ハリー・ポッター実況プレイ トム・リドルの親友ルート 作:すも
【】の会話は蛇語で会話している設定です。
ホグワーツ1年生としての生活が始まる実況プレイはーじまーるよー!
前回ウィリアムは汽車でトム・リドルと出会い、組み分け帽子でスリザリン行きとなりました。初対面の先輩達から憐れみの目で見られましたがゴーント家の現状とウィリアムの出生の経緯が碌でもないので仕方ありません。
組み分け儀式の翌日から学校生活がスタートです。ホグワーツの構造は難解で初見だと目的の教室に行けず迷子になりますが、自分は何度もプレイしているので問題ありません。それに万が一迷子になっても先輩達が親切に教えてくれますし。
ちなみにトムの世代だと各寮の仲はそれほど悪くありません。ハリー世代ではグリフィンドールとスリザリンは犬猿の仲となっていましたが、それはヴォルデモート卿となったトムが色々とやらかしたからです。
『ハァ……ホグワーツって広いんだね。移動するだけでも大変だ……ハァ』
『歩くだけで息切れするとか大丈夫なのか?』
教室に向かうだけで息切れしてますね……ウィリアムは魔法の才能はチートですが運動能力は糞雑魚ナメクジなので移動するだけでも一苦労です。体力トレーニングしようにも肉体が脆弱なので無意味ですし諦めるしかありません。
教室に辿り着きました。いよいよ授業の開始となります。まずは魔法薬学ですね。
『ようこそ1年生達。では早速「魔法薬学」の授業を始めるとしよう』
ホラス・スラグホーンによる魔法薬学の授業です。といっても1年生レベルの授業なんてウィリアムには楽勝です。教科書の内容は頭に叩き込んでありますし、初めての調合でも頭脳明晰なウィリアムなら余裕で成功します。
隣のトムも余裕でクリアしていますね。
『素晴らしい!ゴーントとリドルの才能に敬意を表してスリザリンに10点!』
やったぜ。2人は初回の授業で完璧に調合していました。これがスリザリン贔屓のスネイプ先生だったら20点加算されていたでしょう。
『なんか退屈だな。もっと難しい授業をやりたいよ』
『確かに。拍子抜けだ』
ウィリアムとトムは授業が簡単すぎると言ってますが君達2人がチート過ぎるだけです。魔法薬学が終わったら別の授業なので移動しましょう。しかし一々授業の様子を実況するのは苦痛ですし加速します。
その間に今回の実況プレイについてお話しします。今回のプレイではトム・リドルの親友となり彼を勝利させることを目的としています。しかしこれは大変難しいです。何が難しいと言いますとトムと親友になることがです。
トム・リドルは歴代の魔法使いの中でもベスト10に入る天賦の才能と、自分以外の人間を見下す苛烈な性格を持つキャラです。一応友人となることはできますが原作の死喰い人のような関係となります。親友として対等な関係を築くのは通常では至難の業です。
そこで今回のウィリアムは頭脳と魔法の才能に極振りしました。肉体は脆弱ですが魔法の才能においてはトム並かそれ以上なので、対等な関係を築くことができるでしょう。……でもここまで偏ったキャラじゃないと魔法でトムと渡り合えないってヤバいですね。しかもウィリアムと違って健康で寿命の制限もないとかチート過ぎィ!純血として詰んでいたゴーント家からトムが出てくるとは、やっぱ純血にマグルの血を入れるのは正しかったのでは?(錯乱)
変身術…………ハイ余裕。トムと一緒に無双してスリザリンに加点。
呪文学…………ハイ余裕。トムと一緒に無双してスリザリンに加点。
闇の魔術に対する防衛術…………ハイ余裕。トムと一緒に無双してスリザリンに加点。
天文学…………ハイ余裕。トムと一緒に無双して(ry
薬草学…………ハイ余裕。トムと(ry
魔法史…………ゴーストのビンズ先生の講義を聞くだけのクソつまらない授業です。加点のチャンスはありません。教科書の内容は既に覚えていますが一応真面目に聞いておきましょう。トムもたまに眠そうにしてますが真面目に聞いている風を装っていますね。
