を味方にしたので大丈夫でしょう。

 

 

 

 

【父さん、遅くなり申し訳ありません】

【おお、ウィリアムか……死ぬ前にオメエを見れるとはな】

 

1959年となりましたが、海外で活動中にモーフィンが危篤状態になったと連絡がありゴーント邸に帰還しました。

 

『貴方、お義父様ですが癒者によるともう助からないと』

『そうか、確かに僕が診ても手遅れだとわかるな。僕の錬金術でも無理だろう(命の水を使えば延命できるだろうが、このロクデナシに使うのは勿体ないな)』

 

モーフィンが生きていても役に立たないので態々延命する価値はありません。看取ってあげることにします。

 

【ヘッヘ、アズカバンに長い事いたせいで寿命が削れたらしい……ああクソ、孫の、マールヴォロがホグワーツに入学する姿を見れねえとは。おいウィリアム、最後にオメエと2人だけで話がしてぇ】

【わかりました】

 

最後にモーフィンと会話することになりました。

 

【ウィリアム、オメエは自慢の息子だ。ゴーント家を再興したんだ、親父やサラザール・スリザリンもオメエの事を誇りに思うだろうよ】

【ありがとうございます、父さん】

【……今だから言うけどよ、親父には「血を残せ」と散々言われたが、どうやって残せばいいのかさっぱりわからなかった。金もねえし、人付き合いもないから女の当てもねえしよ】

 

当時のゴーント家に来てくれる物好きな魔女なんているわけないでしょうね。だからって睡眠〇はアウトですけど。

 

【酒場にいた魔女を酔い潰してオメエを作る事ができたのは僥倖だった。アズカバンに長い事ぶち込まれたが後悔はしてないぜ。血を残すことができたんだからよ……ウィリアム、この指輪をオメエに渡す。ゴーント家で代々受け継がれてきたもんだ、大事にしろよ】

【はい】

 

蘇りの石のパチモンを譲られました。いらねぇ。

 

【じゃあなウィリアム、血を絶やすんじゃねえぞ……】

【さようなら、父さん】

 

モーフィンが亡くなりました。一応ウィリアムの父親ですしちゃんと埋葬してあげます。

埋葬が終わりました。家族のみの簡素な葬儀です。屋敷に戻ったウィリアムは分霊トムと話しています。

 

『ロクデナシなりに血を残そうとしたのはわかったよ。手段は最悪だけど』

『その偽物の指輪はどうする?何の価値もないし捨てたらどうだい?』

『いや、これでも家宝扱いだし捨てるのはマズい。石を取り外して……』

 

指輪から蘇りの石のパチモンを取り外し、小型の賢者の石を嵌め込みます。

 

『これでよし。いずれマールヴォロに渡すとしよう。永遠の命をもたらす賢者の石……ゴーント家の家宝としてふさわしいだろう?』

『賢者の石か、そういえば君は蘇りの石より賢者の石の方が重要だったね。公表するのか?』

『ああ、そのつもりさ』

 

そろそろ賢者の石を作成したと公表することにします。

 

 

 

 

1960年となりました。現在ウィリアムは衆人環視のもと賢者の石を作成中です。日刊予言者新聞や週刊誌の記者達も固唾をのんで見守っています。

 

『できました。これが賢者の石です』

 

無事賢者の石の作成が完了しました。既に何回か作っていますので余裕ですよ。

 

『おめでとうウィリアム!君なら出来ると信じていたがこんなに早く達成するとは!』

『おめでとうございますウィリアムさん!』

『『『おめでとうございます!!』』』

『皆さん、ありがとうございます。これで亡き師に顔向けができます』

 

スラグホーン先生や錬金術師の同僚、そして記者達から祝福されています。亡きフラメルの後を継いで賢者の石を作成したという感動ストーリーです。明日の新聞に大きく取り上げられるでしょう。

 

今回作成した賢者の石は魔法省に預ける事にしました。製作工程を見守っていた魔法省の偉い人……買収した魔法法執行部長に渡します。ちなみにウィリアムのコネをフル活用した結果次期魔法大臣の最有力候補となりました。

 

『ではよろしくお願いします』

『うむ、わかった。厳重に管理するとしよう』

 

魔法法執行部長と握手しているシーンを記者に激写されています。眩しくて鬱陶しいですが我慢です。

 

『いいのかね?折角作った賢者の石を預けるとは』

『フラメル氏の例がありますので……魔法省に預けるのが一番かと思いまして』

『ううむ、確かにグリンデルバルドのように賢者の石目当てに襲撃する輩がいるかもしれん。君の心配も理解できるよ』

 

魔法省に預けるのは賢者の石を私物化しないというアピールです。まあダンブルドアは誤魔化せないでしょうけど。

 