飛行訓練…………ハハッ☆
『上がれ!……うーーん、どうして箒がピクリとも動かないんだろう』
『君の運動神経じゃ箒に乗っても墜落するだけさ』
ダメみたいですね(知ってた)。ウィリアムの糞雑魚ナメクジな運動能力では箒に乗れるわけがありません。箒の適性は皆無です。一方トムは余裕で乗り回しています。万能の天才という言葉はトム・リドルの為にある。
『いいなぁ、君は箒に乗れて』
『フフン』
ウィリアムが羨ましがってトムは得意げです。微笑ましい光景ですね。こうやって明確に勝てない部分があることでトムが余計な警戒心を持つことがなくなります。完璧超人としてキャラクリすると警戒されて親友となるチャンスが無くなるんですよね……面倒な奴ですよトムは。
飛行訓練はトムが無双してスリザリンに加点され、ウィリアムはその間見学していました。
というわけでホグワーツに入学してから2ヶ月が経過しました。ウィリアムとトムの2人は授業で活躍して点を稼いでいます。トムの友好度も上がり2人は一緒に行動するようになりましたね。
『凄いじゃないか君達!1年生でここまでやれるとは将来有望だよ』
『『ありがとうございます』』
アブラクサス・マルフォイ先輩からお褒めの言葉をもらいました。スリザリンに貢献している2人は上級生からの評価も良く色々と便宜を図ってくれるようになります。
『マルフォイ先輩のおかげで色々と助かっています』
『嬉しい事を言ってくれるじゃないか』
このままアブラクサスに取り入って友好度を上げるとします。夏休みに入る前にある程度上げておきたいですね。
まあ友好度上げは問題なくできるでしょう。
クリスマスとなりました。ちなみにウィリアムとトムにマルフォイ家からクリスマスプレゼントとして高級なお菓子が贈られました。あざーす!プレゼントをくれるという事は友好度が順調に上がっているようですね。
『また図書室に行くのか?』
『授業もないし存分に勉強させてもらうさ。まだ読んでない本が沢山あるんだ』
クリスマス休暇で授業が休みなので自習するとします。暇なトムも一緒に付いてきました。
『これはもう読んだな。3年生向けといっても大したことないなあ』
ちなみに今の2人は3年生までの知識を既に習得しています。嘘みたいだろ、まだ入学して3ヶ月なんだぜ(恐怖)
『ホグワーツは素晴らしいな。夏休みもここに残れたらいいのに』
『……ああ、そうだね』
2人とも短い間でホグワーツに愛着を持ったようですね。
『でも夏休みは家に帰らないといけないなんて……あんな掘っ立て小屋に帰りたくないよ』
『僕だって孤児院に帰るのは嫌だよ。校長に直訴してみようかな』
夏休みに惨めに帰る姿を予想して嫌な顔をしています。そら(ホグワーツの快適な生活を知ったら)そう(ゴーント家や孤児院に帰りたくない)よ。
『いや、それよりもっといい案があるんだ。トム、協力してくれないか?』
『なんだい?』
家に帰っても未成年なので魔法の練習はできませんし憂鬱な日々を過ごすだけです。はっきり言ってロスなので対策します。
『…………というわけさ』
『なるほど、いいだろう。協力するよ』
ヨシ!トムの了承を得ましたのでコツコツと準備をしていきましょう。
クリスマス休暇も終わり授業が再開しました。ウィリアムとトムは相変わらず授業で無双して点を稼いでいます。
『勉強熱心だな2人とも。僕としても鼻が高いよ』
『『ありがとうございます』』
それと並行して2人はアブラクサスに取り入って友好度稼ぎをしてます。マルフォイ家はスリザリン寮の中でも一番大きなグループを持ち大きな影響力を持っています。さすが純血の名家。
【綺麗だ、鱗がとてもチャーミングです】
【あら、話の分かる坊やね。ご主人は私の為に色々と手を尽くしてくれるのよ】
『先輩の飼っている蛇は美しいですね。彼女も先輩に感謝しているみたいです』
『リドル、君もゴーントと同じパーセルマウスなのか!?』
アブラクサスの飼い蛇に媚を売ってトムがパーセルマウスだという事をカミングアウトしました。パーセルマウスは偉大なるスリザリンの血を引く証明として活用でき、これで孤児院出身のリドルも純血の名家達から一目置かれるようになります。
この後はマルフォイ家に取り入りつつ、授業で点を稼ぐシーンが続いてつまらないので加速しますね。
6月となり学年末試験となりました。ウィリアムとトムなら満点取るのは余裕なので問題ありませんが、頑張れば点に色を付けてくれるので全力で試験に挑みましょう。
変身術…………余裕。100点中165点
呪文学…………余裕。100点中195点
闇の魔術に対する防衛術…………余裕。100点中195点
天文学…………余裕。100点中155点
薬草学…………余裕。100点中165点
魔法薬学…………余裕。100点中190点
魔法史…………これはビンズ先生の講義をちゃんと聞いていれば100点は余裕です。100点中150点
他にもありますがカットします。総合得点はトムと同点で2人とも学年トップでした。
『素晴らしいッ!ゴーント!リドル!君達は偉大な魔法使いになれるだろう!』
『『まあこんなものかな』』
ウィリアムとトムの活躍にスラグホーン先生もご満悦の様子です。ちなみ2人は他の勉強の合間に少しだけ復習していただけです。
『さて、そろそろ例の準備をしよう』
『そうだな、やるとするか』
問題無く進級が確定したので準備をするとします。
『お願いします校長先生!僕達はホグワーツに残りたいのです!』
『お願いします!』
『ううむ、残念だが規則じゃからのう』
校長先生にホグワーツに残りたいと直訴しましたが断られました。しゃーない。
ションボリした様子を装いスリザリン寮の談話室に戻ります。
『『はあ……』』
『どうしたんだ2人とも?』
『マルフォイ先輩、お恥ずかしい話なのですが……』
2人の様子に心配してアブラクサスが話しかけてきたので事情を説明します。
『ふーむ、そうなのか。……そうだ君達、夏休みの間僕の屋敷に来ないか?屋敷には部屋がいくつもあるし君達が滞在するくらい問題ないさ』
『『本当ですか!?』』
ヨシ!アブラクサスから屋敷に招待されました!学年末試験で歴代最高点を叩き出した将来有望な2人を引き込みたいのでしょう。この恩はいずれ必ず返しますね。
『まずは父上達にお伺いをたててみるよ。まあ君達については既に話しているし父上も無下には扱わないだろう』
『『ありがとうございます!!』』
【うまくいったね】【計画通りだ】
いやあマルフォイ家に媚を売った甲斐がありましたねえ!マルフォイ家は純血の名家でホグワーツにもない蔵書が数多くあるので貴重な勉強チャンスです。トムもきっとマルフォイ邸を気に入るでしょう。
『今年の優勝はスリザリン!!』
修了式となります。他の3寮を引き離してスリザリンの圧勝でした。ちなみにスリザリンが今年稼いだ得点の内1割がウィリアムとトムによるものです。化け物かな?(畏怖)
『よくやったぞ2人とも!スリザリンの未来は明るいな!』
上級生達から褒められつつ2人はパーティーを楽しんでいます。まだ1年生なのに既に天才コンビとしてホグワーツでは有名となりました。
『夏休みか……先輩が言うにはマルフォイ家から屋敷しもべ妖精が迎えに来ると言ってたっけ』
『ああ、数日ほど我慢すればいい』
夏休みはマルフォイ邸で過ごすことが決まり2人も上機嫌です。
夏休みとなり、帰りの汽車に乗ってゴーント家へ戻りました。
『埃が積もっているな……未成年だから魔法を使えないのは不便だなあ』
ホグワーツに行っている間に小屋が荒れていますので修繕します。人力で片付けるのは非力なウィリアムには大変ですが暇ですし掃除しておきましょう。モーフィンはまだ釈放されないようですね。