 

 

 

賢者の石を作成したというニュースは世界の魔法界に広がり連日取材の依頼がくるようになりました。ウィリアムは丁寧に対応しつつ夜になるとゴーント邸の地下で作業をしています。

 

『気前よく渡すとはウィルは太っ腹だねぇ』

『賢者の石は既に幾つか作ってあるし、1個ぐらい構わないさ……よし、兵隊用のホムンクルスの調整も完了した』

 

ヴォルデモート卿が帰還する寸前になってようやく兵隊ホムンクルスの調整が完了しました。

 

『実験に立ち会ったけどあまり強くないよね。死の魔法は使えるけど動きは歴戦の魔法戦士と比べると鈍いし頭も固い』

『性能は最低限でいい。数で補えばいいからね』

 

兵隊ホムンクルスですが実力は一般的な魔法使いレベルです。モブ闇祓いなら数の暴力で倒せるでしょうがダンブルドア相手には薙ぎ払われるでしょうね。

 

『寿命はどうなんだい?一般的なホムンクルスって短命らしいけど』

『まあ2年程度かな?使い捨て前提だし酷使しても大丈夫さ』

 

ないとは思いますが反逆対策として寿命は短めに設定しています。どうせ賢者の石で量産できますし寿命が短くても大丈夫でしょう。

 

『明日にはヴォルが帰って来る。盛大に出迎えてあげようか』

 

マルフォイ邸に純血の名家達を集めてヴォルデモート卿の帰還を祝う事にします。

 

 

 

 

『お帰りヴォル』

『ただいまウィル』

 

ヴォルデモート卿が旅を終えてイギリスに帰還しました。カリスマとプレッシャーが半端ないです。

名家の人達はトムの人相がすっかり変貌していることに驚いていますが放置しましょう。

 

『綺麗な蛇だな。よく懐いている』

『俺様のペットだ。ナギニと名付けた』

 

あ、ナギニをペットにしたんですね。原作通り分霊箱(ホークラックス)にしたんでしょうか。

 

『そして後ろの生物は……ヌンドゥかい?よく従えられたなぁ、まるで忠犬のように大人しいじゃないか』

『フフン、俺様にかかればどうという事はないさ。コイツや他の生物は俺様には絶対服従だ』

 

何故かヌンドゥの成体も付き従っていました。呪文で束縛しているように見えないので実力で従わせているようです。ヴォルデモート卿鬼つええ!

 

『キメラやアクロマンチュラ、それにレシフォールドまで……凄いじゃないか。これならホムンクルスの兵隊はいらなかったかな?』

『ホムンクルスも使うさ。忠実な駒は役に立つ』

 

なんだこれは、たまげたなぁ……。闇の魔法生物が大量に付き従っています。いずれここに吸魂鬼(ディメンター)も参加するとか悪夢かな?(白目)

名家の方々はビビって遠巻きに見ています。まあビビるのはしゃーない。

 

『そしてグリンデルバルドの残党と世界各地の魔法使い……うん、これなら余裕だな』

『ああ、長い間旅をした甲斐があった』

 

15年近くの旅は大成功に終わったようです。これならダンブルドアも怖くないぜ!多分。

 

『まずは君の帰還を祝おう。お互い積もる話があるしゆっくり話そう』

『うむ、お前の話を聞かせてくれ』

 

では歓迎パーティーを始めます。

 

 

 

 

パーティーが終わりました。純血の名家達はヴォルデモート卿に忠誠を誓い闇の印を腕に刻みました。ちなみにウィリアムもです。

現在ウィリアムとヴォルデモート卿はゴーント邸の地下にいます。

 

『やあもう一人の僕』

『ちゃんと機能しているな。分霊箱(ホークラックス)は問題無いようだ。引き続き管理を頼むぞウィル』

 

分霊トムとヴォルデモート卿が並ぶ日が来るとは……やろうと思えばダブル闇の帝王ができますね。しませんけど。

 

『イギリス魔法省は既に大多数がこちらの味方になった。次期魔法大臣は君の忠実な僕だ。早速始めるかい?』

『ああ、始めるとしよう……俺様達の覇道の始まりだ!』

 

というわけで次回から世界征服の始まりです。と言ってもじっくりと進めるつもりなので進行は遅いですがご了承ください。

 

 

 

 

 

今回はここまでです。

ご視聴ありがとうございました。




ウィリアム「ヴォルの残りの分霊箱(ホークラックス)の在処?僕は知らないよ。親友だからって何でもかんでも知っているわけじゃないし」

分霊箱(ホークラックス)の在処はウィリアムにも秘密です。その方が安全ですし。



次回の投稿は不定期となりますのでしばらくお待ちください。失踪したらお許しを。並行してガンダム小説も書いてます。
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