『ウィリアム様ですね?お迎えにあがりました!』
掃除しながら勉強している内に屋敷しもべ妖精が来ました。屋敷しもべ妖精に姿現ししてもらいマルフォイ邸に移動します。
『今のは姿現しかい?杖もなしに呪文が使えるなんて屋敷しもべ妖精って凄いんだねぇ!』
『そんな!私如きにお褒めの言葉など畏れ多いです!』
『ウィル、君も今来たんだね。……しかし先輩の屋敷は凄いな』
トムも同時に移動してきたようで合流しました。初めて見る純血の名家の屋敷に感嘆していますね。
『ようこそ2人とも。ゆっくりしていってほしい』
アブラクサスとその両親が迎えてくれました。アブラクサスは歓迎ムードですが両親は注意深く観察していますね。ここで粗相をすれば評価が下がり今後呼ばれなくなるのでマルフォイ邸では礼儀正しく過ごすとしましょう。貴族のテーブルマナーなどについてはホグワーツで勉強の合間に習得しましたので問題はないはずです。
マルフォイ邸の滞在を長々と見てもつまらないので加速します。
8月も後半になりました。ウィリアムとトムはマルフォイ邸で借りてきた猫のように大人しく過ごし、勉強に専念していました。充実した日々を過ごしトムも満足気です。
『ふくろう便が来たよ。2年生で必要な教科書とかが書かれてるけど……お金どうしようか』
『中古で購入すればいいだろ。それか奨学金を申請すればいい』
『君達、心配しなくていい。僕の家から援助させてくれ。今度の週末は一緒にダイアゴン横丁に行こう』
資金繰りに頭を悩ませていましたがアブラクサスから資金援助の提案がありました。やったぜ。
『そこまでしていただかなくても……』
『遠慮しなくていいさ。両親は君達の事が大層気に入ったようでね。快く援助するという事だ』
『僕達の為にありがとうございます!』
夏休み中にマルフォイ家の両親の友好度を上げた甲斐がありました。まあ2人は天才で品行方正な美少年で嫌われる要素がありませんから、よほど下手な真似をしない限り嫌われることはないです。
2人の資金援助くらいマルフォイ家なら余裕です。原作でもドラコがスリザリンのクィディッチチームに入った際、チーム全員にニンバス2001をプレゼントするくらい金持ちですからね。
ダイアゴン横丁で買い物を行い鍋やローブを新品の物に買い換えました。マルフォイ家マジパネェ!現在ウィリアムとトムはマルフォイ家と一緒に9と4分の3番線のホームにおります。
『夏休みの間お世話になりました』
『また来年の夏休みも屋敷に来なさい。歓迎しよう』
や っ た ぜ!マルフォイ家の両親から来年も来るように言質を取りました。金蔓もとい寄生先としてマルフォイ家を有効活用するとしましょう。いずれ友好度を上げて闇の魔術に関する秘密の蔵書を読ませてもらうつもりです。
『素晴らしい屋敷だったね』
『うん、来年も行けるなんて光栄だ』
2人とも夏休みを有意義に過ごして満足な様子です。本来なら掘っ立て小屋と孤児院で過ごす羽目になるとこでしたが頑張ってマルフォイ家に取り入った甲斐がありましたよ。
今回はここまでです。
ご視聴ありがとうございました。
マルフォイ父「トム・マールヴォロ・リドルは孤児だが才気煥発でパーセルマウスなのか……ウィリアム・ゴーントの祖父の名はマールヴォロ……マールヴォロの娘メローピーは家出して行方不明……そしてゴーント家は生まれながらのパーセルマウスとして有名……」
マルフォイ父「あっ……ふーん(察し)」
【朗報】トム・リドル、夏休みの間はマルフォイ家に滞在することに。ホグワーツの次にマルフォイ邸に思い入れができる模様。そのおかげで未来ではマルフォイ家に対しての態度が少しだけ甘くなる(当社比)
次回の投稿は不定期となりますのでしばらくお待ちください。失踪したらお許しを。
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